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ワインな ささやき ※「はてなブログ」(https://may-w.hatenablog.com/)に引っ越します

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

フレンチビストロならではのワインセレクト

2011-06-14 23:43:59 | ワイン&酒
4月に訪問した六本木の「ビストロ喜長」でいただいたワインはコチラの2本でした。


Macon Charnay 2008 Domaine Manciat-Poncet (仏、ブルゴーニュ)

ブルゴーニュといっても、南部のマコン地区(マコネ)のAOC Macon-Villagesで、
Charnay(シャルネイ)が村の名前。マコン市のすぐ西側に位置する村です。

シャルドネから造られた白ワインで、醸造はステンレスタンクのみ。
色がかなり濃いめのコハク色で、この色を見た時に、これは熟成が進んでいるのでは?と感じました。
口にすると、やはり熟成感があり、まろやかで落ち着いた味わいです。

個人的な好みでは、もう少し酸が強めに感じるとバランスが良いように思います。
穏やかで丸みのあるシャルドネが好きな人にオススメです。



Touraine Amboise Rouge Ad Libitum 2005
Domaine La Grange Tiphaine
 (仏、ロワール)

次は赤ワインをチョイス。
トゥーレーヌ地区のAOCトゥーレーヌ・アンボワーズで、このアペラシオンは赤ワインが75%を占めています(残りは白とロゼ)。
赤はガメイ、カベルネ・フラン、コット Cot(Malbacの別名)などのブレンドとなります。



カベルネ・フラン45%コット(樹齢110年とか!)35%とガメイ20%をブレンド

飲んでみると、やはりカベルネ・フランの特徴が強めに出ています。

2005年なのに、爽やかで清潔感があり、フレッシュでチャーミング。
時間が経つと、ふわりやさしく、まろやかさが出てきて、どんどん旨味が出てきます。
が、ひと口めは1本目のマコン(2008年)よりも若々しく感じました。
もう少し熟成させたらどうなるんでしょう?と期待させますね。

現当主はダミアン・デレシュノー。祖父、父からドメーヌを受け継ぎ、初ヴィンテージとなる2002年からすぐに注目を浴びた若手生産者とのこと。極力自然に近い栽培を行っています。ここはじっくり見守っていきたいですね。



「ビストロ喜長」のワインリストは・・・実は見たことがなく、気分と予算を言ってオススメを数本提案していただき、その中から気になったものをチョイスしています。

この日は2人でボトル2本でしたが、そんなに飲めないという人にはグラスで飲めるワインも開いていますので、オーナーに気軽に相談してみてください。
ワインの持ち込みもできますよ(たしか1本につき1,500円だったはず)


 ビストロ喜長  (港区六本木7-12-20 )

    http://www.kicho.info/


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