お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

葬儀は誰のために・・・

2018年02月05日 | テレビ

 NHKのドラマ「this  is  us36歳 これから」を初回から見ています。

 アメリカの日常生活や人間関係ってあまりにも自分とはかけ離れていて、時には見るのをやめようかなと思いつつ、とうとう最終回を残してずっと見てきました。

 三人の同い年36歳の兄妹が主人公で、うち一人は養子で黒人、一人は超肥満の女子、もう一人はややお調子者の役者。三人がそれぞれに問題を抱えているので話しはかなり入り組んでいます(更に三人の両親のことも昔に戻って頻繁に語られるので、多分途中からこのドラマを見始めた人は混乱して途中で見るのを辞めるんじゃないかしら)

 黒人の男性ランダルは一番優秀で、妻と二人の娘と幸せな家庭生活を過ごしていましたが、そこに肉親の父親ウイリアムが36年ぶりに現れます。彼は重い病に冒され、もう残された時間は少なく、ランダルは自分を捨てた父親でしたが葛藤の末受け入れます。

 そしてしばらくの間共に過ごした後、父親は亡くなります。短い時間でしたが、ランダル一家の悲しみは深く、家族ばかりか近所の人にも愛されていたことが判明し、ランダルは更に父親への愛を深めます。

 心に残ったのはウイリアムの葬儀です。家族親族が集まり、ランダルの家で内輪で行われました。計画を任されたのは小学生のランダルの娘たち。ウイリアムの意向を受けて、誕生会のように賑やかに飾り付けされた居間で、それぞれが思い出を語り合い、ウイリアム好きだったものを食べて、その後散歩が好きだったウイリアムを偲んでみんなで散歩します。

 これはいわゆる「葬儀」とは違って「偲ぶ会」とでもいうのでしょうが、良いなあと思いました。普通のいわゆる葬儀ではこうしてみんなで分かち合って、故人を偲んで語り合い、慰め合うって殆どないですものね・・・このお話を長い間見てきて、一番良かったシーンでした。残された遺族たちにとって、悲しみが癒やされる方法だと思いました。

 さて、最終回はどうなるのでしょうか・・・(もう放送されたので、録画を見るのみですが)

登場人物

ケヴィン・ピアソンケイト・ピアソンランダル・ピアソンウィリアム・ヒル
 


 

 
 
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