拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

刑事コロンボのコートは今後どんどん汚くなっていくはず

2020-04-02 09:07:55 | 日記
カンレキをすぎてからはこの時期、新年度の仕事をどうしようか思案をするのだが、今回、また1年がんばってみようと思い、教材作りに着手した。生徒が集まるかどうか不明であるが、見切り発車である。例えてみれば、客数の見込みがつかないのにとりあえずピザ生地をこねるピザ屋さんである。まあ、毎年そうであるが。仕事に加えてクラリネットとヴァイオリンの練習もしなければいかん。テレビを見てる暇はない。幸い、「やすらぎの刻~道」と「おしん」が終わった。「おしん」の後番組の「はね駒」は今のところ見ていない。面白いという評判が立ったら録画を見よう(これまで三台あったブルーレイ・レコーダーがどれもこれも使えなくなった。まったく、ファーニナル家の家来と一緒である(数があっても役立たず~バラの騎士)。仕方なく新しいのを買ったらなかなかに技術が進歩していて使いやすい。と思ったら、背面に入力端子がない。これが最近の傾向らしい。これでは「役立たず」から新品へのダビングができない。思惑外れである)。とか思ってたら、なんと「刑事コロンボ」が始まってしまった。せっかくテレビっ子卒業と思ってたのにこれを見ないわけにはいかない。これを見ていたのは高校生の頃。「コロンボ」と仇名された先生がいたから間違いない。なぜその先生が「コロンボ」なのか、たしかなことは忘れたが、ぼろいコートを着ていたからだと思う。ご本人も生徒にそのように仇名されているのを意識していて、手を額にかざすポーズを真似ていたし、他校への転任の挨拶のときウケをねらって「刑事コロンボも去り」と言っていた。そう、高校時代に「コロンボ」の放送が終了し、その後番組は「警部マックロード」だった。こちらは「コロンボ」と違って、犯人が誰だか最後まで分からなかった。で、今回、久しぶりにコロンボの第1回を見たら覚えてるシーンがあった。犯人が検察官の知人に圧力をかけてコロンボを担当からはずそうと画策したとき、コロンボは「担当からはずされました」と言ったがこれはウソで、ホントは、「いっそう怪しいからがんばれ」と上司からハッパをかけられたって言うシーンとか。ちょっと気になったのは、コロンボがまだよれよれのコートを着ていないこと。犯人から「外見のコンプレックスがある」とディスられてはいたが、まだまだ全然ぴしっとしている。この後、どんどんコートが汚くなっていくはずである。因みに、スターウォーズのダースベイダーのマントは、第1作からへりが薄汚れていた。宇宙船の床は相当に汚いらしく、そこでマントを引きずるからゴミがつくのだろう。ピーター・フォークはコロンボで世界的に名を馳せたなと感じたのは、ヴィム・ベンダース監督のドイツ映画「ベルリン、天使の詩」で、ピーター・フォークが「コロンボを演じる役者」の役で出たのを見たときだった。そう言えば、高校の同級生に、コロンボ先生(実物ではなくて、仇名を付けられた方)にほの字になった女子がいた。コロンボ先生のために毎日弁当をこしらえてきたっけ。コロンボ先生はその弁当を平らげていた(先生にも気があったというより、むげに返すわけにはいかなかったんだと思う)。その女子は、今、ある分野で別の名前で有名人になっている。

「若い男」は私です

2020-04-01 10:39:58 | 日記
待てよ。近所のスーパーの4時からの卵1パック99円の特売には行列ができる。行列はこの時期いかん。コロナ感染リスクがある。4時をちょっと過ぎても特売の卵はいつも残っているから行く時間をちょっとずらそう。と思って4時10分くらいに行ったらあとわずか。そういえば、このご時世、特売じゃなくても夕方卵は売り切れていた。だからといって、みんな平気で行列を作ったのだろうか。ただ、前後でおしゃべりをしなければ「密閉」「密集」「密接」の三密のうちの「密接」には該当しない。これらにかっちりあてはまるのはナイトクラブだそうだ。しかし、どっかのクラブのママさんがインタビューで「店を閉めろと言われれば締める。だが、ホステスの給料はどうするんだ。みんな背中にいろんなものをしょってる子ばっかりなのに」と答えていた。「いろんなものをしょってる」。お、重い言葉である。ナイトクラブが例として挙げられていたが、接待を伴うといえば、キャバクラやスナックも同じだろう。私には縁のない世界であり、常々、人はなぜああいうところに行くのだろう、と思っていた。が、最近少し行く人の気持ちが分かるようになった。一人暮らしだったり、家族がいても実質一人暮らし(?)だったりすると、やはり人と話したくなる。話を聞いてほしくなる。私などは、歌の会のアフターでしゃべり散らかしてるからそっちで間に合ってるが、そういう場がない人にとってはオアシスとして必要なのかもしれない。そういう意味で、歌の仲間には感謝である。特に某お姉様には深謝につぐ深謝。アフターでみんなで飲んでいて、そろそろお開きとなっても風呂場の壁のパッキンに生えたカビのようにその場に根がはる私は容易に動こうとしない。すると、みんなが帰るなか、一人残ってお相手をして下さったのが某お姉様であった。それだったら、こちらも精一杯楽しんでいただかなければいけない、サービスしなければいけないと思い(芸人か)、ほかでは決してしない「とっておきの話」をしてさしあげる(これは私にとってもありがたい機会である。「王様の耳はロバの耳」とどこかで叫びたいものである)。だが、それもそろそろネタ切れ。こないだなどはあくびをされたお姉様に「え~、つまらなかったですか~」と不安げに聞く私に対して「いいえ、とっても面白いですよ」ととことんお優しい、人助けの精神に満ちたお姉様である。が、このところ、雲行きが変わってきた。お姉様にはご立派な旦那様がいらっしゃるが、奥様が合唱団や歌の会で遅くなられても決してお怒りにならないと聞いていて、ご理解のある旦那様だ、と恐縮していたのだが、なんとそれは勘違いによるものだということが最近判明した。旦那様は「合唱団」=「ママさんコーラス」という観念をお持ちだそうで、奥様がご一緒している歌仲間は女性ばかりと思ってらしたそう。どうもそれが違うらしいと最近お気づきになったそうで、「早く帰ってこい」とおっしゃるようになったという(それだけ、奥様が大好きな証拠である)。これはまずい。特に、途中でみんなが帰った後は、「若い男と」(若い男=私。文句あるかっ)「二人きりで」「酒を飲んでいる」わけだ。「若い男と」「二人きりで」「酒を飲んでいる」(しつこく繰り返す。「若い男」というフレーズが結構気に入っている)とキーワードだけを羅列するとこれは実情をご存じないご亭主を刺激するのに十分であまりある。ということで、某お姉様は最近アフター会に参加されなくなった。つうか、そもそもこのコロナ騒ぎで某会や某団の練習自体がお休みである。さあ、そうすると、これまで浮上してこなかった問題、私が独居青年(?)であるという問題が浮上してくる。仕事上の人とのコンタクトもほとんどメールで済ましているから、一日中猫以外と口をきかないという日もあったりする(猫としゃべるのも「ニャー」、つまり日本語ではない)。だったら行きつけのスナックとか開拓しようか……って、だから今それを控えろって話なのだ。このところ、酒量が激減したので(禁酒はやめたが、家ではちょびっとしか飲まない。休肝日もある。その分、外ではたくさん飲もうと思うのだが最近機会がない)、体調はすこぶる良い……が、頭は尋常ではないようで、頻繁に奇っ怪な夢を見る。これはこれで面白い。密かに夢日記を付けようかしらん。