拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ドイツ・レクイエムの歌詞(トムが覚えられなかった聖句)

2020-04-03 12:07:03 | 音楽

心根を入れ替えるため、バスタオルも新しくした。なにせ、これまでのやつがどれもこれも黒ずんじゃって気分が悪い。数があっても役に立たないのはファーニナル家の家来と一緒である(また言ってる)。購入したのは3枚。白とピンクの2枚だと、ピンクの方をまだ見ぬ将来の花嫁のためにとっておこうなどと余計なことを考えそうなので、もう1枚青も購入。ところが、じゃこれはまだ見ぬ将来の子供のためかいなどという考えが頭をかすめる自分が恐ろしい(今子供ができれば、子供の運動会で私が徒競走に出るのが70歳前後である。そしたら元陸上部の脚の見せ所だとちょびっと血が騒いでいる自分がさらに恐ろしい)。冗談はおいといたとしても、洗濯のローテーションを考えれば3枚は必要である。だから国が配ってくれるという2枚のマスクもありがたくいただくが、同じ理由で3枚だったらもっとありがたいのにと思う。子供と言えば、子供のとき読んだマーク・トゥエインの「トム・ソーヤーの冒険」をドイツ語で読むつもりであることを以前書いた。子供のときは気づかなかったが聖句が出てくるらしく、聖句だったらシュッツやバッハを歌ってきた関係上、ドイツ語の方がなじみがあるのでドイツ語で読みたい、あんちょこ(日本語対訳)は有料なので、とりあえずなしでがんばる、子供用だからなんとかなるだろう、ってことも書いた。なんとかならなかった。甘くみていた。英語の原文が、比喩にとんだ、「素直でない」文章らしく、各国の翻訳家もその味を出そうとして「素直でない」訳をつけているのである。そう言えば、子供の頃日本語訳を読んだ時も読みにくいと思ったことを後から思い出した。ということで、あっという間に白旗。あんちょこを購入した(被害が拡大する前にあっさりと白旗を掲げる私は、戦中の日本の指導者よりも偉いと思う)。さて、お目当ての聖句であるが、出てきた出てきた。あっと驚く為五郎!トムが覚えられなかった聖句がこれである。「Selig sind die da Leid tragen.Denn sie sollen……」。ドイツ・レクイエム(ブラームス)の第1曲の歌詞である。歌詞として知っていた聖句が出てきた、これは思惑通り。しかもそれがドイツ・レクイエムということで感無量、思惑以上である。ドイツ・レクイエムと言えば、今月末にKMCの本番でこの曲をアルトの一員として歌うはずだったが、コロナのせいで1年延期となった。事務局の方々はさぞや大変であったろう。お疲れさまでございました。まあ、しかし、来年もまた同じ仲間とこの曲を歌えるわけだから、オリンピック同様楽しみが延びたと考えよう。来年再び、ソプラノ=アルト同盟で第6曲の「あおり運転」ができる日が待ち遠しい。さぞや感動的なことだろう。めいっぱい、失神するほどあおるぞー!