拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ガラス越しのキス

2020-04-17 10:56:36 | 日記
まるで「サラリーマンNEO」。今度の朝ドラ「エール」は作曲家の生涯を描く作品のはずなのだが、いやそうなのだろうが最近はコメディ色満載。堀内敬子が出てるからいっそう「NEO」っぽい。あまりにおばさんおばさんした役作りだから最初は分からなかったが声を聞いて堀内敬子だと分かった。私は声フェチである。その「エール」もコロナのせいでしばらく撮影中止だという。「新婚さんいらっしゃい」も無観客だから文枝さんが椅子からこけても誰も笑わない。それでも新婚さんは以前通りくっついて座ってる。そりゃそうだろう。家でくっついてるんだから(とは限らない?)。新婚さんが間隔を空けて座っていたらいかにも将来を暗示するようで縁起が悪いし。まあ運命共同体だからよいだろう。そうやって新婚さんがくっついてたらMCの文枝さんと山背さんもくっつかざるを得ない。このお二人は運命共同体ってわけではないし、最近のテレビの傾向にも反するがやむを得ないのだろう。そういうば、夕方の報道番組で、「人と会うのをがまんしろ」と言った解説委員に対して、「恋人同士が会ってはいけないのか」という質問があった。とっさの回答は「自分で考えろ」。もっともな回答だと思ったが、あまりにも冷たかったと反省したのか「付き合い始めたばかりなのか、付き合って長いのかによっても違う」とフォロー。ってことは、付き合い始めたばかりなら、今が「固め時」だから会ってもいいが、もう長い付き合いだったら少々会わなくても大丈夫だからがまんしろ、ということだと私は理解したのだが、よく考えたら逆もまた成り立つ。付き合い始めなら双方とも燃えたぎってるから多少会わなくても関係はゆるがない(どころか逆に会いたい気持ちが募りに募る)が、長くてマンネリだったらこれがきっかけで別れてしまうかも知れない(コロナ離婚)。件の解説委員がどっちの意味で言ったのかは不明である。そう言えば、今時の若い世代(私も十分若いが、私よりもっともっともーーーっと若い世代)は、ネットでヴァーチャルでアバターを使ってデータをするのだという(Iさんがイケメンの息子さんから聞いた情報)。へー!「アバター」って映画があって、本人はカプセルの中で寝てるのに身代わり(アバター)が動き回って先住民と恋をするとそれが本人の意識に反映されるって話だったが、そこまではいかないらしいが、それでもヴァーチャル世界でアバター同士がキスをすると本人もした気分になるのだろうか。そう言えば、大昔に「ガラス越しのキス」ってぇのがあった。これも言ってみればヴァーチャル・キスだが、今考えてみると相当ばっちい。それこそガラスにどんなウィルスが付着しているか分からないから特にこのご時世にあっては厳に控えるべきだろう。因みに「ばっちぃ、ばっちぃ」と歌うのはツェリーナである(オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より)。