拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

襟カラーは後ろ留め!?(トム・ソーヤーの謎が解けた!?)

2020-04-04 16:53:12 | 日記
先ほど提起した疑問(トム・ソーヤーは、なぜ泳ぐときに襟カラーをはずさなければならなかったのか?)について、がんばって謎解きをしろというハッパ激励をいただいたので、がんばってみた(そんなハッパ、誰もかけてないって?あなたの何気ない一言が私の心に火を付けるのですっ(何のこっちゃ))。すると、襟カラーには、襟そのものと、襟の中を通すカラー(学ランの襟ん中のカラーがそれ)との二つの意味があるのだが、後者の意味だとして、そのカラーのうち、昔カトリックの神父さんが付けていたやつは「後ろ留め」だったというのである。私などは、カラーというと学ランのカラーを思い浮かべるから、前が開いたやつを思い浮かべるが、神父さんが付けてたヤツが後ろ留めだったということは、前は開いておらず、つながっていたということである(そういう写真もあった)。もしトムが縫い付けたカラーがそういうカラーだったとすると(神父さんがしたものを開拓時代のアメリカの少年がしたとしてもおかしくない)、シャツが前開きだったとしても、それに縫い付けたカラーの前がつながっていれば、泳ぐために服を脱ぐときは、カラーははずさねばらないことになる。おおっ、おおっ、これが答のようではないか!少なくとも有力説になるのは間違いない(有力説って自分で言うものではなく、回りが言うものであるが)。現在、歓喜に打ち震えながら、緊急で記事を書いているところである。これで今日二つ目の投稿。ついでだ。さっきの記事の続きをもう一個書こう。結局、体重計は従来型の簡単なやつを買った。それで測ってみたら、おろーっ、減ってる。やはり、酒をだらだら飲むとおつまみもだらだら食べる。それをやめれば、多少のケーキのカロリーでは挽回できないらしい。

襟カラー

2020-04-04 09:58:43 | 日記
最近、朝はトーストにお紅茶。トーストは、例えば今日は三つのエリアに分けて、それぞれマーガリン、塗るチーズ、ココナッツバターを塗る。中世ヨーロッパの三圃式農業を彷彿とさせる。お三時にはやはりお紅茶でおケーキをいただいたりもする。減った酒量をスイーツで補おうと体が欲しているのかもしれない。だが、A姐さんは、スイーツの食べ過ぎで私のお腹回りが1.5倍になったら街で私を見かけても知らんぷりをするそうだ。知らんぷりをされたら寂しいから体重計を買いにいこうと思うが(持ってたやつは母にあげてしまった。施設が用意しろって言うんで)、昔ながらのやつにするか乗っただけでいろいろ計れるやつにするか悩んでいる。後者は計るとき裸足にならなければいかん。冬場は冷たい。しかも電池がいる。悩みが尽きないところで本題。「トム・ソーヤー」を読んでて、半世紀前と同じ疑問にぶちあたった。トムのシャツに縫い付けられていた「襟」のことである。それはこういうシーンで出てくる。夏の暑い日、トムは学校をさぼって泳ぎに行く。夕食時、そのことを疑ったポリーおばさん(育ての親)が、トムに上着を脱いで襟を見せて見ろ、という。だが、襟は縫い付けられたまま。ポリーおばさんは邪推だったことをわびるが、そのとき弟のシド(シドニーの略だということを今回知った。すると、トムは当然トーマスの略なのだろう)が、「おばさんは白い糸で縫い付けたはずなのに糸が黒いよ」と余計なことを言ったおかげでトムが泳ぎに行ったことがばれるというシーンである。ここで第一の疑問。襟って最初からついてるじゃん。なんで縫うの?だが、便利な今のご時世、この疑問はググってすぐに解消。襟は汚れやすい。だから、昔は、そこだけ洗えるように着脱式になっていて、着る時いちいち縫い付けていたらしい。そこで浮上する第二の疑問。話からすると、トムは泳ぐとき襟をはずして、泳ぎ終わったとき縫い付けた、その際の糸の色の違いで悪事が露見したということだが、なぜ泳ぐとき襟をはずす必要があったのだ?襟が付いたままシャツを脱げばよかったのではないか。この点、ググっても確答は得られなかった(同じ疑問を持つ人はいたが)。だから推測だが、シャツを脱ぐとき襟をはずさなければならなかったということは、襟はシャツに縫い付けられる際、前開きの部分も同時に縫い付けられ完全な「わっか」になっていたのではないか。だから、シャツを脱ごうと思ったら、前開きの部分の糸を切って開かなければならなかったのではないか。ことの真偽は依然不明である。カンレキまで生き延びて、半世紀前の疑問はたいてい解消しているが、(例えば、「サンダーバード」の主題歌は、「青く光るヒーロー、いっ、宇宙へ」ではなく「青く光る広い宇宙へ」であるということ。ずっと勘違いしていた私は、「いっ」のところをいきんで歌っていた)、この疑問が果たして生涯中に解決されるかは疑問である(おそらく、アメリカ人による英語のサイトまでたどれば解答を得られるかもしれないが、英語を読む気力はない)。それよりも、「襟」で思い出したことがある。中学、高校時代、制服は詰め襟だったが、そうそう、「襟カラー」ってのがありましたよ。プラスチック製で襟の内部にパチっとはめるやつ。当時は、「そういうもの」として着用していたが、今回初めてその意味を知った。前記の通り、その昔襟は着脱式だったが、そのうち、服の一部となり、汚れがつきやすい内部だけ交換できるように襟カラーができたそうだ。トム・ソーヤーの襟の謎については迷宮入りの様相を呈してるが、調査の過程でとんだ副産物があったものだ。