拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「デューン/砂の惑星」

2020-04-15 12:53:54 | 日記

スーパーでパンは普通に売っているというのに強力粉の棚は空のまま。メーカーの在庫はあるというから、トイレットペーパー同様配送が間に合ってないのだろう。そのうち並ぶことだろう。それにしても、世にこれほど家でパン作りをする人があろうとは。ホームベーカリー(器械)は各家庭にそんなに普及していたのか。私はもっぱらピザ生地を作るために使っているが。スーパーと言えば、これまでレジの行列を横断するのはなかなか大変であったが、最近は「ソーシャル・ディスタンス」のおかげで隙間をすいすい通過できる。さて。三時のおやつを召し上がるようになったワタクシ、体によいというチョコレートがお気に入り。チョコレートは2月14日に人からもらうものではなく、自分で買って食べるものである(急に怒りモードのワタクシ。気を取り直そう)。だが、砂糖をとりすぎてはいけないからカカオ含有量95%のヤツを買ってきたらなるほど「このチョコーレトは苦いです」とのメーカーの自己申告はダテではなく、あまり旨くない。私には旨くないヤツはラーメンに入れてごまかして食らうという習慣がある。早速実行。むむっつ、茹でてる最中から立ち上るカカオの香り。思ったより強烈。見た目も変である(写真は残り汁)。はっきり言って悪趣味な試みであった(もうしない)。悪趣味と言えば、1980年代に公開された「デューン、砂の惑星」(デイヴィッド・リンチ監督)。新聞評に「SFなのに、(スターウォーズなどとは違い)宇宙船は動かない。すべてが重い」とあったので興味がわいて観に行った。たしかに妙ちきりんな映画であったが、私は妙にはまった。感動したと言ってもよい。後にテレビで放送されたときにビデオに録画したのだが、DVD(ブルーレイ)時代になってなかなか放送がない(ようやく最近BSが放送してくれた)。あんなに名作なのになぜ、と思っていたら、世評はかんばしくなかったことを最近知った。なんとかという有名監督はやはりこの作品を映画化したかったがリンチに先を越されてショックを受けたが、上映された作品の出来があまりにひどくて喜んだそうだ。Wikiにも「評価は芳しいものではなく」とある。しかし、Wikiには「彼独特の悪趣味的世界観が全面に出ており、映画マニアの間ではカルト作として一定の評価も得ている」ともある。え?私はマニアか?自分ではそうは思ってないし(オペラについてはマニアックであることを自認しているが)、カルトは逆に苦手である。ところで、辛口の評価を下した人の多くは原作を読んだ人だという。そう、私も前から原作を読みたかった。しかし、もう一つ読みたい本が増えた。昨日「銀河英雄伝説」について記事を書いたらリンク先のFBに原作のファンだというコメントを複数いただいたので私も読みたくなったのである。キンドルにダウンロードしようか。現在、キンドルの有料読み放題に加入して読むか、個別に購入して読むかの思案中である。ただし、有料読み放題でダウンロードした場合、読み放題をやめるとダウンロードしたヤツは消えてなくなるという。それもさびしいし……因みに、リンチ監督は「デューン……」で主演したカイル・マクラクランがお気に入りのようで、後の「ツイン・ピークス」もこのコンビだった。「ツイン・ピークス」こそ奇っ怪だったなぁ(そして面白かった)。