拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

森の子ヤギも通風かい?

2020-04-16 09:17:08 | 音楽
「シャル・ウイ・ダンス?」と聞かれて「ウイ」と応えていたのはなぜだろう(朝ドラ「エール」)。「ウイ」と言えば「シェフ」。日本国内でもフレンチの厨房ではフランス語で会話をするんだとどっかのシェフが言っていた。するとイタリアンなら「Si、シェフ」、ドイツレストランなら「Ja、シェフ」、和食なら「Hey、大将」ってとこか。「はい、大将」だと怒られるだろうか。ばかやろー、はいなんて言うんじゃねーんだよって。普通「はい」と言えば「いいお返事ですね」と言われるところである。因みに「Hey」をドイツ語読みすると「はい」である。なーんて言ったら、ばかやろー、理屈こねるんじゃねーんだよって、怒られそうだ。因みに私、今の仕事を引退したらピザ職人に弟子入りしたいと夢想している(夢想しつつほぼ毎晩ピザを焼いている)。弟子入りしたら「Si、シェフ」と言うのだろうか。さて、「エール」のダンスシーンではバンドの中に当然ながらクラリネット奏者もいた。そうしたクラリネット吹きにとって許せない歌は「クラリネットをこわしちゃった」。いや、こわれることはある。しかし壊れ方がひどい。最初、ドとレとミの音が出なくなる。それがあっと言う間に「♪ドとレとミとファとソとラとシの音が出な」くなる。オクターブ全滅じゃんけ。長調で歌ってる場合ではない。すると出る音はピアノで言うところの黒鍵だけだ。黒鍵だけと言えば「猫ふんじゃった」。これもひどい歌である。猫ふんじゃったと明るく歌ってる場合ではない。「♪ねこふんずけちゃったらひっかいた」?当たり前である。猫に謝るべきだ。因みに、この曲は世界中に広まってるが、発祥国、作曲者とも不明、各国で異なる歌詞がついいてるそうで、だから猫が出てくる必然はないのだが、日本で作詞をした人が猫を選んだので「猫ふんじゃった」になったらしい。たしかに「♪いぬふんじゃった」ではぴんとこない。猫以外ならどの動物が語呂的によいだろう?いろいろ試す。「♪ヤギふんじゃった」は結構いけそうである。ヤギと言えば……めー、めー、もりのこやぎ、もりのこやぎ、こやぎあるけばあんよが痛い……おおっ、子ヤギも通風?親近感もりもり。しかし通風で痛かった大人ヤギ(私)のあんよはおかげさまでかなり回復。「病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番の第3楽章である。