拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

紫色のブロッコリー

2020-04-05 09:53:24 | 日記
このところのスーパーの混み具合は尋常ではない。1パック99円の卵を求める列などは、通常時より長いくらい。巣ごもり消費がさかんということで、消費がさかんなのは歓迎すべきだが、こんだけ混むと、ガラガラの電車や飲食店よりもさらに危険?と思うほどである。さて。先日放送していた「農家めし」でいろんなアスパラを紹介。青いアスパラの色はアントシアニンという物質によるもので、食べると甘いが、熱を加えると緑色になってしまうそうな。そう言えば、件のスーパーで売ってるブロッコリーも「半分、青い」(という朝ドラがありました。私にさかりがついたのはあの番組のせい)。青いヤツはなんだか薄気味悪くて避けてたのだが、そうか、アントシアニンか、甘いのか、次回はそっちを選んで買おう。それから「ポール・マッカートニーが絶賛したアスパラ」も登場。ちょっと無粋なことを書くと、「ポール・マッカートニーが絶賛した」は事実の記述だからよいが、かりに「ポール・マッカートニー・アスパラ」という名称を勝手につけて売り出したら、これはポールの名前が持つパブリシティ権(顧客吸引力)の侵害であり損害賠償の問題が起こりうる。それに対し、競走馬を含む物の名前についてはパブリシティ権は認められていないから、例えば、私が将来開店するかもしれない「安いだけが取り柄のイタメシ屋」で「ジェンティルドンナ・パスタ」「ジェンティルドンナ・ピザ」をメニューに載せたとしてもこれは不問である。それから(番組の話の続き)、アスパラを作っている新婚カップル(40前後)が登場。毎晩二人で晩酌をするそうで(羨望のため息)、奥さんの方が強いそうで(大いにありうる)、ただし、強いだけあってときどき意味不明のことをするそうで(分かる、分かる)、先日も夫が朝冷蔵庫を開けたら奥さんが入れたとみられるバスタオルが入っていたのだそう。もちろん奥さんは覚えてない。こういう奥さんの「記憶を無くしての奇行」は、私も思い当たる節がある……どころではなく、節だらけであったが、大いなる反省のもと、現在は別人である。朝、歯磨きをするときの「ウゲー」が全くなくなったことは自分でも驚きである。とにかく「記憶をなくすまで飲む」ことは、現在の私にとっては、三密と並んで避けたいことである。喉元過ぎれば熱さを忘れる?違うっ。羹に懲りて膾を吹く、である。