拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

グラン・パ・ドゥ・ドゥー

2012-12-23 22:18:48 | インポート
今日(mein Geburtstag)聴いた曲、いつ聴いてもうきうき!しいてドイツ語にすれば、Ein grosser Tanz der zweienて感じか。移動ドでアレグロで「(ズンタ、ズンタ、ズン)ソ、ドーーミラーーレソーーシドシドミラーー♯ドレ♯ドレシラーー♯レミ♯レミソ……)」。Geben Sie mir Antworten!Denen,die mir die richtege Antwort geben,gebe ich einen heissen Kuss!公序良俗に反する条件を付した契約は全部が無効になりますので、安心して解答してcio。ヒント1:黒。ヒント2:この人の音楽を単純だと言った誰かに対してC.Kleiberは単調とはなんだ、と怒った。

N山幼稚園で歌ったもろびとこぞりて

2012-12-23 14:12:38 | インポート
私が通ったN山幼稚園は、キリスト教系。当時、地理的に、N山町民は、N山幼稚園、T山町民は、T山保育園と相場が決まっていて。N山幼稚園がキリスト教系で文部省(当時)の所管、T山保育園が仏教系で厚生省(当時)の所管なんてことは、あまり意識されていなかったような。で、今から思えばN山幼稚園がキリスト教系だったなーと感じられるのは、もろびとこぞりてを歌わされたこと。意味なんか、なーーーんにも分かんなかった。「みんな一緒に」だったら分かりやすいのに(「みーいーんなー、いっしょーおーにー」じゃ音の乗りが悪いか)。で、もろびとこぞりてのメロディーですが、ヘンデルのメサイアの「Glory to God」「Lift up your heads」を元になんとかさんが賛美歌にした、ということですが、元の曲、どっちも「ドーシーラソ」で始まる。この後「ファミーレードー」と続けたのがなんとかさんの功績。これはすごい。「ドシラソファミレド」で立派な曲になるんだから。しかも、その後、「ソラシド」と続く。シンプル・イズ・ザ・ベスト!モーツァルトのルーチョ・シッラ(オペラ)の中のアリアで私が好きなやつ「ドーミーファソ、ソ、ラソファミファソラシドー」、縮めれば「ドレミファソラシド」。シンプル!そんなこと言ったら、もっと有名な後宮のコンスタンツェのアリアだって、(途中)「ドシラソファミレドシドレミファソラシド、ドシラ、ラソファ、ファミレ、レ♯ドレ……」でほとんど音階。

もろびとこぞりて第九を歌う

2012-12-22 22:42:21 | インポート
私、一度だけ、第九を歌ったことがあります。大学の時。わが母校は当時二年に一度全学こぞりて(もろびてこぞりて!合唱団は5,6個あった。)、ワセオケと一緒に第九をやる習慣があって。ところが、私が下級生のときは、先輩たちが団に第九は合わないって言って辞退しちゃった(ルネサンス・バロック専門なんで)。次に訪れたチャンスは私が4年生のとき。これを逃す手はない。後輩には反対してたやつもいたかもしれません。そんでも「僕たち先輩が引き受けたから任せとき!」と恩着せがましく、実は自分たちがやりたくて仕方がなくって、で、無事参加。指揮は炎のコ○○ン!。いやー、よーござんした。そんときの合唱はめちゃくちゃヴォリュームがあって、あとで録音聴いたらテナーのソロに男声合唱がかぶるところ、ソロはなーんにも聞こえなかった。若い力はおそろしい(ソリスト、有名どころが揃ってましたけど)。炎のコ○○ン(先生)も、ご満足されたんでしょう。最後のPrestissimoをアンコールしました。第九のアンコールなんて、そんとき以外見たことも聞いたこともない。

首をつらずにすみました

2012-12-22 16:49:07 | インポート
Mさんが解答して下さったおかげで、dreiを言って首をつらずにすみました(でも、パパゲーノはdreiを言ったのにつらなかった。それどころか嫁さんをめっけて有頂天。ずうずうしいやつだ。)。fbには第1ヴァイオリンを加えた正解(クイズよりもちょっと先まで。)をアップしました。ちょっと先の部分=シシミ。ミーーン。ミミシ。シーーン(ミンとシンで韻を踏んだ……なわけない。)。

アインス(シーン)、ツヴァーイ(シーン)

2012-12-22 16:29:46 | インポート
だあれも答えてくれないので、管を全部加えた(fb)。残るは第一ヴァイオリンだけ。だれか現れるまで「Eins,zwei,drei」と数えるパパゲーノの心境(今zweiまでか)。第一ヴァイオリン以外ではこれがメロディーというのはないのですが、しいていろんなのを組み合わせると、「レーーファーーシーードーー|レーーファーミドーーーシド|レーーファーミドーーレー、シシミ!……」おっ、大ヒントを出しちまった。こっちは音がないから大サービス。

こりない私

2012-12-22 13:30:22 | インポート
この部分の低弦の動き(裏打ち)が大好きです。fbには音をアップしましたが、こっちには、音名を書きます。♭二つで8分の12で(もうばれた)。8分休符を「・」で表してチェロとコントラバスのパートを書くと「・・・・・シ・・・・・ファ|・・レ・・ファ・・シ・・ド|・・レ・ファミ・・ド・シド(以下省略)」。ヒント。私もこりない。第1ヴァイオリンはひらひら。Bacioしないから答えてcio!

いい子にしてろと言ったのに

2012-12-22 00:26:38 | インポート
猫達に、「にーちゃん、歌うたってくるから、いい子にしてるんだよー」と言い残してモツレクに(もつ煮込みを囲んだレクリエーションです。私は最近、嘘つきです)。学生の時、最初の二曲を指揮したことがあるだけで歌ったことはない。貴重な機会だからちゃんとしようと思って、出かける前の二時間、テナーのパートをさらって、会場に行ったら人数の関係でバスを歌うはめに(あの二時間はなんだったの?)。まー、いいや。一度歌いたかったサンクトクスは実声で出した方が気分いいから。で、1回目はまあまあ。2回目、集中力が切れた(歳のせい?)うえにサンクトゥスへの思い込みが強すぎて音を作っちまった。で、寄り道もせず家に帰ったら、いい子にしてなかった猫ら、せんべいを食い散らかしてる(残骸がそこかしこに散乱)。

色っぽいエンペラー

2012-12-21 01:04:27 | インポート
私にとって、ベートーヴェン+女=エンペラーです。エンペラーなんて雄壮な、体育会系的な名前が付いてますが、たしかに、第1楽章の出だしは、ジャーンだし、第3楽章の出だしは、(♭三つ)シミ、ミソ。ソシシミミー……とかっちょいい(これ、ヘミオレですね。そういえば、こないだのメサイアの楽譜にもヘミオレの指示がたくさん出てた……)。が、実は、ベートーヴェンは、エンペラー作曲当時、恋に落ちてたんだと(いっつものことだろって、寅さんかっ?)。そう言われて聴くと、夢見心地の第2楽章はもちろんだとして、主題をこれでもかこれでもかと変奏しまくる第3楽章の中間部(展開部)だって妙に色っぽく聞こえてきます。きっと、聞き手も、生涯のわずかな一瞬だけ(発情期だけって、言い方が……)、この曲の真の色香をかぎとることができるのかも知れません。

なぜエリーゼなのか?

2012-12-20 22:51:52 | インポート
半身浴(じゃない。けっちって下から20センチしか入れなかったから4分の1身浴)しながら考えた(草枕の主人公は、山道を歩きながら考えたんだっけ)。同性愛を見抜く眼力を持つ元同僚のN先生に「女好き」と太鼓判を押され、憮然とした私でしたが、これは最高の褒め言葉。=ベートーヴェンですから。ベー先生は、筋金入りらしく、男の生徒はとらなかったんだって。リスト少年を、このアジア小僧、すごいやつだって言ったって聞いてたのに、結局自分の弟子に押しつけて自分では面倒見なかったんだと。そのくらい女好き(女性の場合は、男好きに読み替える)じゃなきゃ第九の人類愛に昇華しないんだ!女性がらみの有名どころ(エリーゼのためにとか)以外でも、実は、ほとんどの曲が女性がらみだったりして。なくした小銭への怒りだって、たばこやのおばちゃんからもらったおつり落として頭にきて作ったとか(ウソですから)。ちなみに、なぜ、テレーゼなんとかのための曲がエリーゼのためになったか。昨日テレビで言ってたのは、「Therese」のThがとれて「Erese」になったんだと。じゃ、なんで、エレーゼじゃなくてエリーゼなんだ?これはまかせといて!ドイツ語の「e」の発音には長母音と短母音がある。件の「e」は長母音でイに近い。だから(得意満面!)。なお、歌のドイツ語をやった人にありがちな間違い。「e」をなんでもかんでも長母音にしてイにしちゃうってぇの。これはダメです。例えば「Herr」はヘル(ア)ですから。ヒールなんて言った日には、おとといおいで。まあ、尻に敷かれた主人ならこれでもいいか。あと、長母音でも、イに近すぎると、やっぱだめ。私、「Leben」をリーベンと言い過ぎて、ドイツ人に「Lebenなの?Liebenなの?どっちなの?」って怒られた。

パパゲーノから習ったんで、心配で

2012-12-20 21:49:17 | インポート
二つ前の記事の曲(♭ラから始まるやつ)は、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番変イ長調(Op.110)だったのですが、fbにOp.109はもっと好きというコメントをいただき、それに対して「so himmlisch wie op.110」とコメントをして、109も110と同様天上の音楽と言いたかったのですが、ちょっと心配になって、辞書でチェックしたら、よかった、合ってた。なんで、心配になったかというと、私、「himmlisch」って単語、パパゲーノから習ったんです。パパゲーノが、修行の最中に飲み食いして、で、「うんめえ」(第5番ではありません。ウン・ザブトーノ!)という感じで「ヒンムリッシュ!」と叫ぶ。「himm……」だから天上っぽいけど、なにせ、私と同じ俗物パパゲーノですから、もっと下世話な意味があったらやばし、と思った次第で。

でかい声好き

2012-12-20 09:08:38 | インポート
うちにベームの第九の録音が4種類ありますが、ソリストが面白い。ほんとにベームは(でかい)声好き(合唱団の好みと符号する。)。70年代のウィーン・フィルとのやつは、ギネス・ジョーンズ(言わずと知れたジョーンズ砲(そう呼ぶのは私だけ))、トロヤノス、ジェス・トーマス、そしてリッダーブッシュ(某所の窓ガラスを振動させて若いバス歌手のやる気をそがせた)。80年代のソリストも笑えます。ジェシー・ノーマン、ブリギッテ・ファスベンダー、プラシド・ドミンゴ、ヴァルター・ベリー!ばーらばら。なんでもいいから好きな歌手を集めたって感じ。注目すべきが、古いケルン響との録音。バリトン(というかバス)が、ゴットロープ・フリック!めーずらしい、と思って飛びついて買いました。邪悪な声の持ち主で、人相も声にぴったり。ショルティのリングのメイキングで、ハーゲン(ぴったり!)を歌ってる姿を見ることができます。こんときのグンターが、フィッシャー・ディースカウ。このコンビの丁々発止は見もの、聞きもの。

不滅の曲

2012-12-20 08:18:05 | インポート
(8分の6)(左手)♭ラーー|♭レーー♭シーー|♭ミーードーー|ファーー♭ミー♭レ|ドーー(右手)♭ミーー|♭ラーーファーー|♭シーーソーー|ドーー♭シー♭ラ|ソ…(この前後の部分が番組(BSのベートーヴェン特集)で流れた嘆きの歌)。この曲、ほんとに大好きで(何でもかんでも好きじゃないか、って?そうですよ。ステーキも好きだし、ハンバーグも好きだし、ビーフシチューも好きだし(肉ばっか!)、ゴーヤチャンプルーも好きだし……)、練習もしました。ベートーヴェンの不滅の恋人に関連する曲なんだそうな。それにしても、出演者のトーク「第九は一か八かで作った。一と八を足すと九」って、できすぎ。台本にあったのでしょうか?

実験の理由(いたずらの言い訳)

2012-12-19 16:50:03 | インポート
第九の第1楽章の出だし、間抜け(中抜き)のラミの和音が続いて、主題登場の2小節前にレラの和音に変わる。ラミレなんてまるでオケのチューニング(オーボエがラーと出して、管楽器がそれに合わせて、ヴァイオリンは、ラーミーラーレーソーレー……)。そのレラに変わってからの2小節も、間抜けには変わりはありません。われわれは、その後、ニ短調の主題ががつーんと出るのをやまほど聴いてるから、レが入ったところで解決した気分になりますが、それは気のせい。そこでです。最後まで間抜けのままなんだから、どっちにころんでもおかしくない。ということで、ニ短調の主題をニ長調にするという「実験」をしたのでした(fbへアップ)。事実、再現部は元からニ長調だもんね(途中からニ短調になるけど)。以上、実験を必要とした理由(単なるいたずらの言い訳)。そーすると、その後もですよ、レーレレッ。ラーララッ。(一小節休み)レーレレッレーレレッ。の後、ラーララッレミ♯ファ……といけるかも(短調を長調で歌うときは、にっこり笑うとやりやすくなる。)。

間抜け比べの裏側

2012-12-18 19:02:20 | インポート
和音の第三音をとった音を間抜けなんて誰も言いませんよね。でも、意味分かるでしょ?その間抜け比べをfbにアップしました。それぞれ二小節だけで、基音と第5音だけで、きざむだけだから(あと、若干の管楽器がロングトーンをかぶせてる)、作るのごっつぅ楽だった。こないだのKさんのコメントにインスパイアされて思い立ったんだけど。結果、超おもろい。二つの曲、二小節だけだと調が違うだけで、ほとんど一緒(実際は、音量も違うけど)。fbをご覧にならない方のため、音を言っておくと、1曲目、レとラをぎざぎざきざむ。2曲目、ラとミをぎざぎざきざむ。簡単すぎてクイズにするのも気が引けますが、一興と感じた方は、それぞれの曲名をご解答下さい。