拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

姑にいびられた嫁の嫁可愛がり?

2012-12-06 21:46:13 | インポート
Eさん(大学、合唱団、ワイン業界、そしてワセオケ(私は1,2週間でとんずらした)の先輩であらせられる)が、カラヤンは後輩の面倒をよく見たというムーティの話を紹介されていて、私も、カラヤンは日本人の弟子のそのまた弟子のことまで気にかけていたと話を聞いていて、偉いなー、と。じゃ、カラヤンは先輩に面倒みてもらったのでしょうか?BPOのカラヤンの前任者の振ると面食らう氏は、カラヤンを徹底的に敵視し、つぶしにかかったのだとか。カラヤンとは絶対呼ばず、「あのカーという奴」と言ってたそうな(実際、どういう風に呼んでいたんだろ。Herr Kのはずないな。じゃ、Der Kかな。カラヤン伝のドイツ語版があるけど、読むのはリタイアしてから。そんなのが山ほどある。アイスキャンディーをもらったお犬様が庭に埋めて、後で掘り返したら棒だけだった、なんてそんな風になっちゃうの~?)。Fって嫌なやつですねー。神様なのになんでそうなの?でも、そんなもんか。手塚治虫さんも、いじめはしなかったろうけど、後輩のマンガは常にチェックしてたっというし。石ノ森章太郎さんなんか特に。あっ、今、サイボーグ009の新作がかかってるんだけど、しゃーない、WOWOWまで待つか。レ・ミゼラブルも、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフリッド、ボナム=カーター+いい男(男の名前なんて覚えてない)。これもWOWOW待ちかなー。カラヤンの話に戻って、カラヤンは、自分が受けた仕打ちを後輩には受けさせまいと思ったんでしょうか。姑にいびられたお嫁さんが、息子の嫁を可愛がるって感じ?

溶けたLP

2012-12-06 18:49:04 | インポート
その、映画の中でストコフスキーを突き動かした曲が、リストのハンガリー狂詩曲第2番(辻井さんがよく弾きます。)で、そのSPを聴いていたわけ。他にもホロヴィッツのトロイメライとかがあった。電蓄って、ターンテーブルを手動で回しても音が出るんで、あるとき思い切りゆっくり回してゆっくり再生してみたら、それでも音がしっかり揃ってて、偉いもんだなと感心して。ところが、ソファの上に置いといたやつをお尻で割ってしまって。SP盤は割れちゃうんです。それでも接着剤でくっつけるとまた再生できる(そんなCMもありました。)。アナログの良さですねー。LPには違う問題があって、反っちゃうんですよ。ベーム=BPOのモーツァルトの後期交響曲集も反ってた(前にも記事にしましたが、名演奏です。私の父は、私の音楽の趣味にいちゃもんをつけることを趣味にしていて、だから、ベートーヴェンのことはろくに知りもしないのにぼろくそで、ギーゼキングのベートーヴェンを愛聴されていたという某御尊父様とは偉い違い(偉いと違いは字が似てる)ですが、このモーツァルトは気に入ってたよう)。反りを直すにはガラスではさんで蛍光灯をあてるといいという話を聞いて、実行。で、一晩たちました。熱で溶けてた(ひえー)。

ストコフスキー

2012-12-06 09:55:53 | インポート
「オーケストラの少女」にはストコフスキーが本人役で出演して(台詞もある)、大詰め、失業オーケストラの演奏に自然と手が動いてって指揮を始める(横でこれを見たディアナ・ダービンが、「あれまー」という顔をする)、あれよあれよという間にコンサートのエンディングのシーン。立役者のダービンが件のタクシー・ドライバーに言われてトラヴィアータを歌う、とこんな感じ(「イタリアオペラは男と女が出てきて人が死ぬ」という解説(byラララクラシックに出てたイタリアの金管グループ)より親切でしょ?)。ストコフスキー、格好いい、というか、自分が格好いいことを意識してる。その点、カラヤンの先輩。だけど、音楽はだいぶ違ってて、スイスイスイタラタッタのカラヤンに対してど派手です。アレンジのせいもあるかも。ストコフスキーが90歳で第九を録音した頃(1970年代中頃)の新聞記事を覚えてる。「私がバッハをアレンジしすぎるという批判は知ってる。だけど、当時の音楽を一番アレンジしたのはバッハなんだよ」と。その第九、テンポが伸びたり縮んだりで面白い。ちなみに、私、カラヤンの指揮姿、そんなに格好いいとは思わない(目えつぶったりしてますけど。練習の時は、かっと開いてたんですってよ)。1960年のバラの騎士のカーテンコールなんか、お辞儀のリハーサルしたっていうけど、ぜんまいじかけの人形みたい。格好いいっていえば、カルロス・クライバーですよ。音消して指揮姿だけ見てても音楽がきこえてきそう(魔法使いか)。女性はムーティって言う人が多いけど(顔がいいんでしょ!)。ルチア・ポップも音消して見てても何歌ってるか分かる。