拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

当てた人には熱いbacio(は撤回)

2012-12-10 16:58:56 | インポート
私、以下の部分(ある曲のある楽章の後半部分)、死ぬほど好き(死にたかありませんが)。どの曲のどの部分かを当てた人にはgebe ich einen heissen Kuss!(8分の12拍子。シとミは♭。一つ一つは16分音符。静かに。3拍ごとに縦線で区切ります。)(1.Vn)レファラシデレ|レ(Fl)ファソラシド|ド(1.Vn)ファソラシド|ド(Fl)シドレミファ|ファ(1.Vn)シドレミファ|ファ……。あのー、Kuss 云々は撤回します(懸賞広告は、同じ方法で撤回することができる(民法530条1項本文)。)。だーれも答えてくれなくなっちゃうから。

レレレのおじさんではない(カラヤンの第九)

2012-12-10 08:53:43 | インポート
今朝、冷蔵庫を開けたら第九が聞こえた(中から機械音がミーー…第1楽章冒頭ぽかった)。その第1楽章ではなく、第4楽章のファンファーレの話。これで、私は生涯の趣味を持つことになったのですが。2回出てきて、1回目は冒頭、2回目は途中。冒頭のは管楽器のみで、4分の3拍子の3泊目から「♭シーー」と一発かまして、次の小節の二拍目の裏から(小節の切れ目を縦線で表す)「ララレ|レファファララレ|レファファララレ|レファファララレ|レファファ♯ファファソ|ソ♯ソソレレファ|ファッ、ラッ」。これ二拍子で、「ララ、レレ」と歌っちゃうと、最後に字(音)余りになります。面白いのが、これにかぶさるトランペット。しょっぱなからして「ラーー」(木管と半音でぶつかる)。次が「ララレ|レッ。ララレ|レッ。ララレ|レッ。ララレ|レレレレレレ|レレレレレレ(レレレのおじさんではない)|レッ、ラッ」。切れ切れだしレとラだけ。ところが、多くの現代オケの演奏では、トランペットに木管と同じ音を吹かせてます。そうした解釈をとる人の理由その1:ベートーヴェン当時の金管にはバルブがなく、音程がとりずらかったので出しやすい音だけにした。ほんとはベートーヴェンも木管と同じにしたかったはず。理由2:木管のメロディーを補強する必要がある。というか、ここ、トランペットが譜面通りでっかい音で吹くと、全体がレとラだけになっちゃう。で、そのとおりレとラだけになっちゃってるのがカラヤンです(楽譜通り演奏してるってこと)。しかも超高速。1小節を1つで振ってる(と、想像で書いた後、確かめたらその通り)。だから、カラヤンの第九は聴いてすぐカラヤンだと分かります。