さて、９００円で第九を買ったが再生する機械がない（随分、脱線した）。そしたら友達が、いいステレオがあるからうちにおいでよ、と。オー、グラーツィエ・タントー（たんとお食べのタントと同義）。で、行ったら、彼のお兄さんが使わせない、ソノシート（死語）用のポータブルを使え、で、その針が摩耗してて、針飛びの嵐でろくに聴けない。それだけでは済みません。摩耗した針でかけたレコードは一発でダメになります。ほどなくわが家で買ったステレオ（息子がＬＰかかえて友人宅をうろうろしてるのを家の恥と考えた）で、最初にかけた時、既に針飛びだった（バリトン・ソロが短い。）。悲惨なＬＰ第１号体験でした。それでも、私にとっては記念の録音です。後年、ＬＰを買い直したし、ＣＤも入手しました。