鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

何やら胡散臭いのは北朝鮮工作員?

2008-02-28 | Weblog
 毎週土日曜日朝にするジョッギングのコースで以前から気になる家があったのだが、ある日突然人がいなくなり、それから数週間して取り壊され、駐車場になってしまった。住宅地にありながら、「三協工業」なる看板を掲げ、何か作っているような形跡はないし、一角にお手製の鉄塔が立ててあったり、タイヤのなくなった廃車が庭先にいつまでも置いてあったり、時に超大型のオートバイがあったり、なにか胡散臭そうな匂いがしていたのだ。なくなった駐車場の跡地に立ってみて、この家には何か犯罪めいたものがあったのではなかろうか、という気がしてきた。
 この家は東急田園都市線溝の口駅から歩いて10分くらいの高台にあった。なのにいかにも素人が作った50メートルくらいの鉄塔があったのがまず不思議だった。ツギハギでいかにも素人が作った感じで、昔流行ったアマチュア無銭ハムの鉄塔にしては大き過ぎるし、通信ビジネス用にしてはお粗末で、どう考えても廃車やオートバイとも結び付かなかった。
 それが、ある日、突然ひとがいなくなり、それからしばらくして鉄塔も家も取り壊され、更地となり、あっという間に駐車場に変わってしまった。丁度交差点の角地にあったので、駐車場になると、わずか5台のスペースしかとれない。この手の進み具合いをみていて、いつもこんな狭い場所だったのか、と思うが、なるほどその通りだった。
 で、改めてこの家の住人は北朝鮮の工作員だったのではないか、という気がしてきた。平壌の本部と交信するためには高い鉄塔が必要だったのだろうし、といって本格的なアンテナを立てるほどの予算はないし、お手製のツギハギアンテナで済ませたのだろう。廃車の自動車も自動車部品を様々なものに利用する上で置いておく必要があったのだろう。
 北朝鮮の工作員として、本国からの指令に基いて、各種の情報を仕入れたり、拉致できそうな対象者を物色したりして、活動してきたのではあるまいか。ところが、これだけ日本で拉致問題に対する関心が高まってきて、もうその使命もなくなって急遽、退散した、というわけだ。
 松本清張あたりなら、周辺の住民に事情聴取して、一篇のミステリーに仕立て上げるのだろうが、鈍想愚感子としてはせいざいこのあたりが限界である。
 冬深し、隣は何する人ぞ、である。
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