MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「MAICO」 BEST PHOTOS OF 2015

2015年12月31日 | あらかると

2015年の締めくくりとして、
今年写してきた写真の中から、月ごとのベストショットを選んでみました。

1月「強い北風に蒲の穂が雪のように舞った」
  非常に珍しい光景だった。
(1月8日撮影・場所=21世紀の森と広場)


2月「月と夜の彩雲」
  月の明かりで照らされた雲が色彩を帯びていた。
(2月8日撮影・場所=自宅ベランダ)


3月「満開の寒桜」
  やはり春は桜がいい。
(3月17日撮影・場所=近隣)


4月「満開の山藤」
  満開の山藤の花が、大木の先端から滝のように乱れ咲いていた。
(4月30日撮影・場所=大町公園・市川動植物園)


5月「市川動植物園・薔薇園が満開」
  薔薇の最盛期には開門と同時に入園すると見学者も殆どいない。
(5月19日撮影・場所=市川動植物園・薔薇園)


6月「天狗蝶」
  今年はこの時を含め2度しか出会ってない珍しい蝶です。
(6月4日撮影・場所=大町公園)


7月「絵画のように色彩豊かな雲」
  朝夕の茜雲は出現回数も多いが、そのまま絵画になるような色彩の雲は珍しい。
(7月23日撮影・場所=自宅ベランダ)


8月「アオバハゴロモの幼虫」
  まるて蒲公英の綿のような毛をつけて身を隠している幼虫。閉じたり開いたりもする。
(8月8日撮影・場所=大町公園)


9月「野生の狸が3匹、目の前に現れる」
  野生の狸を見たのは全くの初めてで、怖さよりも可愛いさが勝った。
(9月14日撮影・場所=大町公園)


10月「海上自衛隊の最新鋭護衛艦いずも、一般公開」
  首相による自衛隊観閲式行事の一環で一般公開されたが、
  陸海空持ち回りのため3年に一度しか艦内に入れない。
(10月14日撮影・場所=横浜港大桟橋)


11月「東京スカイツリー、仏テロ犠牲者追悼のためトリコロール色でライトアップ」
  (11月16日撮影・場所=自宅ベランダ)


12月「大晦日の日没」巻頭の写真
(12月31日撮影・場所=自宅ベランダ)


閑話休題。

私にとって今年一番のニュースは、
姪っ子が人命救助で「紅綬褒章」を頂いたことでした。
一族で長く語り伝えられることでしょう。
下の写真が「褒章の記」ですが、記の番号や名前は個人保護のため画像加工しています。
名前の部分を隠しているのが「褒章(メダル)」です。



来る2016年がこの記事を読まれた全ての人にとってよい年となりますよう祈念いたします。


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「明けの明星」と「日出直後の天子の階段」

2015年12月30日 | あらかると

私が住んでいる近隣の公園として良く出かけるのは、
「21世紀の森と広場」「ゆいの花公園」「大町公園(市川動植物園)」などがあり、
いずれも開園時間が管理されており、夜の入園は出来ない。

さらに、管理しているのが松戸市であり市川市であるため、
管理職員は公務員や委託業者であり、年末年始は休園日となり、、
公園の門扉が閉じられ公園に入ることは出来ない。

ということで、行きつけの公園に遊びに行けないので、
仕方なしに今日と明日を「部屋の大掃除」と、1年間の写真の整理をすることにした。

年末の朝と夕の写真は、一年の締めくくりとしてベランダからの写真を撮っているが、
最近良く見えているのが「明けの明星」の金星(巻頭の写真の右上・30日06時18分撮影)。

今日の日の出時刻は6時49分であるが、
巻頭の写真のように日出の30分前には空が明るくなっている。
都心方向はまだ暗いが、写真を撮影するとカメラは自動的に適正露出にしてくれる。
震災後の省電力時代に比べると、ビル群の明かりは増えている。
急速に進歩したLED電球(消費電力が従来の電球の10分の1程度)の普及による影響なのかもしれない。
(下の写真は30日06時22分撮影)


実際に肉眼で見える朝6時過ぎの光景は下の写真に近く、
西の空はうっすらと明るくなり、雲がややオレンジ色を呈しているていど。
(下の写真は30日06時24分撮影)


下の写真は6時29分撮影で、大分明るくなってきたが、
明けの明星はまだ輝いていた(電波等のやや右上)。


今日の日出は雲のために見られなかったが、
7時過ぎには日が射してきて、都心のビル群が輝き始めた。

下の写真右端のビルがNEC本社ビルである。
このビルが出来て本社機能が始動した年に、オフコンの商談を兼ね、
ビル内の一部を案内していただいたことがあり、現役時代の思い出の一つになっているが、
その当時は下の写真に写っているビルの殆どはなかった筈である。
(下の写真は30日07時15分撮影)


再び太陽は雲間に隠れてしまったが、
東の空には「薄明光線(別名・天子の階段)」が生まれていた。
(下の写真は30日07時18分撮影)


薄明光線は地平近くを彩っていたが、
上空には青空の下、鱗雲がゆっくりと流れていた。
(下の写真は30日07時24分撮影)


薄明光線現象は30分以上続いたが、下の写真を撮影した7時25分ごろがピークだった。
(下の写真は30日07時25分撮影)


明日はいよよ大晦日です。
ということで、明日は今年1年撮った写真の中から
「BEST PHOTOS OF 2015」として紹介予定です。
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「奇跡の黄鶺鴒」と「採餌中の小啄木鳥と白腹」

2015年12月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

年末年始の買い物のついでに大町公園へ・・・・
しかし、
大町公園内にある「市川動植物園」の各施設が、
今日から正月3日まで年末年始の休業に入っており、
公園入り口の各門扉は閉じられていた。

どうしようか迷っていたところに現れたのが顔見知りの常連さんで、
その常連さんの案内で公園内には入ることができた。
流石に園内を歩く人は少なかったが、
親子連れや、孫を連れた老夫婦なども散歩していた。

園内の遊歩道を歩いて居ると目の前に現れたのが黄鶺鴒(キセキレイ)。


コンクリート製の遊歩道を左右に採餌しながら徐々に私のほうに近付いてきた。
が・・・・
私がカメラを向けていることに気づいたようで、暫しの睨み合い。


黄鶺鴒はそのまま採餌しつつゆっくりと私のほうへ・・・
次の瞬間、採餌に成功(巻頭の写真)。
何気に自慢しているようなポーズが可愛い。

獲物が何であるかは不明だったがそのまま呑込むと、
再び停止してこちらの様子を伺っていた。
「黄鶺鴒に近づける限界を試そう」と思い、
私が半歩前に歩を進めると、飛び立ってしまった。


黄鶺鴒が遊歩道で採餌行動をしていたことや、
採餌の瞬間が撮影できたのは奇跡に近く「奇跡の黄鶺鴒」と・・・・

次にであったのは、1年を通して見られる「小啄木鳥(コゲラ)」の採餌。


コゲラも普段は見ることの出来ない近場での採餌だった。
直射日光の下ではなかなか出会いないが、
たまたま木漏れ日がコゲラの背に当たっていた。


白腹が藪の中で採餌している場面にも何回か遭遇したが、
人の気配がすると動きを止め、葉陰に入ったりするので、
この時期の撮影は意外と難しい。


藪中の朽ちた落ち葉とは保護色になっていて、
採餌中に出る枯葉の擦れる音はしても、個体の発見は難しいことが多い。


今年もあと2日となったが、まだ年賀状は書いていない。
数年前も消息確認のような賀状交換はやめようと思ったが、
なかなかメルアド(メールの賀詞交換へ移行のため)の確認が取れず、
昨年は40通以上出していたのだが・・・・・
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「若い翡翠」と「少女のブロンズ像3体が冬の装い」

2015年12月28日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


24日以来4日ぶりの大町公園へ
翡翠などを撮影に来ていた常連さんに、久し振りに池の前で遭遇した。
同じメーカーのデジカメを所有していたことや、
初対面で返り咲きの菫の場所まで案内して頂いたことなどから、
園内の情報交換をするようになっていたが、
タイミングが悪くなかなか出会えないでいた。

大池のカメラマンの数や、蝶の情報などを話し合って居ると、
目の前に翡翠が現れた。


私が池に付く前には雌雄の翡翠が飛来していたようで、
何とか撮れたものの満足のいくものではなかったようである。
やはり繁殖期にならないと良い写真は撮れないようである。

狙いは「様々な野鳥の雌雄が並んでいる写真」のようで、
これまでにも何種か撮影に成功して居ると言う。
目の前に飛んで来たばかりの翡翠は胸の色が濃く、
嘴の下の赤みなどから雌の幼鳥ではないかとのことだった。


人に慣れてないのかあっちに行ったり戻ったりで、
それを追いながらの撮影になった。
翡翠の手前やバックに色鮮やかな花や木の実が入ると面白い写真が撮れるのだが・・・・と話していたが、
前から気になっていたのは、会話の中に色彩の話題が多い事だった。
で・・・
「もしかして絵をやってますか」と聞くと、
「数年前までは描いていて、もし歩けなくなるようなことがあったら「絵画創作」を楽しんで過ごしたいと・・・・・・
何となく私も同じような行く末を考えていただけに、
今後の出会いを楽しみたいと思っている


約1時間ほど翡翠を追いつつ、会話を楽しみつつ過ごし、
まだ翡翠が近くの枝に止まっていたが、12時過ぎに私はその場を離れた。

直ぐ近くには「ケナリ(=韓国語で連翹のこと)」の返り咲きが咲いており、
余りにも花の数が多かったので、春に再び咲くことができるのか心配になった。


春に韓国に行くとこの連翹が漢江(ハンガン)の岸など、あちこちで見事に咲いています。


薔薇園の3体の銅像に24日から毛糸の帽子が被せられていました。


前日の雨に濡れてなかったことから、24日に被せられたものと思われます。
しかも、帽子は全て新品ものでした。
「笠地蔵」の昔話ではないが、何となく「ホッコリ」感が伝わってきました。


ブロンズ像の作者も題名も確認していないので不明ですが、
近日中に調べてみようと思います。
市川動植物園のHPにはこれらのブロンズ像の由来などの記載はありませんでした。
なお、ブロンズ像は全て12月24日の撮影で、ほかは全て本日の撮影です。
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「都心に降りた光のカーテン」と「残照の中の都心シルエット」

2015年12月27日 | 写真

午前中は快晴に恵まれたものの、午後からは雲に覆われてしまった。
が、その雲からドラマチックな薄明光線と残照が生まれた。

15時ごろから約1時間に渡って現れたのが広大なスケールの薄明光線で、
都心の端から端までを光のカーテンが覆った(15時20分撮影)。


下の写真右煙突の直ぐ横にある尖塔がNTTドコモ代々木ビルである(15時25分撮影)。


下のパノラマ写真の左端が新橋付近から晴海・豊洲のビル群である(15時29分撮影)。


都心を包んだ薄明光線が消えてから30分後には、
雲間から限定的な光のシャワーが現れた。
場所的には渋谷方面である(16時21分撮影)。


やや広角で撮影したものをパノラマ風にトリミング(16時23分撮影)。


今日最後の薄明光線も徐々に消えて行った(16時24分撮影)


16時27分頃には箱根山塊と雲の間から日が射してきて、
箱根山の直ぐ左側にサンセット(16時30分撮影)


16時35分撮影の都心残照光景。


やがて薄暮の時間には富士山に掛っていた雲も消え、その雄姿も見えていた。
本日最後の1枚で16時38分の撮影。
1時間近くに及んだ薄明光線のドラマと、残照は150枚の写真に収められたが、
それほど感動的なシーンが生まれていたのである。


巻頭の写真は16時22分撮影の東京スカイツリー。
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