MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

蝶蜻蛉(チョウトンボ)

2007年09月09日 | あらかると

時々ウオーキングのために訪れる近くの公園の湿地に、ヒラヒラと黒揚羽蝶よりもやや小ぶりのものが飛んでいた。
なんだろうかと暫く見ていたが、そこにオニヤンマが急襲して来た。が、怯む様子はなくむしろ縄張りを守っているような強さがあった。
同じ種がもう一匹やってきた。今度はオス同士の縄張り争いだったのだろう、二匹一緒に20m近く一気に飛んでいった。そのときの飛ぶスピードはもはや蝶ではなかった。もしかすると過去に名前だけは聞いたことのある「チョウトンボ」かもしれないと思った。
実物を見るのは初めてだからとりあえずデジカメのスイッチを入れ待ち構えていた。やがて蜻蛉は5mほど先の野分の名残の風に揺らぐ葦の葉に止まった。
「チャンス!!」しかし、静止して休むには風が強すぎたのだろうすぐに離れてしまった。やがて3匹になりいろいろ争っているうちに一匹だけが残り、4mほど先の葦に止まった。やや風も治まっていたので何とか撮ることができた。

ネットで検索してみるとやはり「チョウトンボ」だった。飛んでいる姿は蝶のようであり蜻蛉のようでもある、だからそのまま名前が付けられたのだろうが、初めて見聞きする人にもその名前が連想されるというのは、ネーミングのすばらしさなのかもしれない。
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