昨日の春嵐の中で、ベランダで強風に煽られている「並揚羽蝶」を発見。
やや小さめの体や傷がないことから羽化したばかりのようである(下の写真)。
昨年秋にベランダの柑橘系の木で孵化し順調に育っていたものの、
行方不明になっていたた五頭の幼虫のうちの一頭が、
蛹で越冬し羽化したようである。
嵐のような強風の中では当然、ベランダから飛び出すことはできず、
そのまま放っておくと、強い風雨で生命が危うい。
ということで、丁重に捕らえて部屋の中へ移動。
下の写真は白いカーテンにとまり落ち着きを取り戻した「並揚羽蝶」
夜になっても強風はやまず、部屋の中で行方不明にならぬように、
天日干用の方形型の干し網に入れて保護。
朝まで同じ位置で休んでいたようである。
太陽光の当たってきたベランダの木に戻してやると、
約一時間後八階のベランダから飛び立って行った。
下の写真は昨年10月3日に撮影した「並揚羽」の幼虫四頭で、
ある日突然居なくなり、周辺を探しても見つからなかった。
昆虫の生態に詳しい友人にそのことを話すと・・・
「鳥に食べられたのかも?」とのことだった。
が・・・・結果は「生きて」いて羽化したのである。
野生の「生の強さ」を改めて確認したしだいです。