MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

変わった雲の特集 その2

2016年01月31日 | あらかると

今日は穏やかな快晴に恵まれたものの、
午後からは一転して曇りとなり、明日も一日中曇りとの予報。

日曜日の公園は平日に比べると人出が多いので、
人の少ない農作地帯をポタリングしようと思ったが、
クロスバイクなのでママチャリよりはスピードが出るため、
体感温度が氷点下近くになるため外出は控えた。
(風速が1m増すごとに体感温度は1℃マイナスになる)

ということで、昨日紹介できなかった「変わった雲」の第2弾を紹介。

巻頭の写真は東京スカイツリーの上に現れた「涅槃仏」のような雲。
周囲に同様の積雲がなかったため良く目立っていた。
2012年9月9日撮影。

下の写真は、全天が茜色に染まった「朝焼」
2011年10月30日撮影。


下の写真は同じく全天を染めた夕焼で、
下層の積雲と上層の巻雲の流れと色彩が異なった。
2013年9月13日撮影。


下の写真は東の空の夕景だが、東南の方向から左上に光線が延びている。
その奥の積乱雲も夕日を受けていることから、
夕日の光線が積雲の上に射し込んだために巻雲が輝いたものと推察される。
2013年9月5日撮影。


東京上空で発達していた積乱雲がエネルギーを失って分断される直前の積乱雲。
このあと、上部の雲は千切れて巻雲へと変化した。
写真右下にうっすらと見えているのが東京スカイツリー。
2013年9月4日撮影。


円形にワープした夕焼雲。上空の風の影響か?
2011年7月22日撮影。


朝焼けを始めた雲がトンネル状に・・・。
羽田発の航空機が雲の中を飛んでできたとも考えられるが、詳細は不明。
2012年10月18日撮影。


日没時に北側から黒雲が押し寄せやがて強風雨の驟雨となったが、
雨が降る直前に急激に下降する雲がみられた。
このような雲が地上に到達するとダウンバーストの原因ともなる。
2012年3月25日撮影。


変わった雲の写真はまだまだあるのだが、今回はこの辺にて終わり。
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変わった雲の特集

2016年01月30日 | 写真

前回の低気圧の通過時と共に今回も雪にはならなかったが、
寒さは厳しく、一日中どんよりとした雨模様だった。

ということで、新規の写真は撮れていないので、
過去写真の中から、変わった雲の特集をして見ました。

まず、巻頭の写真は、珍しい朝焼時の「太陽柱」で、2014年1月26日撮影。

下の写真は、黒雲の突起部から噴出す薄雲がスカイツリーを覆った。
おそらく、霧雨程度の雨が降ったものと思われる。
撮影日は、2012年11月14日。


地上から上空へ伸びる竜巻のような雲だが、その日は竜巻の情報がなく、原因不明の雲。
2013年9月3日撮影。


下層の積雲と、上層の巻雲だが、大気が不安定だったようで雲の流れがばらばら。
2014年8月4日撮影。


湾曲し重なったように見えた筋状の巻雲。暫くの時間見えていたが原因は不明。
2012年10月24日撮影。


ベランダからの都心方面の夕景色で、都心上空だけ雲がない。
2014年1月15日撮影。


夕焼の中の白い千切れ雲。飛行機雲が風で分断されたもので、数分前は直線だった。
2015年3月5日撮影。


残照の中に出来た飛行機雲だが、極端な飛行ルートの変化が見られた。
更に消えかかっている飛行機雲も同じように曲がっている。
風によるものなら、飛行機雲は広がり消えてしまうはずなのだが・・・・。
2013年2月8日撮影。


様々な雲を撮っているが、面白い形のものも多い。
石川啄木の「雲は天才である」の発想も面白いが、雲の変幻自在さはそれを超越していると思う。

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2016年1月27日の彩雲と幻日と怪雲

2016年01月29日 | あらかると

昨日、大町公園で出会った常連さんとの話の中で、
前日(27日)の素晴らしい彩雲の話しをしたら、
なんと、松戸市住民からの投稿でTV放送があったと言う。

私はTV鑑賞に時間が取られるのが嫌で、TVを所持しないため、
ニュースや動画はネットサーフィンで確認している。
で・・・・
どこのチャンネルで放送していたのかは不明だったが、
ネット検索すると、彩雲や幻日や怪雲について、ネットが賑わったようだった。
怪雲は「地震雲」ではないかなどの話もあったようである。
が・・・
地震雲については30年ほど前に、
「地震雲」に関する単行本を読んだときから気になっていて、
様々な怪雲を撮って来たが、地震との関連は殆どないに等しかった。
今でも怪雲は面白いので撮っているのだが・・・・

閑話休題

ということで、
27日のブログでは紹介できなかった「幻日」や「彩雲」を検証してみました。

下の写真が27日に見られた幻日で、規模が大きく夕日の太陽のように明るかった。


しかし、過去の写真を検証してみると、
幻日の規模が大きくなるのは冬場の特徴のようで、
その原因は、雲が氷の粒であるために反射力が強いのであろうと思われる。
下の写真は2012年12月14日撮影の幻日。雲が多いために縦への広がりもある。


下の写真は、2015年10月26日撮影の夕景で、
玄日が見られ、大きく変形した幾筋もの飛行機雲が空を覆っていた。



次は27日に見られた彩雲。
下の写真は、雲の下部が弓状に分断されているが、
これは、羽田を飛び立った航空機の高度と、
雲の高度が一致したために、うす雲が分断されたのである。


下の写真の右端中央部も同じ理屈なのだが、
雲の流れに寄ってさまざまに変化しているのである。


夕方になって風が収まる(夕凪)と、雲の形も安定してきて、
やや茜色を帯びた彩雲となった。


「観天望気」という言葉があるが、
これは今までのように情報がなかったころに、
雲などの形状によってこれからの天候や翌日の天候を予測することで、
昔の登山者にとって必要な素養でもあった。

下の写真は2012年5月4日撮影の夕焼。
ということは・・・・
「夕焼は晴れ」が観天望気の諺なので、翌日の過去写真を見ると、
雲ひとつない快晴で、江戸川、水元公園方面へポタリングしていた。


上の写真は雲的には「怪雲」で、雲の流れがばらばらである。
が・・・それが幸いして、
不可思議(数の単位・10の64乗)な鶴が飛んでいるようにも見える。

巻頭の写真は、羽田発の旅客機が彩雲の下を通過中。
12時50分の撮影なので、12時20分ぐらいのテイクオフとみられるが、
機体番号が判明せず、航空会社や行き先などの詳細は不明でした。
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鵟(ノスリ)、常鶲(ジョウビタキ)、黄鶺鴒、翡翠、雉鳩など

2016年01月28日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

今日は暖かめだったので、
ダウンジャケットを普通のジャンパーに着替えて大町公園へ。

いつもの公園北口(北総線大町駅口)から入った。
入ると直ぐに在る電線池(通称)で鎌ヶ谷在住の常連さんと出会い、
早速の野鳥談義・・・
といっても、野鳥に関しては素人なので、私が生徒役。

話し込んでいる間にも、翡翠がダイビングして捕食したり、
右へ行ったり左へ行ったりで、見ているだけでも面白かったが、
それよりも、常連さんが撮ったという「野鳥アルバム」が面白かった。
野鳥の写真としてはもうひとつと言っていたが、
写真的には出来上がっており、絵画の素養が生きている写真だった。

話し込んでいるうちに、
雉鳩(通称・山鳩)と黄鶺鴒が並んで採餌を始めたので、
私も撮影に参戦した。
が・・・・
二羽が並んだ瞬間を撮ったものの、シャッター速度が遅く手ブレてしまった。
この辺が、野鳥撮影の素人たるゆえんでもあるのだが・・・。


鶯も数羽現れたが、葉陰に隠れていてなかなか姿をみせなかった。
また姿が見えても、人影を見ると直ぐに移動してしまう。
ISO感度を上げシャッタースピードを上げても、
鶯の動きが早く、被写体ブレが起きてしまった。


翡翠が長い間電線池を離れなかったためか、
気がつくと、カメラマンの数が増してきたため、
常連さんに一言入れて、その先の散策に行った。

湿地のコンクリート製の遊歩道では、翡翠に遭遇。
この下には川幅が1m弱の湧水路があり、そこに住むザリガニを狙っているようである。


薔薇園で昼食を取り、周囲を1時間ほど散策し薔薇園に戻ると、
今度は別の常連さんに遭遇。
やはり野鳥の写真を見せていただきながら、野鳥談義。
古参の常連さんらしく、いろいろな人から挨拶を受けていたが、
やがて上空に猛禽の旋回を発見すると、みな一斉にその猛禽狙い。


その場では「オオタカ」であろうとの意見が多く「オオタカ」ということになったが、
誰かが「ノスリじゃないの」と・・・・
ネットで検索すると、翼の模様などからノスリが正解と判明。
下の写真がオオタカの幼鳥で、2014年9月に団地の庭で撮ったもの。


帰りがけに三角池で出会ったのが「ジョウビタキ」の雌。
人馴れしているようで、目の前1.5m程のところを来園者が通っても逃げる気配がなかった。

さらに、薔薇園で出会った常連さんが通りかかり、
「今は固まっているから近くに行っても大丈夫だよ」と言いながら、
ジョウビタキに近寄っていった。
果たしてジョウビタキは逃げなかった・・・・・。
常連さんのならではの知識は他のカメラマンを圧倒し、スゴスギである。


そんなこんなをして居ると、今度は青年カメラマンがやってきて、
「ジョウビタキは良く見るけどメスばかりで、雄を見たことが無い」と・・・
常連さんにも聞くが「今年はまだ見ていない」という。
久し振りに聴いた言葉遣いの丁寧さは、
接客を生業としているのかもしれないと思われるほどに淀みがなく、
好感の持てる青年だった。
ちなみに、
下の写真がジョウビタキの雄で、2014年1月11日に大町公園で撮ったもの。


今日は野鳥中心になってしまったが、
この時期には蝶も昆虫もおらず、薔薇も剪定されてしまったので、
薔薇の花もない・・・・

巻頭の写真は、初めて見たジョウビタキの背中で、
正面から見るよりも美しかった。
斜め上を見ているが、何を見ていたのかはジョウビタキのみ知る・・・なのである。
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昼前から夕方まで、「彩雲」が頻繁に観測されました

2016年01月27日 | あらかると

朝から風もなく快晴だったので一週間ぶりに公園散歩に出かけた。
散歩先はいつもの大町公園で、
公園まではいつもより遠回りしてポタリングを楽しんだ。

市川動植物園の薔薇園は、全ての剪定が完了しており、
楽しみにしていた被写体の「冬薔薇」が消え、
薔薇園遠景の彩も消えてしまった。


園内を歩いて居ると、
湧水の流れの上で一羽の翡翠が、獲物を狙っていたが、
獲物の捕獲に失敗すると、電線池の方向に飛んで行ってしまった。


途中のベンチで観天望気しながらやや早めの昼食。
冬場は寒いので、弁当よりはパン食が多くなり、
菓子パン2個が今日のメインディッシュとなった。

やや雲が出てきたので空を見上げると、太陽の周囲を、
滅多に見られないような素晴らしい彩雲が流れていた。


その彩雲は、枯葦の写る湿地の水溜りにも投影され、
天地両方が彩られた。


余りに素晴らしい彩雲だったので、たまたますれ違った婦人に彩雲の方向を案内すると、
「生まれて初めてみました」と、大変な喜びようだった。
初めてと言うことだったので、彩雲についての豆知識を少しだけ紹介しすれ違った。

やがて、雲が通過し彩雲も消えてしまったが、
園を出るころには再び出現した。(巻頭の写真)

帰宅した15時ごろにも出ており、長い間出現していたものと思われる。
ベランダに出て100コマ近く画像を撮影したが、
太陽光をうまくコントロールできず、
半数近くが肉眼で見たものと異なる色彩の画像になってしまった。
下の写真は、
羽田空港を飛び立ち彩雲の中を西へと飛行していった旅客機(写真中央)。


日没前には、これまでに見たことのないような太陽のように明るい幻日が現れ、
更に、日没直後は富士山上空の雲が虹色に染まった(下の写真右上)。


太陽は富士山の向こう側に沈んでいったが、
周辺の雲は太陽光に染まったままで、暫く残照光景が続いた。


明日も温かく晴れた一日となるようだが、
都心の天気予報は、金、土、日と雪だるまマークがあり、
月曜日は曇りのマークとなっていて、晴れを表す太陽マークがない。
まもなく、当地からは「ダイヤモンド富士」が見られるはずなのだが、
この天気予報では難しそうである。
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