MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

花散らしの雨

2008年03月29日 | あらかると
天気予報によると、明日と明後日は雨になる可能性が大きくなった。ということは満開の染井吉野は実質今日で終わったのかもしれない。
昨年の記録を見ると、3月29日に満開になった染井吉野は4月3日の雨と4日の雨交じりの霙で一気に葉桜になっているからである。5日に晴れたものの残っている写真は葉桜で花は2割程度しか残ってなかった。
つまり満開の5日後の雨は「花散らしの雨」に成っているわけで、今年は満開から今日で3日しか経ってないが、気温が暖かかったことによりすでに散り始めている桜もあることから推理すると、明日と明後日の雨は花散らしの雨となる可能性が大きいのである。

今年は桜が満開になってから青空に恵まれた日が少なかった。写真的には桜の花か雲か判らない様に移る曇天より、青空の下に白やピンクの花が咲いている光景のほうが美しいし、デジカメの場合は画質のクオリティも高くなる。
不忍池周辺の桜は満開時期が公園中央路よりやや遅かったので、うまくすると雨の後でも満開の姿を見ることができる可能性もあり観察して記録にとどめておきたいと思うが、ピーカンな一日であって欲しい。

ちなみに、数年前は満開の日から冷え込みしかも雨などが降らなかったので、満開の桜を10日間も楽しめた記録がある。

写真はもしかすると今年最後と成ったかもしれない中央園路の満開の桜。29日写す。
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上野公園桜情報、朝露桜、新墨染、御車返など開花

2008年03月29日 | あらかると
3月29日現在、新たに、吉野枝垂桜、朝露桜(写真上)、新墨染桜、火打谷菊桜、御車返などが咲き始めました。
暖かい日が続くためか、枝垂桜の中にはすでに葉桜に成りつつあるものが見られ、染井吉野もところによっては花が散り始めている場所も見受けられました。

先日の満開宣言以来上野公園は平日や土日に関係なく沢山の人で賑わっています。また、学校が春休みということもあって動物園内も賑わっているようです。込み具合は自分の歩調では歩けず、通勤ラッシュ状態にあると思っていただければいいかとおもいます。

今回、特筆すべき桜は火打谷菊桜で、見事に開花していました。この桜は蕾のまま散ってしまうことも多く、下の写真のように完全な形で開花したのは珍しいのではないかと思われます。東博内庭園にありますが、まだ幼木のため撮影には望遠レンズを使うなどの注意が必要です。

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東博の桜たち

2008年03月28日 | あらかると
今年は東京国立博物館の「友の会」に入会したこともあって、庭園開放以来行く回数も多くなった。
東博の敷地内は庭園の専門官に毎日の様に手入れされ守られているために、様々な樹木や草木にいたるまで理想の環境下にあるようだ。都心では自然な桜の姿を見られるのは新宿御苑程度しかないと思っていただけに新しい発見でもある。

写真は公園内でも随一を誇る東博庭園内の枝垂桜だが、人の目線の下まで枝垂れている。春と秋の庭園解放時以外は見学できない庭園だが、それが木々にとっても好都合なのかもしれない。
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上野公園の染井吉野が満開になった

2008年03月27日 | あらかると
気象庁は27日に東京と静岡で染井吉野が満開になったと発表した。そして上野公園の桜もほぼ満開となった(不忍池周辺では6分咲程度)

今年からの試みである東博の夜桜もよかった。写真の左が江戸彼岸系の枝垂桜で、中心よりやや右下に赤く写っているのが正福寺、右下隅にあるのが「さくらカフェ」で、そのうえに緑色を帯びているのが一分咲程度の大島桜である。
庭園内を回っているうちにやや冷え込んできたので、「さくらカフェ」でモカ何とかやら(400円也)を飲んだが、意外だったのはそれが洗練された本格的な美味しさだったことである。




「3月27日までに開花した桜の現況」はこちらから

「3月27日までに開花した桜の写真一覧」はこちらから



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上野公園桜撮影スポットを紹介(上)

2008年03月26日 | あらかると
上野公園内には桜の景色を撮るための様々なスポットがあります。
開花ばかりを報告しているとついついその美しい光景の紹介を忘れてしまいますが、染井吉野が満開を迎えるであろう明日以降は景色の写真も視野に入れて公園内を散策することになります。

以前紹介した「上野ウォーカー」の道順をたどりつつ撮影スポットの紹介をいたします。
上野駅公園口を下りたら公園には向かわず線路沿いの道路を左方向に歩を進めます。200m位行くとロケット模型を載せた発射台が見えてきます(東京科学博物館の裏庭に当たります)、ここには桜が二本植えられており今満開を迎えていますので、その桜にロケットを取り込んで写すと面白いです。
更にその足で輪王殿、両大師境内と散策していく。ここはお寺ということもあってか桜が散った庭園の風情などが写真の対象になります。諸行無常を感じつつもその終焉の美に会うことも夢ではないような気がします。



足を東京国立博物館に進め、庭園を散策すると様々な手入れされた美しい光景に出会うことが出来ます。吉野枝垂と表慶館屋根のハーモニーや、法隆寺宝物館手前から後ろを振り返ると目に入ってくる、柔らかな緑の枝垂柳と枝垂桜の競演などに思わずシャッターを切ってしまうかもしれません。また、今年から庭園の夜間ライトアップなども行われ更に美しい庭園の夜桜光景を目にすることができることでしょう。

東博の正門をでて道なりに右方向に行くと黒門が見えてきます。この黒門左側にも桜があり、桜と黒門を捉えて写し込むと江戸時代にタイムスリップした感じを味わうことができるかもしれません。
更に道なりに進むと一つ目の信号にたどり着きますが、その信号を渡った右側の建物が黒田記念館です。その先道路沿いに染井吉野が何本か続きますが、同じその信号を左に渡ると東京芸大美術学部の開かずの木戸門前に出ます。そこからの桜の光景は、黒田記念館の壁が桜の引き立役になっています。

と今日はここまで・・・・
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