MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

薄紅葉(うすもみじ)

2018年09月24日 | 写真俳句

晴れれば公園散歩が多くなるが、
今は季節の変わり目とあって「秋の長雨」的な状況になっている。
今日は晴れたが、明日は曇りがちで午後からは雨の予報となっており、
その後の2日間も雨模様のようである。

日曜日の散歩は避けるようにしているが、
雨後の晴れともなれば写真を撮るにも良く、常連さんも多くなる。

今日も常連さん5名と1時間ほどの世間話になったが、
今日は「終活」や、やがてお世話になる「墓」の話になった。
私の知らない情報も多かったが、興味の範囲外だったので、
詳細については覚えていない。

いつもの常連さんとの話題で最も多いのは、
顔見知りの常連さんの消息で、そんな心配事を、
わずかに色づき始めたもののやがては散る数本の楓に重ねてみた。


閑話休題

久しぶりのブログへの投句になったが、
ブログに掲載した句は「発表句」扱いとなり、
雑誌や各俳句大会などへの投句は出来ないことになっているため、
類句を投稿しないように、ブログでの公開は避けている。

ちなみに昨日までに創作した今年の句歌は、1730点となった。
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襤褸襤褸の蝶

2018年05月09日 | 写真俳句


久しぶりの「写真俳句」の投稿となりました。

昨年、友人から俳句投稿の再開を薦められ、
二重投稿や類句、類歌(短歌)を避けるためと、
ブログで公開したものは投稿不可ということも多く、
ブログでの公開は控えていました。


閑話休題

俳句界は2月に逝去された、
句会の大御所「金子兜太」氏の追悼記事が多く組まれています。

そんなこともあり、
以前、NHKTVで「日本ナンジャコりゃコレクション・今度は俳句じゃ」で、
「ナンジャコリャ句会」という放送があり(2009年)録画していたので、
久しぶりに鑑賞してみた。

MCが「いとうせいこう」、宗匠「金子兜太」
句会の参加者が、なぎら健壱、高橋源一郎、大宮エリー、明川哲也、
吉行和子、冨士眞奈美、箭内道彦、南海キャンディーズ、假屋崎省吾という、豪華メンバーで、
さまざまな俳人の難解と言われる句のなかから個々に好きな句を持ち寄り、
解釈や鑑賞するといった内容であった。

難解と言われる句にも、その作成時の作成意図や時代背景、
個人の生き様などを知ることによって(兜太氏解説)、
その句の名作たる所以を知ることになったのである。
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冬の日向の蜻蛉(秋津)

2017年12月24日 | 写真俳句


ほぼ半年振りの(前回は6月6日)「写真俳句」の投稿です。

今年は友人の勧めもあって多くの俳句と短歌を創作してきたが、
やはり、この世界にも流行のようなものがあり(特に俳句界において)、
俳句はこれまでに2句、短歌は4首が雑誌や歌会、文学賞などに入選したが、
俳句は以前から言われていた「類句」の問題からか、
「見たまんま俳句」ではほぼ入選することがなくなった。

私が句歌や律詩、自由詩、エッセイなどの創作を始めたのは高校時代で、
当時の進学雑誌への投稿では、句歌においていくつか特選もいただいていた。
投稿理由は特選の景品の「万年筆欲しさ」だったが・・・・
2回目の特選のときは、過去歴の為か送られてくることがなかった。

当時大切とされていたのは、俳句でいえば「侘び」「寂び」「余韻」「余情」
そして「言葉のリズム感」などだったように記憶している。
が・・・
今は「季語」が重要視され、季語から類推できる有り様などは排除することが求められ、
「寂しさ」「悲しさ」「美しい」などの個人的感情も好ましくないようだ。

閑話休題
このブログ内では「俳句写真」の掲載が500句を超えていた。
机に向かってPCを開き、句になるような写真を探し、
その場で作った即興的なものが多く、1ヶ月ほど前に全作品を見直したところ、
「季重ね」などや「三段切れ」「明らかな散文調」などが見つかり、
修正すべく200句以上を「非表示」処理している。

それらの句については修正しようとしているが、
新規投稿や、過去の句歌、学生時代に上梓した小説など、
未発表作品についての手入れもしなければならず・・・・

写真の句は二十四節気の「大雪」のころの作品で、
人にとっても寒い一日だったある日に見た、
その時期にはほとんど見ることのない「秋茜(秋津)」を見ての句である。
「や・・かな」「淋し」など問題もあるが・・・・。

「周りに仲間のいない蜻蛉の『淋しさ』」は、私も時折感じることがある。
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刈らるも生きて(写真俳句)

2017年06月06日 | 写真俳句

公園に隣接した野原のような広場がある。
春から夏にかけては雑草の成長も早く、
すでに2度の刈込が行われている。

蒲公英が綿を飛ばし、茅花が穂を出して実る頃に刈込が行われ、
野芝が顔を出しているところもあった。

暑さの中で4セットあるベンチで休憩し、
その帰途に紫の小さな花を発見。
過去に見たことの有る花に似て居たが、
花が一輪づつしか付いてなかったことと、
草丈が7~8cmほどしかなかった事から別種のように思われた。

花の名前を検索すると「桔梗草(キキョウソウ)」で、
やはり前に見た花と同じだったが、
普通の桔梗草は下の写真のように草丈が30cm以上もあるので、
広場の桔梗草は成長期に刈られてしまったのだろう。

しかし、草の根などの一部が残り再成長してきたのであろう。
広場にはまばらに30本近く咲いて居たが、
どれも先端部に1輪の花しか付いていなかった。

下の写真が「通常の桔梗草」


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蜜吸うてふも同じ色

2017年06月01日 | 写真俳句

空木(ウツギ)の花が開花期に入った。
別名を「卯の花」ともいうが、
おから料理も「卯の花」と呼ぶため、混同しやすい。

毎年のように咲き始めにやってくるのが「紋白蝶」なのだが、
ウツギの白い花と同じ色のため、その存在に気付かず通り過ぎることも有る。

写真の蝶は、両翅で花を抱えるようにして吸蜜していたが、
このような光景は珍しく、こちらを主題とした句にも挑戦中。
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