MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

マクロな虫たち

2009年04月30日 | あらかると

花の接写写真(1.2Mbデジカメの1cmマクロにて撮影)を撮っていると、肉眼では見えない小さな虫たちが写り込んでいることがある。とくに今の季節は多く、今回オオジシバリの花で(花の直径は2.5cm程度)3匹の昆虫の子が写り込みました。


触覚が体長の6~7倍はあろうと思われる虫は蟋蟀か蝗かもしれません(上の写真)。緑色の虫は体型から馬追かも(下の写真)・・・花弁の間に隠れるようにして写っているアブラムシのように小さいのは不明です。小さすぎて人の目に止まる事は殆どありませんが、子供が可愛いのは動物界共通のようです。


この虫たちもあと半年もすると、野原の夕べを音楽会々場のように演出し、人々の心を癒してくれる事でしょう。
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野の花

2009年04月28日 | あらかると
普通に見られる野の花もアップで写すと思いがけない発見がある。昨日取った写真からその一部を紹介します。

上の写真は白詰草(クローバー)。蝶はベニシジミで1.5cmほど。

下の写真が白詰草のアップ。蘭のようです。


赤詰草(レッドクローバー)。花の形も葉の形も白詰草に良く似ていますが、花もはも草の形状も違う。野原ならどこでも見られる花で平凡だが、近寄って撮ってみると蘭の花の集合体のようである。


赤詰草拡大版。


これも良く見ることのできる「カラスノエンドウ」


下の写真が判らなかった花で、つる性であることや葉が「カラスノエンドウ」によく似ている。しかし花はカラスノエンドウの半分ほどで3mm~4mm程度しかない。最初のベニシジミが映っている写真の右端にあるのがこの花で、調べてみると「スズメノエンドウ」だった。・・・カラスウリに対してスズメウリ、どうしてもスズメと付けば小さいというのが植物の名の定番であるようだ。


下は「ストロベリーキャンドル(紅花詰草・べにばなつめくさ)」と判明しました(4月29日)。


下の写真は名前が不明。20cm程のひょろ長い幹の先端に花が咲いているのが特徴で、湿地に咲く食虫植物でタヌキモ科の「ホザキノミミカキグサ」に似ているが、これは土手に咲いていたので異なる。


上記についてご存知の方がいらしたら教えてください。
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5つ葉のクローバー

2009年04月27日 | あらかると
今日江戸川の土手で5つ葉のクローバーを見付けました。江戸川の土手で様々な名も知れぬ野草の花を写していたら、偶然に・・・・
欧州ではクローバーには魔除けの力があるとされ幸運を呼ぶといわれます。
調べた結果、四葉のクローバーは「名声」「富」「健康」「恋人」に付いて良い事があるとされ、5つ葉は「金運」、6つ葉は「予言の力」、7つ葉は「無限の幸福」があるようです。

クローバーの葉100万枚に一枚程度という貴重なものらしいので、金運のおすそ分けという意味をこめて紹介しました。

名も知れぬ野草の花は調査の上近日中に掲載予定です。
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山笑う(写真俳句)

2009年04月26日 | 写真俳句

「桜葬」とか「散骨」とかについてニュースなどで見て、自分はどうあるべきかと思ったが、現実感が無く考えに至らなかった。
地球に何らかの爪痕を残そうと思って右往左往してはみたが、何の後も残さず消え行くのもまた選択肢なのかもしれない。
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21世紀の森(松戸)は「山笑う」状態に・・・

2009年04月24日 | あらかると

「山笑う」とは春の俳句の季語で、その出典は中国宋代の頃の禅宗の画家郭熙の「春山淡冶にして笑ふが如く、夏山蒼翠として滴るが如く、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し」にある。
季語にも、夏は「山滴る」、秋は「山粧ふ」、冬は「山眠る」がある。

21世紀の森公園は今まさに「山笑う」状態にあって、眺めているだけで楽しくなる。21世紀の森にかかわらず、公園や林は春萌えの時期なのである。

冬の間は薄着も出来なかったが、盛春の今は陽が当たりさえすればTシャツ一枚で足りるという状況で開放感もある。生きている充実感さえ味わうことができる。

様々な種類の落葉樹は、それぞれに若葉の色が異なり、春山を様々なグラデーションで染めている。上の写真。

欅の若葉も春の色に染まっている。


山の上のほうは、強い風にあおられて若葉が裏返しとなって光ってる。


秋の楓は逆光の燃えるような赤が美しいが、春の楓は順光でかつ青空に萌えてこそ美しい。「燃え」と「萌え」の違いなのかも知れない。


楓、欅、橡程度までは色の違いでわかるが、それ以上は判らない。


一昨日の水元公園は花菖蒲の名所でもあるが、蕾さえなかったのに、同じ仲間の「黄あやめ」が咲いていた。まもなく「菖蒲湯」の5月の節句を迎える。


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