MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

2007 Last Sunset

2007年12月31日 | あらかると
大晦日である。年越しそばに元旦はけんちん汁の角餅の雑煮の朝食である。幼かった頃は正月三が日の朝食は雑煮と決まっていた。そして御節である。御節もほとんどは自家製だから、子供たちはよく手伝わされた。だから昆布巻きや金団や羊羹は今でも作れる。
雑煮といえ御節といえ正月三が日ぐらいは主婦たちも台所に立たずに楽をさせる慣わしから保存の利くおせち料理が生まれたといわれている。
社会人になって田舎を出ると大晦日から正月にかけての過ごし方も、時代によって変わってきた。
学生時代から10年くらいは、友と明治神宮に行っていた。冷え切った夜の参道をひたすら歩いて、本殿前で新年を迎えたという太鼓の合図を聞くことが正月の迎え方だった。
サラリーマン絶頂期の10年ぐらいは毎年外国に出かけていた。韓国や台湾が多かったがその理由は生中継の「紅白歌合戦」が見られることだった。台湾も韓国も大手のホテルはBSアンテナが付いており受信できていたのである。つまり、日本は韓国や台湾をTV電波で侵略していたのである。
韓国の正月は旧暦で実施されるので年末の行事といえば除夜の鐘ぐらいであまり華々しさはない。だから正月なのに大手ホテルでもクリスマスの飾り付けがされたままであることが多い。

まもなく「紅白歌合戦」が始まる。最近は国内で見ることが多くなり、それとともに年越しそばと元旦の雑煮が欠かせなくなってきた。
そばは出汁から作り鴨南蛮に仕立てるのが好きだが、本物の鴨が手に入らなくなってきている。なので、今夜は豚南蛮。

写真は2007年を最後を飾るサンセット
コメント

ワルツ`スプリングソング´

2007年12月30日 | あらかると


シンビジュウムが一気に開花した。3日前は綻び始めという感じだったが、室内に届く日光の暖かさで一気に開花した。ベランダに置いたままだと下のほうから徐々に咲き始めることが多く花も長持ちしたが、一気に咲いた今年は4月まで花が持つものか興味津々である。

名前がわからなかったが、表題のWaltz `Spring Song´だった。緑系の花は他にもあるがその特徴と、この株を手に入れた場所から確証を得た。その場所とは東京芸大である。下請けの仕事として美術館開館以来6年ほど勤務したが、新校舎(工芸棟)建築のため温室が壊されることになり、芸大に勤務する人は洋蘭を貰って帰ることが出来た。その話が私の耳に届いた頃はすでに貧弱な株ばかりであったが、シンビジュウム3株とカトレア1株を持ち帰った。カトレアは水槽を温室代わりにして育てていたが、初年度3個の立派な花をつけたもののやがて枯らしてしまった。
芸大といえば、美術学部では先生方や博士課程等の生徒が個展や合同展などで、音楽学部ではコンサートや独奏会あるいは発表会などで「洋蘭」を戴くことが多く、その一部が温室で栽培されていたのである。

Waltz `Spring Song´はその名前から、音楽部の誰かが戴いたものに由来するものに違いなく、大切にしていきたいと思った。春になったらワルツでも聞きながら鑑賞しようとも思う。


写真はWaltz `Spring Song´。下の写真が3日前のもの。
花の写真としてはこれが今年の撮り収めということになった。今年の第一コマ目がP1020795、撮り収めがP1040989更に他のカメラで500コマ近く撮っているので、20600枚の写真を撮ったことになるが・・・
「傑作」はない。
コメント

郵便事業㈱はサービス低下中(台北からの年賀状)

2007年12月21日 | あらかると
前回紹介した台湾の実業家陳氏からの賀状が昨日配達されてきた。葉書をよく見れば年賀状とわかるのに配達されてきた。これまでは配慮があってか正月一日に配達されていたが、郵便事業㈱となってその心遣いが消えてしまったのかもしれない。残念である。
また、昨日買ったインクジェットの葉書50枚を近くの特定局に写真用葉書に交換に行ったところ「葉書無料交換云々」という書類に署名しろという。交換していただかないと困るので記名したが、葉書を売るときは「言わなければ」レシートとか領収書も発行せず、交換するときは書類を提出しろという。顧客の利便よりも郵便事業㈱側の利便しか考えていないことがこんなことからもわかる。たまたま必要があって2日続けて行くことになった新体制の郵便局で「社員になりきれて居ない官僚の残骸」を見る思いであった。
今後はもっと民間会社の経験豊富な人材を確保するなどして、「顧客本位の会社作り」をし「実力中心主義の人事制度」や「ブレーンストーミング」などの手法によって新分野や新商品を開発していかないと生き残れないように思われる。
それでなくても、インターネットや携帯の普及により、個人による葉書や封書は使われなくなっているのだ。


写真は台湾の年賀状で、日本のようにお年玉抽選番号が入っている(絵入り官製はがき?なので裏面は鼠をデザインした絵が入っています。又切手のように見えますが印刷です)。それよりもなによりも葉書額面のみで航空便料金を取っていないのがすばらしい。ちなみに、日本の賀状を外国に送る場合は20円切手を追加して貼らないと差出人に戻ってきます。さらに、送ったその葉書がお年玉抽選で一等に当選しても外国なので無効になります。日本に返送していただいても駄目なのかなぁ?

コメント

ドラマチックサンセット

2007年12月14日 | あらかると
写真上はほぼ肉眼の視野角、写真下は望遠440mmで夕焼け部分を写した。
目では見えなかった雲間からの光が、山際に降りそそぎ新宿NTTビルがシルエットとなって浮かび上がっていた。また大きな煙突の左上には胡麻粒のようなものが写っているが、大型ヘリコプターのV107型機だった。16時15分頃の数分間の出来事である。



コメント

りんごとシナモンのジャム

2007年12月05日 | たべもの・料理

最近ではあまり食べないが、仕事やゴルフなどで疲れたときは「コージーコーナーのアップルパイ」をよく食べていた。ボリュームがあってりんごの酸味が好みにあっていた。
2年ほど前に何気にテレビのチャンネルを回していたら「りんごとシナモンのジャム」の作り方を放送していた。録画してすぐに実行してみた。美味しかった。このときの番組名はNHK「今日の料理」で講師は、菓子研究家であり鎌倉でジャムの専門店を開いている「いがらしろみ」氏。(彼女のブログ「いがらし ろみ romi-unie blog」はここから)

今年も殆どの種類の林檎が手に入る季節となり、再度挑戦してみた。レシピどおりに作るといろいろ中途半端なので今回はレシピの3倍に挑戦した。以下のレシピのカッコ内が今回の記録である。NHK「今日の料理」を検索してもなぜかこの部分がなかったので以下紹介します。


用意するもの(カッコ内は今回私が挑戦した量です、お間違いなく)

・林檎、皮や種を除いた正味500g (1.5kg)・・・種類は何でも良い
・林檎ジュース、50ml・・・・今回は水分の多い「ふじ」を使ったので入れなかった。
・グラニュー糖、350g (1kg)
・レモン汁、2分の1個分 (2個)
・シナモン粉、小さじ1 (2)
・バニラビーンズ2分の1本 (大きめもの1本)

まず林檎3分の2分を「細切りスライサー」でおろし千切状のものを作る。残りの3分の1はフードプロセッサーでピュレ状にする。
上記にまずグラニュー糖を入れざっくりと混ぜ、更にりんごジュース、シナモン、半分に開いたバニラビーンズを入れ混ぜ砂糖になじませる。
鍋は銅製のものかホーロー鍋、またはステンレス鍋を使い「強めの中火」にかける。沸騰してきたらアクを取りながら沸騰を続け5分後に出来上がり。バニラビーンズは中身を鍋のふちなどでこそげ取りよく混ぜておく。なんとも簡単である。アップルパイ好きにはたまらないジャムとなる。紅茶に入れたりミルクに入れたりパンに塗ったりして食べているが、保存性を保つためと素材の新鮮さを保つために砂糖の量が多いので、毎日食べるとさすがに飽きます(笑)

なお、ビン詰は殺菌をかね熱いうちに入れ(このときバニラビーンズのさやは、ビンの数分に切り分け瓶詰めにするときに一緒に入れると更に香りが移るとのことです)、ビン口を綺麗にふき取ってふたを締め逆さにして(ふたの殺菌)さめたら完成です。

写真は完成した「林檎とシナモンのジャム」・・・写真写りは悪いけど美味しいですよ。簡単なのでぜひ挑戦を・・・・
コメント