MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野の菜花 (写真短歌)

2017年03月31日 | 写真短歌

春の野をポタリングや逍遥をして居ると、
野草を採取している人を見かける。

数年前、江戸川をサイクリング中に、
菜の花の咲く土手で採取している人を見かけ、声を掛けると、
「春の野草は美味しく、体にもいいのよ」と・・・
さらに「苦味はあるけど、その苦味が薬なのよ」と。

川土手や野原には、野生化した小松菜や芥子菜などが生えている。
そしてその味は、市販のものよりも「エグミ」はあるが、
天ぷらなどにすると、そのエグミが味深く美味に変化するのである。

最近は「野草摘み」が春の楽しみの一つとなった。
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黄揚羽蝶、褄黄蝶、瑠璃小灰蝶、天狗蝶など

2017年03月30日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


公園内のベンチで陽に当たって居ると、
ジーンズから太陽熱が太腿に伝わってくるほどの暑さを感じた。

暖かい陽気に誘われて昆虫達の動きが活発になってきた。
特に紋白蝶や筋黒白蝶の姿は園内全体に見られるほどだった。

更にこの時期にしては珍しい「黄揚羽蝶」が、
ムラサキハナナ(諸葛菜)の群生地を飛び回り吸蜜活動に余念が無かった(巻頭の写真)。

翅の左側が欠損していたり、腹の大きさや色、
あるいは人の近くまで寄ってきて吸蜜するなど、人馴れしていることから、
今年生まれと言うよりも、越冬していたものと思われる。


「瑠璃小灰蝶(ルリシジミ)」
先日も紹介しているが、今日は翅を開いて陽に当たっていた。


さらに、園内の常連さん情報に寄ると「ツマキチョウ」が現れたと・・・。
で・・蝶を撮って居た人にたまたまその情報を伝えると、
「私も撮りました」と、画像を見せていただいた。
ツマキチョウの飛翔の特徴を掴んでおり、間違いのない情報だった。

ツマキチョウは春先にだけにしか見られない貴重な蝶なのである。
下の写真は、昨年3月31日に撮影。


昨年の同じ日、天狗蝶にも出会っているので、
もしかすると一両日中には遭遇できるかもしれない。
こちらも頭数が少なく、出会うことが出来れば幸運と言えるだろう。


明後日には寒の戻りがあり、日中の最高気温が10℃を切り、
降雪も考えられると言う。
健康には留意しなければならないようである。
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「大津川逍遥」と「柏市逆井のカタクリ群生地」

2017年03月29日 | あらかると


昨年の10月15日以来の大津川逍遥となった。
今回の目的は、のんびりとした散策と、
巻頭の写真の「野原の野菜畑」ならぬ、野の恵みの採取。
と・・・・
桜の開花とともに開花する「逆井のカタクリ群生地」の下見。

11時ぐらいまでは曇っていて肌寒かったが、
徐々に晴れて来ると、春の陽気に包まれた。
そんななか、
直ぐ近くの川岸に見たことのない野鳥が一羽。


忙しなく採餌中で、意外と敏捷に飛んで居る虫などを捕食していた。
嘴がやや長く「シギ」の仲間のようだ・・・・・
約1時間ネットで検索したところ「尾白当年(オジロトウネン)」で、
珍しい野鳥のようである。


野鳥で良く見られたのが「鶫(ツグミ)」で、
繁殖期になると羽の色が濃くなる婚姻色だった。


朝方は見られなかった紋白蝶が、
陽が射すと共にあちこちに現れ、日光浴をしたり、
オオイヌノフグリや菜の花などで吸蜜していた。


繁殖期に入っている紋白蝶は、自転車のスポークの輝きを雌と勘違いする様で、
時々追いかけられた。


「逆井のカタクリ群生地」

朝方下見した時点では開花は確認できなかったが、
午後には数輪が開花していた。
が、
まだ蕾みも少なく、桜と同様にあと1週間ほど先が見ごろではないかと思われる。
ちなみに昨年は4月9日に満開状態になっていた。
下の写真は開き始めたばかりのカタクリ。
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近隣の染井吉野開花、大島桜と連翹が満開、その他。

2017年03月28日 | あらかると


近隣の幾つかの桜並木や、
小学校、公園などに植栽されている「染井吉野」が開花した。
まだ咲き初めだが、週末には満開近くになるものと思われる。

巻頭の写真は、大町公園北口自転車置場前の染井吉野。

団地内の大島桜は「満開」になった。
開花が確認できたのは3月20日なので、やや遅めの9日で満開となった。
開花後に到来した雪の降るような真冬並みの気温が、
2日ほど開花を遅らせたようだ。


連翹も満開を迎えている。
下の写真は本日の大町公園内の連翹。


大町公園内の雑草「毛狐の牡丹」が開花を始めた。
花の向こう側に隠れているのは「ヒラタアブ」の仲間のようである。


直ぐ近くには「蛇苺の花」も開花していて、
小さな蜂のような昆虫が吸蜜中だった。
脚よりも細そうな括れた腹を折り曲げて、花の中をクルクルと回っていた。

延べ半日Net検索して名前を調べたところ、花虻の仲間で、
「斑腰細花虻(マダラコシボソハナアブ)」のようであ。


これからは日を追って花の数が多くなり、
花の数と共に多くの昆虫が吸蜜や花粉集めにやってくる。
今回の「斑腰細花虻」は初見だが、
見ていない昆虫はまだまだ多く居るはずで、楽しみにしている。
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越年蜻蛉は今日も動かず(写真短歌)

2017年03月27日 | 写真短歌

冬を成虫のまま越冬するイトトンボが居る。
その名も「越年蜻蛉(オツネントンボ)」で、
意外と寒い時期にもその姿を見ることがある。

春めいてきたことから行動を始め、あちこちに移動することが多くなったが、
写真のオツネントンボは、ほぼ1ヶ月同じ場所に止まっている。
その存在を知っていても逆光ではほぼ見えず、
陽が当たっていても、その小さな存在を見つけるのは難しい。

発見したのが1ヶ月前で、実際にはもう少し前からこの場所に居たものと思われ、
昨年は、別の場所で2ヶ月近く同じトクサ(砥草)の先端で過ごしているのを見ている。

小さな虫が飛翔しているので、採餌行動はしているものと思われるが、
その現場は見たことが無いので、
その存在を知る人は、何気に心配しつつ、
小さな命の生命力に驚いているのである。
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