MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

現の証拠(げんのしょうこ)

2008年08月27日 | あらかると
花径が1.5cm程度の白い花で(西日本では紫紅色)、二輪づつ咲いている面白さがある。市営公園のため児童も多く、花には説明書きがしてあった。
「げんのしょうこ」名前だけは聞いたことがあり、薬草とあったので撮影した。小さい白い花なので写真的には期待できなかったが、1cm近くまで寄って撮った写真には、近づいて見ないと見ることのできない美しい色が映し出されていた。

名前の由来は、煎じて飲むとたちまちに効果があったことから、「げんに証拠となる」から来たようだ。
歳時記には、別名、医者いらず、たちまち草、神輿草。フウロソウ科の多年草。下痢止めとして夏季に採集し乾燥したものを煎じると記載されていた。


下の写真は市営公園の光景である。自然保護などを理由に自転車は乗り入れ禁止なので、のんびりと散策やウォーキングを楽しむことが出来る。


夏雲は面白いので水彩画を描くこともある。早いものでは30分程度で書けるのがいい。


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夏ばてに最適、烏賊と梅のスパゲッティ

2008年08月21日 | たべもの・料理
梅干に含まれるクエン酸は肉体の疲労回復に、烏賊に含まれるタウリンは臓器の強化に良いので、夏の疲労回復にお奨めの簡単料理です。

オリーブオイルでニンニクと唐辛子を炒め、3cm程度に輪切りにした内蔵を入れてよく火を通す。(内蔵はよく炒めないと生臭さが残るので注意)更に烏賊を加えて炒める。梅干はペースト状になるまでたたき、烏賊に火が通ったら火を止め混ぜ合わせ、茹で上がったスパゲッティに和えれば完成です。


今回は刺身用の新鮮な烏賊だったので、烏賊の内臓も利用したが、イカ墨がすこし混ざったので、見た目はやや不満だが、コクのある美味しい出来上がりになった。今回は烏賊が小さめだったために一匹丸ごとつかった。
烏賊の美味しさも楽しみたかったので大きめに切ったが、パスタに絡みやすいように細く切るのもお勧めです。冬場なら刺身状態で和えても美味しいかもしれません。
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白馬岳

2008年08月20日 | あらかると
白馬岳は標高2,932mの北アルプス北部の山で、名前の由来は春になると雪解けで岩が露出し黒い「代掻き馬」の雪形が現れることから、「代掻き馬」→「代馬」→「しろうま」となったものである。
雪渓の上部は夏期には日本有数のお花畑が広がる。高山植物の固有種や希少種も多く、高山植物群落の規模も大きいため、日本を代表する高山植物帯・特殊岩石地(蛇紋岩、石灰岩)植物群落として、1952年3月29日に長野県側の国有林を中心に、富山県・新潟県を含む広大な地域が特別天然記念物「白馬連山高山植物帯」に指定されている
雪渓、お花畑、岩場、山の温泉とさまざまに楽しめる要素があり、交通の便も比較的良いことから、夏季にはたくさんの登山者が訪れて混雑する。なお、山頂直下に位置する白馬山荘は日本最大の収容人員を誇る山小屋である。夏期の登山者の大半は大雪渓を経由して登るため、夏休みの時期には大雪渓上は長蛇の列となることが多い。
(以上の情報と最初の写真は・Wikipediaより引用しました)

下の写真が、白馬大雪渓(hakuba-dai-sekkei)です。周囲の山の斜面からの雪崩で落ちた雪などが堆積して形成されています。したがって、急峻な登山道にも拘らず、岩のようにごつごつしていないので意外と登りやすいです。すべりを防止するため簡易なアイゼン(登山靴の下につける鉄の爪)をつけましょう。


雪渓を登り終えると、殆どの人が休憩を取り、お菓子やお茶、昼食などを楽しみます。下の写真は団体が登っている様子。


標高2550m地点。この周辺は高山植物が多く、お花畑が形成されていて、疲れた登山客を和ませてくれます。写っているのはややメタボリックな私。背中のリュックには約2日分の非常食と、バーナーや燃料、水などが入っています。


お花畑には数多くの高山植物が咲いていて、写真撮影を楽しむことが出来ます。しかしこの日は天候が急変し、あっという間にガスが出て周辺の光景が見えなくなりました。


日本一の山小屋、白馬山荘に到着。荷物を預けて暮れ行く山の散策を楽しみました


山頂で見る夕焼けは素晴らしく、とても写真では表現出来ません。


下に見えるのが白馬山荘です。


栂池方面に縦走します。




栂池には下りず、蓮華温泉方面に下りました。野原の中にある野天温泉(無料)に浸かり、野鳥の声を聞きながら体を休め、その日は姫川温泉に宿泊しました。すべて十数年前の出来事です。
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秋の気配

2008年08月19日 | あらかると
日曜月曜と涼しい日が続いたので、近くの公園にウォーキング目的で行った。そこで見つけた秋の気配。まず、秋の花の代表とも言われる「仙台萩」が咲いていた。
次に聞こえてきたのがヒグラシの鳴き声、昼よりもむしろ夕方に聞くことの多い鳴声だが、林が鬱蒼としていたので昼から鳴いていたようである。幼いころの野遊びは、このヒグラシの鳴き声が「家に帰れ」の合図でもあった。だからこの鳴声を聞くとなんとなく物悲しい。

ヒグラシの鳴く林を過ぎると、今度は疎林から法師蝉(つくつくぼうし)の鳴きが絶え間なく聞こえてきた。真夏の油蝉やミンミンゼミに比べればやや静かで弱弱しささえ感じられるが、人が近づいてもすぐには泣き止まない意外さがある。この蝉の声を音楽的に分析した情報があったので紹介します。

「つくつくぼし つくつくぼし、、、。途中からアクセントが変わりますね。 無理矢理文面表記してみると鳴き初めは「つくつくぼし」で__/。それが10数 回続いていきなり転調。おなじ「つくつくぼし」でも ̄ ̄\と語尾が下がります。 そして最後にジィーと螺子を巻くような声でフェイドアウト。よくよく聞いていると 微妙にテンポが早かったり、半音程ずれていたり。虫もそれぞれ個性があるなぁ、 ヒトと同じだなぁ、と感心してしまいます」(http://www23.big.or.jp/~lereve/saijiki/82.htmlから引用)となるようです。

更に行くと、湿地の傍らで、お盆の花として知られる「みそはぎ」が最盛期を終えようとしていた。禊萩ともいわれ、名前が「禊」ゆえにお盆に飾る花となったようだ。



夏休みの宿題の一環でしょうか、親子で捕虫網の光景です。


白い花が美しいエゴノキの秋のみのりです。実のヘタが帽子に見えたので悪戯してみました。


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迂闊(うかつ)謝り

2008年08月05日 | あらかると
私は以前英国の街中において、おのぼりさん状態で歩いていて、私の不注意で人にぶつかってしまったことがあり、私の不注意にも拘らず相手方から「アイムソーリィ」と謝られたことがある。とっさのことだったので、私は日本語で「あっ、ごめんなさい」と言ってしまったが、その所作が「謝り」の態度であることはは理解していただけたものと思っている。この一件以来、さすが紳士の国は違うと思ってきた。そして私自身そう勤めようとも思ってきた。

しかし、日本では自分の不注意によってぶつかってしまったとき、こちらが謝っても、相手からは「あ、ごめんなさい」と言う言葉はあまり返ってこない場合が多い。酷い場合は「どこをみて歩いているんだ」など罵声にも近い言葉が返ってくることさえある。

日本には古くから表題の「迂闊謝り」が有ったと言う。ぶつかりの回避はお互いに取らなければならないのに、お互いの不注意によってぶつかったわけだから、過失の度合いに関係なく謝るのが「迂闊謝り」である。過失の重さではないのだ。

このような日本の伝統的な道徳は、英国のように幼いころから躾けるべきなのだろうが、躾けるべき親がそのようなことを知らない場合も多々有るので(通常このような行動については殆どの人が習わない場合が多い)、まず学校教育の場で教えていただきたいものと考える。
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