MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

じゅん菜池の桜と残る鴨

2023年03月28日 | 写真


当地(千葉)では桜が満開になったにもかかわらず、雨模様の日々が続き(東京都心では23日から27日の日照時間は3.9時間しかなかった)、昨日27日の当地は晴れの予報が出ていたので、市川市の「じゅん菜池緑地」の桜を見に行った。

巻頭の写真は湖面に映る桜と、黄色い花の連翹。
桜の本数は少ないが湖面に映る桜の美しさがじゅん菜池の良さであろう。

下の写真は巻頭の写真と同じ桜で、別の場所から撮ったもの。


東屋の中で昼食を撮りながら撮った一枚が下の写真で、鴨が泳いている。


桜は満開を過ぎて散り始めており、染井吉野の桜の下は沢山の花蕊が散っていた。


前回満開だった陽光桜もほぼ散っていたが・・・・


数本の陽光桜の下の遊歩道は写真のとおり桜の散華があり、この時期にしか見られない光景に出会うことが出来た。


じゅん菜池には緋鳥鴨や嘴広鴨等がまだ残っており(季語では「残る鴨」「春の鴨」等と表現されます)一部では鴨同士の諍いも見られた。


ベンチで休んでいると近くにやって来た緋鳥鴨の雌が何かを食べていた。


で、4Kビデオで撮って確認してみると、下の写真のように散って浮いている桜の花弁(季語的には「花筏」)を食べていたのである。私にとっては初見の光景だった。


現在営巣中の雄の翡翠に出会うことも出来た。雌は見られなかったのですでに巣の中で抱卵していたのかもしれません。


じゅん菜池を散策中には薄日が射したものの結局は晴れず、予定に入れていた「手児奈堂」や市川の桜の名所「真間川」「文学の道」の桜を撮ることは断念した。
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辛夷と桜と昆虫たち

2023年03月21日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


ロードレーサーやサイクリング車の劣化によりで暫く自転車に乗っておらず、公園に行く機会も減っていたが、春めいてきたのでママチャリを購入した。で、19日に早速向ったのがいつもの「大町公園(長田谷津・市川動植物園)」

下の写真は公園北口の自転車置き場にある「染井吉野」で、開花していた。その咲き始めた花を啄んでいるのが「鵯(ひよどり)」で、実の部分を食べ花弁は落としていた。


更に北口を入るとすぐの所にある通称「電線池」では江戸彼岸系の「しだれ桜」が満開だった。ただ、枝垂れの部分は剪定されており、枝垂れ桜には見えないかも知れない。以前は手の届く範囲の高さまで花が咲いていました。


下の写真は谷津の斜面林に咲く満開の「辛夷(こぶし)」で、園内ではあちこちで見られたが、中には散り始めているものもありました。


下は薔薇園の北側の通路を東に上って行く通称赤道(あかみち)の急坂前付近の林の中の「辛夷」の光景。


園内の東西の斜面林はクヌギの花が咲き、若葉が萌え初めるなど春らしい林に変化中でした。


以下の写真は花と昆虫の世界の一部です。

下の写真は「むらさきはなな(別名・諸葛菜、オオアラセイトウ、花大根など)」で吸蜜する西洋蜜蜂。この花には珍しい「褄黄蝶(ツマキチョウ)」の姿も見られ、間もなく見られる事でしょう。


仙洞草(せんとうそう・春一番に咲く花ということでこの名がある)で吸蜜する「大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」と寄生蝿の仲間。


蒲公英で吸蜜する「金毛腹長土蜂」で、全身花粉塗れだった。


この時期は花虻の仲間も多く、下の写真は「北姫平田虻(キタヒメヒラタアブ)。


巻頭の写真は、鑑賞植物園から車道を登った先にある「公衆トイレ」近辺で数本が満開になっていた「陽光桜」。
やはり桜には真っ青な空が良く似合う。
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市川市「じゅん菜池緑地」にて (2)

2023年03月16日 | あらかると


巻頭の写真はすっかり春めいてきた、じゅん菜池の3月15日の寸景です。
クヌギやナラや枝垂柳の花が園内を明るく飾っていましたが、今回訪問の目的は桜の開花状況と巣づくりしている翡翠の姿を見ること。

下の写真は巣穴に入って巣作りをしている雌を見守ってる雄の姿で、視線は巣穴を見ているようです。


下の写真は栴檀の実を食べる鵯(ヒヨドリ)。
栴檀の実は毒性があるようですが、鵯には解毒作用でも働くのか、丸ごと食べていました。


更に鵯は枝垂れ柳にも何頭か居て花を啄んでいました。


下の写真は園内で弁当を食べているときに目の前に現れた2頭のアオジのうちの1頭で、人に馴れているようなので「給餌」している人がいるのかもしれない。


下の写真は咲きはじめた染井吉野。あちこちの木で1~2輪咲いていたが、良く見ないと見つからないかも知れない。


開花が進んでいたのは「陽光桜」で5分咲程度だった。


下は「子福桜(こぶくざくら)」で、十月桜のように秋と春に開花する。上野公園で見たこともあるが、この桜は相当な古木だった。


雪柳が満開で、紋白蝶が吸蜜にやってきていた。


更に雪柳の周辺に咲いていたオオイヌノフグリには、今年初見の黄揚羽蝶が吸蜜を楽しんでいた。
紋白蝶やタテハチョウの仲間やシジミチョウの仲間は越冬することで知られているが、揚羽蝶については聞いたことがなく、越冬蝶に見られがちな翅の欠損もないので生まれたばかりなのだろう。
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市川市「じゅん菜池緑地」にて

2023年03月04日 | 写真


市川市にある「じゅんさい池緑地」に、2月22日に友人に誘われ初訪問した。梅の花の開花時期で、小さな梅林ながら数多くの小鳥が間近に見られた。

巻頭の写真と下の写真は、甘いものが好きな目白が梅の花蜜を採餌している姿です。やがては桜の花の中でも見られることでしょう。


じゅんさい池緑地には大小の池があり、広い場所では鴨などの大型の鳥が見られるが、下の写真は小さな池近くの木に現れた「百舌」。


下の写真は「尉鶲(じょうびたき)」。


尉鶲は梅林の中にあるマンホール近くによく現われ、マンホールの上で、マンホールの中で生まれて飛び出してくる「ユスリカ」を採餌していた。あまり人が近づくと逃げるが、近くの木に止まり何度も降りて採餌していた。


小さな池では翡翠(かわせみ)も見られ、近くには土壁に掘られた翡翠の過去の産卵場所もあったが、今年は見えない場所に営巣しているとのことである。


梅林にある小さな藪では採餌中の鶯も見られ、多い時には4羽ほどが確認できたが、下の写真のように藪の外に出てくることがありシャッターチャンスとなる。しかし動きが早いので時間をかけて待つことになるだろう。


白腹(シロハラ)も梅の木に現れたが、目的は尉鶲と同じマンホールのユスリカの採餌だった。


下の写真は藪の中で落葉をかき分けながら採餌していた赤腹(アカハラ)で、私にとっては赤腹の初撮りの一枚となった・


ベンチで友人と休んでいたところ手の届くところに寄ってきたのが、人慣れした可愛い犬(フレンチブルドック?)で、カメラを向けたら一歩後ずさりして緊張した瞬間。犬と散歩をする人たちも多く見られました。


「じゅんさい池緑地」については「千葉おでかけ取材班」のホームページで紹介されています。詳細については下記URLにて。
https://cis-natcon.com/ichikawa/junsai/index.html
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