MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野生の五色ドクダミ

2014年05月31日 | あらかると

北京では高温の日が29日で4日連続となって、
29日には、41.4度という5月での最高気温を更新したという。

その暑さが、黄砂と共に日本にもやってきて、
今日は朝から暑く、国内の315地点では30度以上の気温が記録され、
大分県の日田市では35.6度の猛暑日を記録した。

朝の天気予報でも週末は「熱中症に注意」と注意喚起していた。
午前中は外出を控えていたが、
午後からは所用が入り、お使いがてら二十一世紀の森へ・・・。

黄砂の影響でピーカンの空ではなかったが、
良く晴れていて暑く、家族連れは殆どが木陰で休息していた。


直射日光下を5分も歩くと、私のカメラは太陽熱を吸収し熱くなるので、
木陰の遊歩道を歩きながら、1時間ほどで退散と相成った。
暑さの中で元気に清楚な花を咲かせていたのが「ドクダミ」だった。


ドクダミの写真を撮りながら、
数年前に二十一世紀の森近くで撮った「五色ドクダミ」(巻頭の写真)を思い出した。
ということで、
早速その現場に行ったが、採取されてしまったのか一本も見当たらなかった。
残念に思いながら10m程歩くと、小さな株が見つかった。


更に周辺を調べると30株ほどが見つかったが、野性の力は失っているようで、
殆ど10cm以下の草丈しか無かった。


花が数輪咲いていたが、普通のドクダミの花に比べ華奢に見えたのは気のせいか。


ドクダミとしての薬効は普通のドクダミと同じと言うことだが、
最近は観賞用として市販されている程なので、
この周辺のものは採取されつくしてしまうのかもしれない。
自然のものは自然のままに生かして欲しいものである。
下の写真は、数年前に繫茂していた頃の五色どくだみです。


で・・・・・
団地の庭に生えていた普通のドクダミ2本を丁寧に根ごと採取し、
家に持ち帰って花瓶に挿してみたが、
ドクダミの嫌な香りが発生することも無く、生き生きとしていた。
さらに、
2本のドクダミに咲いていた2個の白い花には意外な可憐さがあった。
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裏銀小灰蝶、瑠璃小灰蝶、瑠璃髪切など

2014年05月30日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

昨日、今年生れの蝶と思われる個体に遭遇し、
もしかするともっといるのではないかと再び「大町公園」へ

早速出会ったのが裏銀小灰蝶(ウラギンシジミ)で、
散歩中の私の目の前に現れた近くに止まった。
飛んでいるときの翅の裏側の白色と赤茶地に橙色が見えたことから、
直ぐにウラギンシジミのオスと判明した。


朝だったので太陽の日を浴びることにより体を温めていたのだろう。
ウラギンシジミは翅を閉じていると地味だが、
翅を広げると美しい。


昨日も多くの個体に出会っていた瑠璃小灰蝶(ルリシジミ)が、
一箇所に集まり吸水していた。
キタテハなども吸水し、団子虫なども集まっていたので、
この付近には何か特殊なミネラルが混ざっていたのかもしれない。


十数頭のルリシジミが集まっていたが、
上記の写真のように、翅を広げないときのルリシジミは地味である。
近くを人が通過したとき一斉に飛び上がったが、その瞬間を捉えた。
ブレが大きくなってしまったが、下の写真には7頭の蝶が写っているが、
①②⑥⑦番が飛び出すときに翅を広げたため瑠璃色を確認できた。


体長がわずか1cmにも満たない「ルリカミキリ」。
小さい昆虫だが木にとっては厄介な害虫のようである。


翅の透き通った蛾の仲間の「マエアカスカシノメイガ」。
暗い場所にいたのでストロボを炊いている。
美しさはあるが毒蛾などもいるので深入りは禁物である。


巻頭の写真は、大町公園の薔薇園。
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大町公園逍遥の記0529

2014年05月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

関東地方には朝から雷注意報が出ていたが、
当地の朝は、黄砂の影響か遠景はやや霞んでいたものの、
風も無く穏やかに晴れた。

まもなく薔薇の最盛期が終わるであろう「大町公園(市川動植物園)」へ、
「季節の変化」を探しに出かけた。

今日は何故か「キタテハ」と「ヒメジャノメ」「ルリシジミ」が多かった。
キタテハは個体が小さめで、早春の越冬していたキタテハに比べれば、
まるで別種の蝶のように見えたため、確認の意味で10枚以上の写真を撮ったが、
すべて「小型(春型)のキタテハ」だった。
「卯の花」に数頭集まっていた(巻頭の写真)ほか、
あちこちの遊歩道で見ることができた。


越冬蝶から生まれた新生のキタテハと思われるが、
すでに、世代を引き継ぐ行動をするペアも見ることができた。


ルリシジミも多かったが、なかなか翅を広げず撮影は出来なかった。

「ヒメジャノメ」も意外と多く、
目の前を横切る茶黒い怪しげな蝶は、止まったのを撮って確認すると、
すべてが「ヒメジャノメ」だった。
下の写真は口吻を伸ばしていたので、吸水中だったと思われる。


バラ園は満開状態が続いており、「マダムサチ」など一部の薔薇は大半が散っていた。
下の写真の手前にあった深紅の薔薇はすでに散っている。


バラ園のベンチで水分補給をしながら休憩を取っていると、
仕切りなしに旅客機が上空を通過している。
南風が吹くと、
我が家上空から大町公園上空を通過して、羽田空港に着陸する旅客機だが、
家で見るよりも低空を通過するため機体番号が鮮明に写る。
機体番号から機種名や出発地を調べることが可能なので、
現役時代、青森や福岡、松山などに出張した頃を思いつつ、謎解きを楽しんでいる。
「Boing787」一度は乗ってみたいと思うが・・・


で・・・
遊歩道を歩いていると「カナヘビ」が周辺の様子見をしていた。
その格好が面白かったのでパチリ。


バラ園に住み着いている「野良猫」が、1ヶ月前頃に急に痩せたので、
「栄養不足」かなと思っていたが、本日、寝そべっているときの腹を見て納得。
子を産んでいたようである。
そのうち子連れでバラ園を闊歩するのかもしれない。
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二十一世紀の森と広場にて

2014年05月28日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

北からの寒気団と南からの暖気団が流れ込んできていて、
当地を含む関東近県は雷注意報が毎日のように出ていた。
が、今日は風も無く、昼前には久し振りの青空となったので、
二十一世紀の森と広場へでかけた。

薔薇の時期と言うこともあって、今月11日以来だったが、
18日ぶりに見るカルガモの子は見違えるほどに成長していた。


親一羽に子が2羽と言う状況は前と同じだったので、
烏等に襲われるなど何らかの事故があったものと思われる。
下の写真は11日撮影。


アゲハチョウが遅咲きの躑躅の花で吸蜜していた。
羽が黄色であることから「黄揚羽」のようであるが、
朱色の模様が無いことや黒い模様から「ナミアゲハ(通称・揚羽蝶)」の夏型と判定できる。
小鳥などに襲われたのか翅の一部が欠損していた。


揚羽蝶を撮っているとその近くに、
ひらひらと風に乗ってやってきたのが「コミスジ」。
なかなか止まらず、15m程追ってゆくと木漏れ日の中に止まったが、
2枚ほど撮ると、ひらひらひらと木の上に飛んでいってしまった。
コミスジにはこれまで何度も出会っているが、
近くに止まることは無く、追っているうちに見失うことが多かった。


モンシロチョウや


ヒメアカタテハも数頭見られた。


散歩するにはやや湿度と気温が高く、汗も吹き出てきたので、
水分補給のために管理棟近くの自販機へ・・・・・。
で、
管理棟の入り口に付近に置かれているプランターで、
前回発見し名前の不明だった「赤い花びらで中心が赤い花」を見つけた。
たまたま園芸会社の担当者が観葉植物の入れ替えで目の前を通ったので、
その花の名を聞いてみた。
「マーガレット何チャラなんだけど・・・・うーーん思い出せない」
「姫小菊ではないのですか」と聞くと「それは別種でこれは全部カタカナの名前なんですよ」と、
と言うことで結果的には判らなかったが、一部でも名前がわかったことで、
「キク科 マーガレット」でGoogle画像検索すると、出てきたァ!!!!

「ボンザ・マーガレット・チェリー」でした。
印象に残る花なので花の様態は直ぐに覚えたが、
カタカナの長い名前なので、私は明日になるとこの花の名前は思い出せないことだろう。


巻頭の写真は「ノアザミ」。
アザミの仲間で春に花を咲かせるのはこの一種類だけ。
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谷津バラ園逍遥の記(6)「赤い薔薇」

2014年05月27日 | あらかると

当地ではこの数日間、風が強く曇りがちで日照時間も殆ど無かった。
天気予報もいつ雨が降ってもおかしく無いような予報とあって、
近隣以外での撮影の機会に恵まれることはなかった。

ということで、写真のネタ切れ・・・・
で、一週間前の「谷津干潟と谷津バラ園の逍遥と撮影行」時の薔薇の写真を紹介します。

当日は、250枚近くの写真を撮っており、ブログ用の写真には困らないが、
一週間前の写真では、ニュース性や説得力は無くなる。

谷津バラ園の700種類もある薔薇の中から、私の撮った60種類のなかから、
特に赤系統の薔薇を選んでみました。

「ココリコ」(フランス語。日本語では「コケコッコー」で鶏の鳴き声)」


「レッドライオン」


「マーラー ルビンスタイン」ピアノ演奏家「ルビンシュタイン」の弾く「マーラ」と言う意味なのだろうか?


「スーリール ドゥ モナリザ(モナリザの微笑み)」


「いろは」


「とどろき」


巻頭の写真は「ピカソ」

赤い薔薇を撮ることは意外に難しく、
撮った時の色が再現できたと思っても、
PCの輝度によっても変化するため、ディテールが失われることがある。
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