MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

自然が創造する美の極み「ちりもみじ」

2015年12月26日 | 写真

自然が自然のままに創りだす様々な現象のなかには、
人が創造できないような「美」の世界が存在することがある。
薔薇の花などに生まれる朝露、
緑の雑草や枯れ草に生じる霜の結晶、
蝶や昆虫の文様などなど・・・・・・

散紅葉の世界にも人には創造できない「美」の世界がある。


同じ木の枝では生じなかったであろう、赤、黄、緑とその中間の色が、
水面の上に落ちて水流に揺らめく様は、何時まで見ていても飽きない。


揺らめく木漏れ日を受けつつ輝く様も面白い。


普段はさして魅力のない大岩も、散紅葉で飾られると、
被写体として格段の魅力を放つ。


だが・・・・
毎年このような光景が出現するわけでもなく、
美しい散紅葉の出現のためには、台風などで葉が痛んでいない事、
紅葉終期直前に葉を落とすための少し荒れた天候がある事、
更に、散紅葉を運ぶほどの小川の水量もまた必要条件なのである。

水面を埋め尽くした散紅葉もいいが、
やはり美しさのためには適当な空間である「間(ま)」があったほうが面白い。


水の流れの殆どない小川を埋め尽くした散紅葉。
このままプリントするだけで秋限定の包装紙にに使えそうである。


咲き遅れて花の終期を迎えた額紫陽花を飾る散紅葉が、何気に華やかである。


今日の記事で使用した写真は、
2012年12月に「21世紀の森と広場」で撮影したものだが、
それ以降このような光景にはまだ出会っていない。
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シャンパンツリーなど、Xmasの夜景を撮る

2015年12月25日 | 写真

スーパーに日用品を求めに行くと、
店内は所狭しと御節用食料品が並べられおり、
歳末らしき喧騒感が漂っていた。

過去にはデパートの数万円の御節セットなどを購入したことがあるが、
嫌いなものも入っており、その後は好きな食べ物のみを楽しむことにしている。

正月用品のほかには、どう見ても昨日の売れ残りと思われるチキンの照り焼きなど・・・
実際には今日がXmasなので、晩餐には贅を尽くしてもよいのだろうが、
やはりメインがEveと言うことを思えば、むしろ質素であるべきと個人的には思う。

ということで、
今日のスカイツリーを見ると、特別ライティングで、ネーミングは「シャンパンツリー」(巻頭の写真)。
「もみの木をイメージしたスカイツリーをシャンパンゴールドの光と、カラフルな交点照明で彩ります」とのこと。

昨夜は低い雲が出ておりやや靄が掛っていたため、
すっきりとした夜景にはならなかったが、今日の夜景は澄んでいた。
夕方には全天が雲に覆われたものの、
撮影した18時過ぎにはすっかり雲が取れ、都心の明かりが輝いていた。


「葛西臨海公園の夜の観覧車」
明るいビルの左側に見える半円の明かりが観覧車の明かり。


「幕張メッセのビル群の明かり」と思われるもの。


「新鎌ヶ谷駅近くの新鎌ヶ谷病院」
グリーンのネオンサインは「新鎌ヶ谷病院」と表示している。


「市川ツインタワービル」
右側の45階には「アイ・リンクタウン展望施設」があり、無料で夜景などが楽しめる。
数年前から、この場所と都庁舎の展望室からの「富士」を撮ってみたいと思っているが、
天候との兼ね合いもあり中々赴くことが出来ないでいる。
冬場に3~4日、晴れた安定した天気が続くとチャンスなのだが・・・・

左上の航跡は、羽田空港を離陸してまだ上昇中の航空機で、やがて当地上空を通過する。


その航空機を狙ってみた。
絞り値・f5.6、露出時間(シャッタースピード)1/10秒、ISO値・12800、
ややシャッタースピードに問題があったが、三脚を使用しブレを軽減した。
で・・・・なんとか下の写真を得た。JAL機のようである。(18時29分撮影)


SONY α7S(BODY230000円)の拡張ISO値では最高409600まで可能とのことなので、
F5.6では理論的には320分の1秒のシャッターが切れるわけで、
これなら主翼下の機体番号まで写せるかもしれない。
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ホワイトツリーと暖冬の公園寸景

2015年12月24日 | あらかると

今日はクリスマスイブと言うことで、
今夜の東京スカイツリーのライトアップは特別バージョンの「ホワイトツリー」。

スカイツリーのHPに寄ると、
「白いベールをまとったツリーでホワイトクリスマスを演出」
とあり、23時までライトアップされるとのことなので、
早速ベランダから撮影(巻頭の写真・18時17分撮影)

第二展望台の外周に赤い帯のようなものが点灯しているが、
通常は青色なので、この演出もスペシャルのようです。

六本木ヒルズなど都心のビルの明かりがほとんど点灯しており、
イブの夜でも仕事を続けるのは昔も今も同じなのかも知れない。


昨日から降り続いていた雨も午前中には止み、
11時前には急速に雲が取れて日が射してきた。
銀行関係の用事を済ませ、その足で大町公園へ・・・・。

公園内は雨上がりの後の急速な晴れ模様のためか、
ややガスっていたが、暖かで人も少なくのんびりと逍遥できた。


湿地の浅瀬の水溜りでは目高が気持ちよさそうに泳いでいたが、
本来なら寒いこの時期は泥の中で越冬しているはずなのに・・・。
じわじわやってきている温暖化が生物の行動を変えているのである。


小さな池で黄鶺鴒(キセキレイ)を見つけたので何気に撮ったのだが、
PCで整理中に確認すると、目の前を飛んでいる何かを捕食する直前だった。


同じ池には翡翠も捕食行動中だったが、
なかなか獲物が見つからないようで5分以上待ってもダイビングシーンは見られなかった。


温かな日に誘われて、ムラサキシジミなどが翅を広げにやってくるものと思われたが、
ムラサキシジミもムラサキツバメも発見出来なかった。
藪椿に吸蜜にきていたのは「ホソヒラタアブ」一種だけのようである。


明日の日中の最高気温も今日より1~2度ほど高い14~15度になるという。
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裸婦像と冬薔薇

2015年12月23日 | 写真俳句

暖冬のために今年の冬バラは、霜害等の影響が余り無く、
四季咲きのバラが普通に咲いている。
開花期間も長く1週間ほどほぼ変わらぬ姿で咲いていたので、
数日間同じものを撮ってしまうほどだった。

裸婦像近くのバラは21日に撮っているが、
冬を感じさせない光景となっており、
冬薔薇(ふゆそうび・季語)の趣とは異なっていたが・・・・。

今年もまもなく終わり、更に加齢するわけだが、
永久に変化の無い裸婦像の美しさが羨ましく思われた。


なお、俳句写真のサイズは文字数確保のため、
今日から3:2の650×978ピクセルとしています。
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「冬至の南瓜」と「My soul food、にくどんぶり」

2015年12月22日 | たべもの・料理

寒さが続くと、ご飯物より体が温まる麺類が欲しくなり、
最近は麺食が多くなっているが、
1週間ほど前から南瓜のポタージュが飲みたいとおもっていた。
スーパーに行けば暖めるだけで飲めるものが売ってる筈だと・・・・
2~3日探したが、あるのはコーンポタージュばかりだった。

仕方なく南瓜を買ってきたが、作るのも面倒なので放置して居ると、
「冬至」の今日がやってきた。
冬至といえば、柚子湯と南瓜・・・と言うことでスープを作った。

南瓜の重量は750gの実の厚いものだった。
電子レンジで4分ほど加熱し(こうすることで簡単に切れる)、適当に切って下茹でし、
その後冷まして置いた。


冷めたものを全てフードプロセッサーに掛け、水を多少加えて加工。
練り状になったものを、約150gずつ5等分し(一人では食べきれないので)、
4個は冷凍保存し、1個は牛乳200ccと塩少々を混ぜて加熱し、パンプキンスープの完成。
今回は試しに固形のコンソメスープの素を入れたが、雑味となり入れないほうがよかった。


寒くなると葱も美味しくなる。
葱のおいしい季節に思い出すのは「葱の肉丼」で、
中学時代に中学対抗駅伝の選抜選手として、
日曜日の特別練習時の昼食として提供されたものである。

当時はまだ給食と言うものはなく、普段は弁当を持参していたのだが、
この練習のときだけは体力をつけるために、
学校用務員の「じいや」の手作りの肉丼(肉どんぶり)が用意されたのである。

葱は大農である同級生が毎回大量に持参してきたが、
その他のものは、学校から出ていたものと思われるが、
詳細は不明で、ただ美味しかった思い出だけが残っている。

葱を適当にざく切りし(3~5cm)、少量の油で炒め、
ややしんなりしてきたら、肉と適量の砂糖(甘目が好きなら多めで)と水を入れて煮込み、


途中で醤油で味付けをしながらかき混ぜて、
肉に火が通り、葱の白い部分が無くなったら煮込み終了。


皿や、


丼に盛り付ければ完成。
作るときに水分を多く入れれば「つゆだく肉丼」も可能。


ソウルフードといえば「自分の生まれ育った環境に根ざした食べ物」という定義があるようだが、
環境に根ざしていないものの、私にとってはソウルフードの一つなのである。

ちなみに丼は芸術品で、東京藝術大学美術学部陶芸科の生徒の作である。
卒業時に「よかったら使ってください」と戴いた物なのだが、
作者の銘のようなものはあるものの、名前を聞いていなかった。

巻頭の写真は今日22日の「冬至の日没」
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