MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

残照富士

2015年01月31日 | あらかると

曇りや雨や雪の日が続き、
26日以降日没の光景を見ることができなかった。

この時期は我が家から見る日没の場所が富士山頂付近になり、
「ダイヤモンド富士」出現の可能性があったのである。

今日は日没が見られたが、
日没前の太陽の位置はすでに富士の真上にあり、
「ダイヤモンド富士」は2~3日前に終わっていたようである。


昨日の降雪のためと今日一日中吹いていた季節風により、
空気が澄んでいたため、
金色の雲が出現し、久しぶりに綺麗な夕景が出現した。

下の写真の、右側に太陽は沈んでいったが、
右側の富士の稜線の影が、富士山頂の上に掛っている。


富士山の上から伸びた積雲が、丹沢山塊を包むように流れていたので、
上空は風が強いようである。


日が沈んでから暫くの間は残照が続き、
日没地点の真上の雲は、雲に隠れた太陽のごとく輝いていた。


夕方一時止んでいた季節風は、21時前から再び吹き始め、
ベランダ側の窓を打っている。

巻頭の写真は残照の中の富士山で、
たまたま飛んでいた旅客機と思われる航空機が写りこんだ。
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この冬初の積雪

2015年01月30日 | あらかると

関東の南岸を通過した低気圧により、
都心や当地は朝から雪となり、数センチの積雪を記録した。

早朝はさほど積もることは無かったが、
10時を回る頃には道路上にも積雪があり、


土が見えていた団地の小さな公園も白一色となった。


雪の日の光景は余り見ることが無いため、
傘を差してバス停車場に向かう人も何気に写真になる。


裸木にも着雪があり、カラーで撮っているにも拘らず、
モノクロになってしまうのも面白い。


巻頭の写真は近くにあるスーパーの駐車場。
野菜類が切れているので、スーパーに行かなければならないのだが、
積雪による転倒の危険が増している歳に近付いているので、
雪や凍結した歩道の上は歩かないように心がけている心算である。
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早春の息吹と薔薇園の剪定

2015年01月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

風は冷たいが穏やかに晴れていたので、
市川市の大町公園までポタリング。

大町公園北口近くにある「浄然寺」の正門近くでは、
白梅が満開だった(巻頭の写真)。

寺の隣には管理事務所のような場所があり、
その前を自転車で通過したとき、
たまたま外でお客の対応を終えた女性事務員から、
「おはようございます」と爽やかな挨拶を受けた。

やはり若い女性からの挨拶はいいなぁと思いつつ、
走り去ろうとした矢先に見つけたのが白梅だった。


公園内では、
前回訪れた時(26日)には発見できなかったヤマアカガエルの卵を、
3箇所で見つけることが出来た。
暖かな日が3日も続き、27日には都心で16.4度の最高気温を記録しているので、
そろそろ産卵するのではないかと思っていたが・・・・

産卵を終えたヤマアカガエルは再び冬眠に入るというが、
他の小動物に先駆けて産卵するのは、
天敵のいないうちに成長してしまおうという彼らのDNAの為のようである。


冬薔薇は、今日が見納めのようである。
氷点下の中でも健気に咲き続けていたのに・・・・・


バラ園では業者により、春薔薇に向けての選定作業が行われていたのである。
薔薇の剪定は他の樹木では余り例を見ないほどに大胆に切り取られ、
種類によっては半分以下の樹高となっていた。
冬薔薇が見られなくなるのは残念だが、5月には花爛漫のバラ園となることだろう。


帰途途中、農地の垣根の日当たりの良い場所で、
オオイヌノフグリが十数輪咲いているのを発見した。
花の多さに、早春の息吹を感じた。


花の無い「冬ざれ」の野外は、徐々に確実に春へと向かっている。
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国分川上流(松戸)の冬鳥など

2015年01月28日 | あらかると

松戸市の河原塚郵便局の近くを流れている国分川は、
両岸には遊歩道と桜並木が整備され、
「清流化事業」などによってマコモや葦が植えられ、
水質は相当に改善され、海魚のボラの稚魚などが遡上している。

夏は葦やマコモの緑で覆われ、鯉や鮒や雑魚が住み着き、
冬場は、枯れたマコモや葦の上で渡り鳥が越冬している。

遊歩道は1km程しかないが川幅は広く、
遊歩道の無い下流は途中で分岐され、
両側はコンクリートで護岸され巾は狭くなっている。

このわずか1kmに、驚くほどの野鳥が越冬しているのである。
餌付けされている様子は無いので、
マコモや葦の種や水草が豊富なのであろう。
翡翠なども一年を通して住み着いているので、
小魚も豊富なのであろう。

昨年末、国分川では初めて出合った「マガモの番い」は、
まだ人には慣れていないようで、望遠レンズで狙うと、
警戒して川の流れの中に逃げ込んでしまった。


個体数の多いコガモは、以外と近場で採餌したり、
岸辺に上がって休んでいることが多い。


30mほど先の流れの中で、潜水をしながら採餌するカモ類を発見。
鴨は水中には潜れないので、カイツブリでは無いかと思っていたが、
確認のためネットで「潜水する野鳥」を調べてみると、
海鳥の仲間の「ホシハジロの雌」と判明した。

名前のハジロは羽白であるはずなのに、翅が白くないため更に検索すると、
雄は目が赤く、頭の部分が赤茶色、胸と尾が黒、他は白い翅だった。
海鳥の仲間ではあるが生息地は淡水域の河川であるという。

雌がいるということは、名前の由来にもなっている雄もいるはずで、
次回の訪問では、探して撮ってみようと思う。


コサギの幼鳥が枯れたマコモと葦のなかで、ひっそりと佇んでいた。


更に別の場所の枯れたマコモの葉の上では、
3匹のアカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ・幼体は祭の露天で売られるミドリガメ)、
が気持ちよさそうに足を伸ばしきって、甲羅干しをしていた。


その横をコサギが静かに通り過ぎていったが、
亀たちは何も無かったかのように甲羅干しを続けていた。
人が7~10m程接近すると慌てて逃げていくのに、
日本に住み着いてから、コサギは怖くないということを学んでいたのかもしれない。


巻頭の写真はコサギの成鳥。
望遠200mm端でデジタルズーム2倍の400mm(35mm換算600mm)で、
マニュアルフォーカスで撮っているが、
余り動かない野鳥の場合は
望遠端で撮る場合はマニュアルでピントを合わせたほうが良い結果が出ている。

今回掲載の写真は殆どデジタルズームを使用し、マニュアルフォーカスで撮影している。
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数時間毎に変化した今日の天候

2015年01月27日 | あらかると

久し振りに寒さを感じない朝だったが、
外は土砂降りに近い雨が降っていた。
(下の写真は小降りとなった6時53分撮影)。


雨がいつ止んだのかは定かではないが、
昼前にベランダ側の部屋に光が差し込んできた。
13時ごろには快晴に近い空になったので、近隣をポタリング。

近隣の農地脇で紅梅が咲いているのを発見。


一昨日、昨日と発見した白梅紅梅よりも花数は多く、
いわゆる「一分咲き」に近いものだった。


ポタリング途中で曇ってきたので(写真のクオリティが下がる)、
途中にあった大手スーパーに立ち寄ってから帰宅。

15時過ぎにはすっかり雲に覆われてしまったが、
都心方面は雲の切れ目があり、ビル群はシルエットになっていた。
15時28分撮影。


時間の経過により、都心上空には幾筋もの薄明光線が発生した。
15時48分撮影。


ところが・・・
16時30分過ぎには雲が取れて再び晴れ始めた。
16時36分撮影。


21時現在、三たび雲が空を覆っているが、
寒気と暖気の境で発生する雲が南下してきたようである。
明日からは寒気が南下するため「真冬に逆戻り」との予報も出ている。

巻頭の写真は、15時38分撮影。
一瞬だったが、2箇所の雲の隙間から薄明光線が射していた。
それは、いつか読んだSFの中に出てきた天の目のようにも見えた。
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