MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夏(写真俳句)

2009年05月31日 | 写真俳句
蕾が下を向いて垂れるのが「ハルジオン」直立しているのが「ヒメジオン」。春先のハルジオンはピンクがかった花も多いが、初夏になると白い花が多いようです。

どこにでも咲いている平凡な花だが、緑以外何も無い池の岸辺にハルジオンが咲くと、春らしい華やかさを演出する。(下の写真)
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蛇苺(写真俳句)

2009年05月30日 | 写真俳句

道端の雑草のなかで真っ赤な蛇苺がよく目立っている。しかも緑の保護色が赤であるためか周りが幾分か明るく見えている。赤い色は口紅を連想させ何気になまめかしいようにも見えてくる。「紅を差す」としたかったがどうも合わない。
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五月尽(写真俳句)

2009年05月29日 | 写真俳句
五月尽とは五月の終わりの日で、それは爽やかだった日々の終焉でもある。6月は入梅でうっとうしい日々が続き、7月8月は暑い日々が続き、炎天下の無謀な散歩は人命さえ奪う。

写真は水元公園のバードサンクチュアリでの光景。鵜と鷺がすれすれの状態でとまっている。カラスはカラス同士で(野鳥の囀りは縄張りの主張らしいが・・)さえ取っ組み合いの縄張り争いを繰り広げるのに、この青鷺と川鵜は接近しすぎているにも関わらず、お互いが我関せずの状態にあった。

繁殖期にあるアオサギの2羽は番なのであろう。そして鵜は「捕食する獲物が違う」ために縄張りを争う必要がないのかもしれない。さらに、鷺や鵜がカラスのように取っ組み合いの喧嘩をしているのを見たことが無いことから類推すると、鷺も鵜も平和主義者なのかもしれない。
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オオヨシキリ(写真短歌)

2009年05月28日 | 写真短歌

葦が1m程に伸び、真菰も同じほどに延びているこの時期は、清清しい青嵐が吹き抜けることが多い。そんな中でオオヨシキリは繁殖期を迎え日がな啼き続けている。

おもえば、生まれ育った飯沼村というところにはまだ未開拓の湿地帯があった。その湿地帯に行くのを親たちは「底なし沼には行くな」と禁止するが、浮島のような場所には葦が茂りオオヨシキリの巣があちこちに点在していたので、男の子にとっては魅力的な場所だった。

今は村も湿地帯もなくなってしまったが、オオヨシキリの鳴声を聞くたびに思い出すのは、飯沼を埋め立てて出来た飯沼村だった頃の「やらの情景」である。
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水元公園撮影行(みいさんぽ49)

2009年05月27日 | あらかると
友人と連れ立って水元公園に撮影行した。
金町駅ホームで待ち合わせ(同じ電車に乗っていたためお互い待ち時間0分!!「今日はいいことありそうな」気分で、金町東口のバスターミナル4番乗り場「戸ヶ崎操車場」に乗り、水元5丁目停車場で下車。
水元公園の西端から公園に入り「水元カワセミの里」へ。そこで見つけたのが、下の写真の「八重咲のどくだみの花」と絶滅危惧種2種に指定されている4葉のクローバーのような「テンジソウ」わたしにとっては初見だったので撮影。

「八重咲のどくだみの花」


「テンジソウ」


カワセミの里では朝から2回ほどカワセミが観測されたとの掲示があったが、居なかったので公園を東に横断開始。程なく西端の小合溜へ。巻頭の写真。独特な景観をしており「絵」にしてみたい衝動に駆られた。
下の写真はその近辺に咲いていた睡蓮。


友人に教えていただいた「ムギナデシコ(下の写真・アグロステンマ パープルクィーン)」。葉が麦の葉と似ている事から付けられた名前らしい。マクロで寄って撮ったが人の手で描かれたような模様が綺麗だった。


「ムラサキカタバミ」この花は普通に見られるものだが、最初に野原で見つけたときはベランダで咲かせてみたいと思った花だったが、あちこちで散見されるにしたがって興味の範疇から外れていった。今回友人のすすめもあって近寄って撮ってみたら花弁の模様の美しさに驚かされた。


水元公園の花ともいえる花菖蒲の季節に入ってきているが、まだちらほら咲いているだけでだった。「葛飾菖蒲祭り」は来週の6月5日から始まるが、十分に開花するのか心配された。下の2枚の菖蒲の名前は分かりませんが、判り次第菖蒲名を記入予定です。




やや湿度の高かった一日だったが、晩春から初夏の風は心地よく、真菰や葦の葉の擦れ合う音にヨシキリの声が重なり、馥郁豊穣なる自然のいとなみを感じることができた一日でもあった。このような機会を設けていただいた友人に感謝。


水元公園「オニバス池」近くにある東武バス停留所「高須」から金町駅行きに乗り帰途についた。約6時間半に渡る水元公園散策によって万歩計は20000歩近い歩数を記録した。
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