MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

清水公園「花ファンタジア」撮影行その3 「秋の実り」

2014年10月31日 | あらかると

秋の「花ファンタジア」では、
コスモスのほかに十月桜や寒桜が咲き、
秋バラや香草の花も咲いているが、
様々な木の実も熟してきていた。

特に、庭園内売店周辺に多く植栽されているサンシュユは、
見事なほどの実をつけていた(巻頭の写真)。


サンシュユの実は滋養強壮剤として漢方薬に利用され、
韓国では「サンシュユ茶」飲料として市販もされている。
見るからに美味しそうな実なのだが、
実際に利用する時は、中の種を取り出し乾燥してから利用するようである。


サンシュユの花は早春に咲き、
韓国全羅南道求礼郡では、
古くから漢方薬の材料としてサンシュユを栽培しており、
「サンシュユ祭」が行われる春には村全体が黄色の花に包まれるという。


「ズミ」の実も実りを迎えていた。
姫林檎の仲間で、別名コリンゴとも呼ばれ、
熟した果実は生食が出来、ジャムや果実酒にも利用される。
10月上旬に京成バラ園で見た姫林檎のミニミニ判のようでもあった。


「ガマズミ」の実もあちこちにあった。
ガマズミの実は食べられるということは知識としてあったので、
生まれて初めて一粒つまんで食べてみたが、
まだ熟しきってなかったようで酸っぱかった。


「ピラカンサ(赤)」の実も鈴なりである。


「バラの実」
ドングリのイガに包まれたような真っ赤なバラの実。
薔薇の種類は不明だったが、実の赤さが印象的であった。


「カリンの実」
今年はカリンの実も豊作のようで、しかも大きな実に育っているようである。
カリンは喉によいとされ、喉が弱く風邪を引き易い私は、
熟した実でジャムやはちみつ漬けや果実主にして利用したこともあるが、
効果のほどは実感できず、製造品はいまだに暗所に眠っている。


「ムベの実]
ムベの実を見たのは初めてで、アケビと同じようなものだろうと思っていたが、
アケビほどの美味しさはないようである。
また、ムベの語源は、天智天皇の「むべなるかな」の一言が語源とされている。
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「花ファンタジア」撮影行その2 「オレンジキャンパス」と「シーシェルコスモス」

2014年10月30日 | あらかると

昨日紹介した珍しいコスモスに引き続き、
今日も貴重なコスモスを・・・・

「オレンジキャンパス」
花弁がサーモンピンクのコスモスで、
ピンクとオレンジを配合したような怪しい雰囲気の色彩をしている。


他のコスモスの陰影が良く、写真的には平凡な撮り方しかしていなかったが、
栽培面積は広く取られていて、
コスモス畑を景色として捉えると必ず写っていたコスモスである。




「シーシェル(Sea Shell)コスモス」
名前のように、花弁が貝の形をしたコスモスで、
一重や八重の種類があり、色もいろいろあったが、
個々の名前については不明だった。


一重のシーシェルコスモス。


一重のシーシェルコスモスで、花弁の内側と外側が別の色という、
なんとも不思議なコスモスであった。
2年前の秋に来たときもシーシェルコスモスはあったが、
近隣の公園等ではまだ見たことがない。


八重の白いシーシェルコスモスは、
写真だけを見せて「菊ですよ」と言われても判別が付かないほどで、
「秋桜」というイメージとは別物に感じられた。


白やピンクや赤の八重のシーシェルコスモスは、
「そよ風にさえ揺れるコスモス」とのイメージは無かったが、
華やかさのある夜会の席に似合いそうな花だった。


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清水公園「花ファンタジア」撮影行その1 「イエローキャンパス」

2014年10月29日 | あらかると

野田市清水公園内にある有料フラワーガーデンの、
「花ファンタジア」へ写友と撮影行した、10月28日の記録です。

入場受付にて入場料450円(シニア料金・一般大人500円)を支払い、
園内案内のリーフレットををいただき入場。

入場すると直ぐ目の前に広がるのが「虹の花壇」(下の写真手前)で、
左へ進むと「季節の花畑(この時期はコスモス畑)」があり、
奥に写っている住宅方向に「蓮、睡蓮、水生植物園」の池があり、
道なりにまっすぐ進むと、牡丹・芍薬園があり、
写真右端の園児達の写っている右手には「イングリッシュガーデン」があり、
その先にローズガーデンがある。


イングリッシュガーデン、ローズガーデン、ボタン・シャクヤク園と周り、
温室ガーデンに併設された2階のカフェレストラン「花ファンタジア」にて昼食。

昼食後、季節の花畑へ。
コスモスの花が圧巻だった(巻頭の写真)。

コスモスは様々な種類が植えられており、
今日紹介するコスモスキャンパスシリーズの「イエローキャンパス」のほかに、
オレンジキャンパス、シェルコスモスなどが乱れ咲き、
順光や逆光の中で様々な美しさを競っていた。

コスモス畑で撮った写真は150枚近くにも上り、
撮っても撮っても飽きないほど、花と光の競演に魅了されてしまった。
ということで、
今日は「イエローキャンパス」を中心に紹介します。


コスモスの花弁を通過してくる光は、
コスモスの色より更に柔らかとなり別の世界を見せる。


雲ひとつない快晴だったために、
注意しないとコントラストの高い写真になってしまうが、
コスモスの柔和なクリーム色がそれを緩和してくれた。


途中で光の変化を得るために、
コスモス畑を1時間半ほど離れて園内を散策。
やや斜光になった頃再びコスモス畑に戻った。
太陽光がやや弱くなり、
その分画質的にも悪くなってくるが、
それはそれで「午睡を終えた頃」の色味が面白い。


更に日が傾くと、
光線も花も「家路の準備をしろ」と言っているようにさえ見えてくる。


そしてコスモス畑には長く伸びた木陰が入るようになり、
来園者も少なくなり、我々も園を後にした。


イエローキャンパス植栽畑では、
コスモスレディが、終わった花を摘み取っていて、
明日の来園者のために最上の花を提供しようと作業を続けていた。


花を花としてではなく「物」として選別していることであろうが、
やはり花に埋もれて作業する姿は絵になる。
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スカイツリーと三日月と「花ファンタジア」の秋桜。

2014年10月28日 | あらかると

朝から夕方まで雲ひとつない秋晴れに恵まれた今日、
友人と約して、これまでに何回か行ったことのある、
野田市清水公園にある「花ファンタジア」に撮影行をした。

見頃の秋バラ、豊富に実ったサンシュユの実や、ピラカンサ、ズミ、
各種セージの花や、ススキなど秋らしい被写体に恵まれたが、
圧巻は秋桜(コスモス)で、
イエローキャンパス、オレンジキャンパス、シェルコスモスなどが咲き乱れていた。

午前10時ごろに入園して16時少し前まで、
逆光で撮ったり、順光で撮ったり、コスモス畑では150ショットほどを撮りまくった。


ということで、
撮った写真の枚数が多すぎて整理が出来ていないため、
帰りの電車の中から見えたきれきれの三日月が、
帰宅する頃にはちょうど東京スカイツリーの上空に差し掛かっていたので、
記録として撮ってみた。


で・・・・・
21時ごろもう一度月を撮ろうとしたが、すでに月の姿はなく、
調べると、20時20分が今日の月の入りだった。
ちなみに、
今日の月齢は4.2で、10月31日には月の半分が見える上弦となる。
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夜来の雨で水玉輝く秋薔薇(あきそうび)

2014年10月27日 | 写真

朝一でゴミ出しにいくと、
地面が濡れ、所々に水溜りもあり湿度も高かった。
周辺の芝や雑草は雨に濡れ、朝露とは違った大玉の水滴をつけていてた。

昨夜の関東地方には雷雨注意報が出ていたので、
私が寝入っている間に降ったのかもしれない。

9時過ぎに公園に行くと、
湿度が高かったためか薔薇の花はまだ濡れていて、
朝露とは違った趣を呈していた。


湿度が高かったのは、弱い温かな南風のせいであり、
湿度が高かったために、薔薇の花の水玉は11時近くまで花に宿っていた。


朝露も雨水もそうだが、水滴の付き方は唯一無二で、
唯一無二だからこその被写体の面白さがある。


更に、丸みを帯びた水滴は、
広角レンズと同じ効果があり、
近寄ってマクロ撮影すると、水滴の中には周辺の花や景色が写り込むこともある。


また、撮り方の角度によっては、
雑誌のモデルの瞳の中にカメラマンが写り込んでいるように、
水滴の中に自分の姿を写し込んでしまうことがある。


野茨のローズヒップに宿る水滴も面白い。


日に日に大きくなっていくハリギリの実などにも、
水滴が宿り、角度によっては太陽の反射光が写り込む。


写真の撮影場所は全て「大町公園」でした。
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