MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野生の芥子菜を頂く

2017年03月19日 | たべもの・料理


一昨日の帰郷時の土産は、
彼岸には必ず炊かれる「赤飯(糯米もササゲも自家栽培)」と、
野生で食べごろの「芥子菜の花芽茎(巻頭の写真)」の十数本で、
その芥子菜を今日戴いた。

鬼怒川に流れ込む小川の土手には下の写真のように、
芥子菜が自生しており、これを春の恵みとして戴くのである。


半分は刻んでかき揚げとしたが、小麦粉を少なくしたため、
分離しやすかったが、何とかまとめ「かき揚げ風」とした(下の写真)。
野生のエグミは揚げることに寄って美味に変化したのである。

ちなみに、
塩漬けにする為には「塩で揉み込んで洗う」ことを4回ほど行って、
灰汁を落とす必要があるが、天ぷらにして食べる場合はその必要がない。


一茎ごとに丸揚げするのも美味しい。
そのまま温冷麦に乗せて食べた。


川土手の上には市道が通っているが、
車の往来は考えられないほど少なく、1時間に5台程度を確認しただけだった。
それだけ公害の少ない環境下で、芥子菜や菜の花、蓬などが育っているのである。


昨日今日と晴れたものの、スモッグのような靄が、
8階のベランダからの視界全てに見られ、届く太陽光も薄日だった。
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4kg500円の「マグロのアラ」を捌く

2017年02月09日 | たべもの・料理


今朝は周辺が雪景色になっていた。
その後は雨に変わり殆ど解けたが、14時頃から本降りの雪になっている。
こんな日は外にも出られず写真も撮れない(ベランダからは雪景色だけ)。
ということで、
今日は久し振りに「たべもの」に関する記事を書きます。


近くのスーパーで時折販売されている「マグロのアラ」を先日買い求めた(巻頭の写真)。
マグロの皮を中心に、切り落としのようなものが入っていて、
販売表示は「刺身用」とあり、「スプーンですくってください」とも・・・・。

マグロのおいしさは知っているので、刺身として食べることはないが、
煮物用(佃煮や甘辛煮)として使えるほか、猫餌用として利用出来るのがいい。

部位に寄っては、下の写真のように刺身に出来そうな部分もあるが、
この身と皮とを分けるのが最も時間が掛った。


さらに、脂の乗った「大トロ」のような部位もあり、
このような部分は身が柔らかく、うまく分離できなかった。
残った場所はスプーンで掬い取るのである。



そんなこんなで捌いたり下処理に4時間ほど掛かったが、以下の様な部位に分けた。

「煮物用」


「卵焼き用」
スプーンで掬った「中落ちのような」身は、ネギトロとしても利用出来そうだが、
やはり火を通したいので、鶏卵とかき混ぜて卵焼きに利用した。


「猫の餌用」
骨があったり、筋が多すぎたり、血管の混じったものは、
猫餌用として、火を通し(骨が取り安くなる)たうえで、
フードプロセッサーでミンチ状にし、小麦粉を混ぜお好み焼き風に焼いた。
焼いたものは冷ましてから、包丁で1cm角ほどに切り分ける。
解凍時に出てきたドリップ(水分)も栄養があるので、一緒に加熱した。


「煮物用は更に2~3cm角に切り分け」
ここまで処理することにより冷凍保存し、冷凍のまま調理することが出来る。


なお、皮の部分は「湯通し」すると鱗が取り易くなり、
鱗を綺麗にとった後で1×4cm程に切っておく。
それを水分多めの甘辛煮にして冷すと、やや固めの「にこごり」が出来上がる。
煮物用に切った上の写真の部位と煮込んでも、
箸では切ることのできない固さのにこごりが出来る。

猫餌用として初めて買ったときは、皮はゴミにしかならないと思っていたが、
ネット検索により、食べられることが分かり調理方法もあった。
さらに、猫餌にするには勿体無い部位もあったので人も食べることにした。
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「柿プリン」を作ってみた

2016年11月09日 | たべもの・料理


大町公園は通称「大町梨街道」の直ぐ近くにあり、
街道沿いの梨店では季節になると「梨」が販売されるが、
ほかに、桃、プラムや李、林檎、柿なども販売している店もある。

その街道で先日見つけたのが「柿」で数種類扱っていた。
そんな中から目に付いた大振りの「次郎柿」7個入り1000円を買い求めてきた(巻頭の写真)。

一番大きなものは下の写真のように一個、411gもあった。


そのまま普通に食べるのもいいのだが・・・・
何かほかにおやつ的な食べ方は無いものかとNET検索すると、
「柿プリン」なるものが・・・・
と云うことで早速挑戦してみた。

皮を剥き、種を除きミキサーしやすい大きさに切る。


ジューサーミキサーに、柿と、柿の重量の半分の牛乳を入れて、
1分ほど撹拌するだけで、他には何も入れない。


柿に含まれるタンニン成分が牛乳のカルシュウムと反応して、
トロミのあるジュースが出来上がるが、
これを器に入れて3時間ほど冷蔵庫で冷やすとプリンのように固まる。
3時間待つのがやや難点かも???

利根柿はやや柔らかく、次郎柿はプリンよりは柔らかく、
富有柿はプリン程度の固さに仕上がった。
やはり種を取り除く必要の無い種無し柿が作業は楽である。


「柿が赤くなると医者は青くなる」
柿には苺以上のビタミンCが含まれていたり、ビタミンAやカリウムなどが含まれ、
柿の季節には風邪をひかなくなることから生まれた諺。


閑話休題

朝からやや北風が強く、
気象庁は関東地方に「木枯らし一番」が吹いたと発表した。

「木枯らしに吹かれつつ夕日に輝く黄葉」


「日没直後の富士」
富士山頂も風が強かったようで、ブリザードのような雲が山頂を流れていた。
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簡単で美味しい焼き冷麦 その2

2016年07月19日 | たべもの・料理


前回の「夏は冷麦?と簡単で美味しい焼き冷麦」に続く第2弾。

夏は暑い為、食事は爽やかなもり蕎麦や素麺などの、
冷たくて涼しいものを多く摂取しがちだが、
冷たい麺類は、糖質が多く内臓を冷やすために太りやすいと言われて居る。

これまでの私もそうで、夏場は毎年冷たいものを多く摂取していたため、
夏太りをしていたのである。
水分の取り過ぎによるものと思って居たが、冷たい麺が原因だったようである。

ということで、
今年は暖かい麺を心がけ、且つ夏場に不足しがちなビタミンB1の多い、
豚肉や納豆などの摂取にも心がけようと・・・・
ちなみにビタミンB1が不足すると、糖質の代謝が低下するため、
脂肪に蓄えられるという。そのために太るのだとか・・・・。

そこでお勧めなのが豚肉を使った「焼き冷麦」
これまでいろいろ作ってきたものの中からいくつかを紹介。
盛り付けや味付けや分量は、好みに応じて適宜調整すべきなので、
全て匙加減次第という事になります。

「エノキダケ+細切筍+新生姜千切の焼き冷麦」
豚肉の味噌漬けをソテーして副食としたが、
市販の細切り筍を利用したため、筍の固さに難があった。


「エノキダケ+豚キムチの焼き冷麦」
これは美味しかったが、キムチは乳酸菌を生かしたいので、
火を止めてから加えて混ぜること。


「高菜+炒り卵+細切り沢庵の焼き冷麦」
豚肉が切れていたので卵を使ったが、卵にはビタミンB1が多い。


「エノキダケ+豚肉+アスパラの焼き冷麦」
味付けは、味の素と醤油。


「エノキダケ+ベーコン+アスパラ+キムチ漬けの素の焼き冷麦」
豚肉の代用としてベーコンを使用し、アスパラは大きめにカットした。
火を止めてからキムチ漬けの素と焼きあがった麺とを和える。
味付けは「エバラのキムチ漬けの素」で、これが美味しかった。


「エノキダケ+豚肉+キムチ漬けの素」
キムチよりも「キムチ漬けの素」が麺に絡みやすく、安価なので最近はこれが多くなった。
火を止めてからキムチ漬けの素と焼きあがった麺とを和える。


私の場合、豚肉は1人前で70~80g程度を使っていますがこれも適宜で・・・。

巻頭の写真は本日の大町公園バラ園の薔薇。
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夏は冷麦?と「簡単で美味しい焼き冷麦」

2016年06月27日 | たべもの・料理


梅雨時のように高温多湿や、暑い日が続くと、
「炊き立てのご飯」よりは「冷たい蕎麦や冷麦など」がいい。
が・・・しかし、
それだけではやや栄養不足なので、他にも何か副菜を・・・
となると、やや面倒である。

ということで、
焼き饂飩や焼きそばの要領で「焼き冷麦」が最近の私の定番となった。

麺類は蕎麦以外の饂飩や冷麦は乾麺を利用するが、
饂飩は茹でるのに10分近くもかかり、
冷麦の4分と比較すると燃費と時間が無駄である。

「豚肉とイノキダケの焼き冷麦」
1、薄切りの豚肉を3~4cm大に切り(この日は火を通したものを使用)、
 一株の3分の1程度のエノキダケと炒める。


2、ある程度火が通ったら火から下ろし、余分な水分を飛ばす。


3、冷麦をやや硬めに茹で(通常4分のところを3分程度)、
 茹で上がったら笊などで流水で洗い、2、の具に加えて、
 適当に炒める(麺に焦げ目がつく程度)。
 炒め終わったら火を止め、醤油を好みの量と「味の素」を適量を加え、
 かき混ぜれば完成。


エノキダケが麺によく絡み、食べるときのコリコリとした食感がいい。

「ブナシメジと豚肉の焼き冷麦」
ブナシメジでも試してみたが、エノキダケのほうが美味しいとおもう。


つぎは、食の挑戦。

「豚肉と新生姜の漬物と胡瓜の焼き冷麦」

豚肉の生姜焼きがあるように生姜と豚肉の相性はよく、
胡瓜の浅漬けに生姜を加えると清涼感が出るので、この相性も良い。
ということで、

新生姜の漬物を千切りにし、胡瓜は1mm程度の薄切り、
これを豚肉と共によく炒める。
胡瓜は水分が飛んで具が一体化したら、火から下ろす。


上記に茹でた冷麦を入れて焼き上げれば出来上がり。
調味は味の素と醤油で加減する。


不味くは無かったが、胡瓜はやはり胡瓜揉みにして食べたほうがおいしい。

次回は、豚肉を牛肉に、味付けはカレー粉で、ザーサイ等も入れてアレンジしてみようと思うが、
やはり「エノキダケ」は外せないような気がする。

そういえば、10年以上も蕎麦屋の「冷麦」を食べていないが、
今でも、麺の上にはサクランボが乗っているのだろうか?
昔は乗っていて、いつ食べるべきか悩んだものです。

巻頭の写真は白く色づき始めた「半夏生(草)」と開花を始めた花。、
全ての葉が白くなるわけではなく「半化粧」との別名もある。
また、
「半夏生」は二十四節気を細分した72候の一つであり、
今年は7月1日がその日に当たる。

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