MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「ダイヤモンド富士」ならぬ「富士山頂から転げ落ちるダイヤモンド」

2017年01月31日 | あらかると


今日は風が強く、散歩には不向きだったので、
昨日に撮った写真の紹介です。
題して「富士山頂から転げ落ちるダイヤモンド」・・・・。

恐らく、一昨日だったら見事な「ダイアモンド富士」が見られたと思われるが、
西の空は雲が掛っており、今日も同じだった。
唯一昨日が快晴で、富士山の向こう側に沈んで行く太陽の様を撮る事が出来た。

「ダイヤモンド富士」と言うには憚れるのが巻頭の写真(昨日の16時59分撮影)。

以下、太陽(ダイアモンド)が、富士山頂から稜線を転げ落ちるような、
日没を追ってみました。

「17時00分撮影」


「17時01分撮影」


「17時02分撮影」


「17時02分過ぎ撮影」


「17時03分撮影」・・・当地の日没。




閑話休題。

当地には「乾燥注意報」が発令されていたが、余り気にもせずに
昼過ぎに近所のスーパーへ自転車で出かけた。
ところが、
自転車で走行中、喉から水分が失われるほどの違和感に襲われた。
で・・・
帰宅してから「温湿計」をベランダに吊るして計ったのが下の写真で、
なんと、気温が21度で湿度が10%のメモリのはるか先へ。
団地の8階の湿度は(ベランダ)、地表よりも格段に湿度が低いのかもしれないが、
低すぎである。
もしかすると計器の測定限界を超えていたのかもしれない。


で・・・室内に戻して1時間後に計器をみると、気温20度湿度30%とやはり湿度が低い。


風邪が治ったばかりなので、この低湿度を回避すべく、
台所で水を入れた鍋を火に掛け沸騰させること約30分、
居間の湿度が60%近くまで戻ったので火を消して一安心。

安心して机上作業を1時間・・・・この一時間で湿度が48%まで下がってしまった。
ということで、
風邪の引き始めに加湿器の購入を検討したものの、
先送りにしてしまったことを今更ながらに後悔。
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4月の陽気に誘われて(紫小灰蝶・褄黒腰細花虻・細身越年蜻蛉など)

2017年01月30日 | あらかると


低気圧の通過で南風が吹き込み、
今日の気温は20度近くになると言う気象庁の発表だったが、
実際に、羽田空港や銚子では20度を超える気温を記録したという。

気温が高くなると期待できるのが、近所の河津桜の開花で、
16日には2輪ほどの開花だったが、
今日は30輪ほどの開花を確認できた(巻頭の写真)。
今日の暖かさで開花は更に進んだと思われる。

4月並に暖かくなると言うことは越冬していた昆虫達も日向に出てくるはずで、
桜を撮りに行った足で、大町公園へと向かった。

椿の花には「細平田虻」や1~2mm程しかない蝿か虻の仲間が集まっていた(下の写真)。
残念ながら下の写真に写っている小さな2匹の昆虫名は判らなかった。


別の花には、腰の細い蜂のような昆虫が、蕊の周りをせわしなく動き回っていた。
蜂のようであるが、頭部には蜂のような触角は無く、
薄い羽の先端には黒い模様が入っている。
約1時間のネット検索の結果、
「褄黒腰細花虻(ツマグロコシボソハナアブ)」と判定した。


園内を歩いて居ると、予想通り越冬蝶である「紫小灰蝶(ムラサキシジミ)」が現れた。
翅を閉じたまま頭部を下に向けていたが、
翅が閉じていたのではこの蝶の魅力は半減する。


と言うことで待つこと数分。
やおら向きを変え始め(翅を開く前の行動でもある)、翅を開いた。


更に別の場所でも翅を開いて日光浴中の「ムラサキシジミ」を数頭発見。


ただ、同じようなタイミングで現れる「紫燕(ムラサキツバメ)」は、
一頭も発見できなかった。
ほかに、キタテハ、ルリタテハ、ウラギンシジミなどの越冬蝶の出現を期待したが、
私の逍遥範囲内では見つけることが出来なかった。

「細身越年蜻蛉(ホソミオツネントンボ)」
この冬の12月初旬に2頭ほど確認しただけで、
今日まで見つけることが出来なかったが、やっと今日出会うことが出来た。
暖かな陽の当たる場所を選びつつ移動していた。
寒さが続くと、同じ場所で2日も3日も止まっていることもある越冬する蜻蛉です。


今月もあと1日を残すのみ・・・・早すぎる1月でした。
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若き日の言魂あやうき

2017年01月29日 | 写真短歌

今年は、短歌や俳句を各方面に応募しようと、
すでに俳誌などに応募し実績を残している友人と約束した。
が・・・・
もうすでに、今年も1ヶ月が過ぎようとして居るが、
いまだに準備中で、
最近「宮柊二集全11巻」をオークションで手に入れただけに留まっている。

宮先生は、私が高校時代に進学誌などに投稿していたときに、
良く入選させていただいた選者で、
名前は知っていたが、代表作や代表的な歌は何も知らなかった。

ということで、
近所の本屋に「宮柊二」の出版物を探しに行った。
処女出版の「群鶏」だけでもと探したが、先生の本はどこにも見当たらず、
ネットで検索したところ上記の全11巻が帯び付きでオークションに出ていた。
早速入札し、手に入れることが出来た。

先生は新潟県北魚沼郡堀之内町(現魚沼市)出身で、
私も現役時代には仕事で良く訪れていた地で、
今でも現地の何人かとは賀状の交換をしている。

さらに、生まれた年が私の母親と同じ・・・・
台東区の谷中にも住んでいたようで、
近くの芸大には私も10年近く下請けの社員として働いていた。

こじつけのようだが因縁のようなものを感じ・・・・今年中には全巻読破しようと決心した。


写真短歌解説

言魂は言霊と同じで、
上代には万物はおろか言葉にも魂が宿って居ると考えられていた。
それだけ言葉を大切にしたと言うことだが、
私の若いときは「勢い」が勝り、荒っぽい言葉をかけてしまったことがある。
しかも恋人に・・・・・。

加齢が進むにつれ、そんな昔のことを思い出す。
いま、「東京タラレバ娘」と言うドラマが放送中のようだが、
私も時々「たら、れば」を思うことがある。
が・・・・、
結局「後悔の無い人生なんてない」と言う結論に至るのだが・・・。

もしかすると、
思考までが加齢してしまった、ということなのかもしれない(嗚呼)。
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陽気に誘われた昆虫達(西洋蜜蜂・川螻蛄・黒点冬尺・細平田虻など)

2017年01月28日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


ほぼ無風の快晴だったので、午後から大町公園へ。
園内はまるで春のような陽気となり、
子供連れの家族が多く見受けられた。

暖かくて日差しが有ると、
越冬蝶(ルリタテハ・キタテハ・ウラギンシジミ・ムラサキシジミほか)が、
越冬地から出てきて日光浴をするであろうと予測していたが、
飛んで居る1頭(種別不明)を見たに過ぎなかった。

風が無かったため、遊歩道のあちこちに蚊柱を作って飛んで居たのが、
ユスリカ(体長0.5mm~1cmで日本には500種居ると言う)で、
場所に寄ってはマスクを利用した。


何とか生態を撮影しようとしたが、小さすぎて判別出来なかった。
下の写真はピクセル等倍でトリミングした飛翔の姿。


次は目の前を通過し近くの擬木に止まった「冬尺蛾の仲間」と思われる昆虫。
模様などが判別できず、名前は不明。


「細平田虻」
小川の近くを飛び回っていたが、止まったところを撮った。


「川螻蛄(カワゲラ)」
遊歩道を歩いているときに目の前に飛んで来たのが、カワゲラの仲間で、
アミメカワゲラかオナシカワゲラかの判別は出来なかった。


「星点冬尺(ホシテンフユシャク)」
常夜灯近くのアクリルボードの壁に止まっていた。
昨日も暖かかったので、夜の光に誘われてやってきたものと思われる。


「西洋蜜蜂」
公園の外にある梨園の近くの紅梅で、花蜜や花粉を集めていた。
10頭以上いたが、脚には花粉団子をつけている個体が多かった(下の写真、巻頭の写真)。


厳冬期に風が無く、暖かな陽の光があると喜ぶのは何も人に限ったことでは無いのだと・・・。
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冬萌(写真俳句)

2017年01月27日 | 写真俳句

谷津の湧水の流れの中で、小鷺が採餌をしていた。
その採餌の方法は「追い込み漁」のようなもので、
小川の泥の中に潜む小魚や小エビなどを、
脚で泥をかき混ぜて追い出し、出てきたところを採餌する。

子供の頃の夏場の遊びで、
小川のマコモの中に潜む雑魚などを、
マコモの上に乗り揺らしながら網に追い込んで捕まえたことがあるが、
小鷺の採餌はそれにも似ていたのである。
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