MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

春光のなかで

2016年02月29日 | 写真俳句

大町公園に足繁く通うことで、顔見知りの常連さんも多くなったが、
昨年秋以来、姿を見せていない常連さんがおり、
そのことについて別の常連さんに消息をそれとなく聞いてみると、
一言「入院したようだ」と・・・・。

大町公園内の散歩を日課にしている人は多く、
中には80才以上の人もいるのだが、みな元気である。

散歩中のは常連さん数人が自然に集合し、
四方山話をしたりしているのだが、
春の温かな日差しの中での会話が弾み2時間近くに及ぶことも多いようである。

そんなグループの中に顔見知りの常連さんが居ると、
私も挨拶しつつその輪に入ることもあるが、
私はその中では若年なので聞き役に徹しており、
利害関係の無い知らない世界の知らない話は実に面白い。
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日本赤蛙の卵塊が次々と孵化中

2016年02月28日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

大町公園では日本赤蛙の卵塊が次々と孵化している。

園内で最も多くの卵塊が鑑賞できる場所(三角池近く)を、
2月15日に撮ったのが下の写真だが、


2月26日には殆どの卵塊の孵化が始まっており、
「オタマジャクシ(以下「幼生」)」となっていた。


また、参の東屋(公園北口側)近くでは、
2月15日に発見し撮影した卵塊が下の写真だが、


2月28日(本日)には孵化が始まり、数匹の孵化が確認できた。
日本赤蛙の卵は、産卵から2週間程度で孵化すると言われており、
明日には更に孵化していくものと思われる。


園内で一番最初に孵化したと思われる場所を2月18日(15日前後に孵化)に撮影したのが、
下の写真で、数多くの幼生がたむろしていたが、


日を重ねるごとに個体数が少なくなり、
ついに、本日は数匹しか確認できなかった。


また、巻頭の写真は2月13日に確認した日本赤蛙で、
翌々日には同じ場所で卵塊を発見しており、
28~29日ごろには孵化が始まるものと観察していたが、
結果的にはクレソンの成長が早く、卵塊が覆われてしまった為、
孵化の確認は出来なかった。

卵塊のあったすぐ隣で動くものがあったので「幼生か」と、
確認のためカメラを向けたが、
目高の親とその稚魚らしきものが写っていただけだった。


明日で2月も終わり。
加齢とともに、時の過ぎる度合いを早く感じるというが、
「早すぎはしないか」と思うこのごろである。

購入して半年程度でAFシステムが破壊し、
年が開けたら修理に出す予定にしていたシグマレンズはまだ机上にある。
新レンズのタムロンの方が性能が良く、
修理の必要性がほとんど無くなってしまったのも原因なのだが・・・・
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花粉を集める西洋蜜蜂たち

2016年02月27日 | あらかると

朝から快晴だったため、遠出のポタリングを計画したが、
自転車で走り始めると風が冷たく、結局は近隣の公園へ。

まもなく満開の時期を迎える河津桜の写真を撮って居ると、
蜜蜂が桜の周りを飛び回って花粉を集めている姿が在った。

蜜蜂の種類はほとんどが西洋蜜蜂で、日本蜜蜂は確認できなかったが、
あちこちの花で見ることが出来た。
ということで、
今日撮って来た、花粉を集める西洋蜜蜂の生態写真を・・・・。

「河津桜」


寒桜では見られなかったので、河津桜のほうが花粉が多いのかもしれないが、
蜜蜂の巣が近隣にあるという理由も考えられる。


「藪椿」
真冬でも咲いているので、日中の気温が10℃を越すと、
西洋蜜蜂の姿も見られたが、これまでは平田虻のほうが多く、
最近になって個体数は逆転したようである。


花芯の蕊を前にホバリングし先着している仲間がいないか確認し、
やがてお目当ての場所に潜り込んでいく。
下の写真の個体は、すでに体中が花粉塗れだった。


日差しが良いときは、花粉集めを中断し、
近くの葉の上で体を温めている蜜蜂もいるが、
やはりこの時期の日差しは人間だって良いに決まっている。
のんびりとベンチで休んでいる人が多いのもこの時期なのである。


「オオイヌノフグリ」
花よりも蜜蜂のほうが大きいので、
花に止まると、花茎はその重さに耐え切れず曲がってしまう(巻頭の写真)。

また、花が小さいため花粉も少なく花に留まっている時間よりも、
飛び回っている時間の方が圧倒的に多く、
長いときには1分近く花に止まっている藪椿に比較すると、
花粉の回収率は雲泥の差なのである。


回収効率は悪いが花粉団子をつけた西洋蜜蜂が、
あちこちのオオイヌノフグリの群生地で飛び回っていた。


明日も晴れて気温も今日より上がりそうである。
冬の野鳥が少なくなった今、小さな昆虫の世界にスポットを当てるのも面白い。
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「大町公園(市川市)に舞い降りてきた川鵜」と「近隣の寒桜」

2016年02月26日 | あらかると

気温は低かったものの、久し振りの快晴に恵まれた。

昨日から「カメラと写真の総合展示会CP+(シーピープラス)」が、
横浜の展示会場で開催されているが、
欲しいカメラは20数万円にもなり手の届かないものになってしまった。
ということで、購買意欲はほとんどなく、
無料入場券は取得したものの今回は見送ることにした。

で・・・いつもの大町公園へ。
やはり快晴の公園は気持ちがいい。


上空を飛んでいる航空機も良く見える。
300mm望遠端で写すと、高度を飛んでいても塗装などから、
航空会社などが判定できる程度には写し取ることができるのである。

そんな航空機をとって居ると、上空を旋回している大型の鳥が目に入ってきた。
猛禽なのだろうか?


旋回している野鳥の種類を特定するために、数枚撮ったが・・・不明だった。
諦めつつもその野鳥を眺めて居ると、
薔薇園の南側にある噴水池方面に急降下した。

確認のため急いで噴水池に向かったが、居たのは大鷺(ダイサギ)が1羽のみ、
黒っぽい大型の野鳥は見つからなかった。

諦めてベンチでコーヒーを飲んで居ると、
今度は頭上をかすめて三角池方面へ飛び去り、
三角池付近で降下した。


その三角池に行って見ると羽を広げて池の畔に居た。
独特のその形は一目で川鵜と判ったが、大町公園で見たのは初めてである。
それもそのはずで、
大町公園内の池はどれも浅すぎて、潜水しながら採餌する川鵜には向かないのである。


撮影して居ると、羽を畳んで移動したが、
そのまま飛び去ることはなく(川鵜が飛翔体制になるにはある程度の距離が必要)、
あちこち右往左往しつつやがてコンクリートの柵の上に止まった(巻頭の写真)。
1~2分程度その体制をとっていたので、撮影には成功したが、
やがて飛び去っていってしまった。
柵の上に止まったのは、飛び立つための高さが必要だった為と思われる。


近隣の寒桜は順調に開花を続け、今日現在3~4分咲き程度になった。
週間天気予報によると、3月に入ると暖かな日が続くそうなので、
満開が見られるのもそのころでは無いかと思われる。


満開になると、多くの目白が近くの八柱霊園から花蜜を求めてやってくる。
集団で行動しているようで、姿が見えないときは待たされるのだが・・・


3月に入ると「春の兆し」から「春の訪れ」と自然は変化していく。
「春の兆し」では撮り切ることの出来た花や昆虫は、
「春の訪れ」によって撮り切ることが出来ない程の種類が現れ、そして生まれてくる。
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仙洞草、鶯神楽、蕗の薹、姫踊子草など咲き始める

2016年02月25日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

久し振りに朝から晴れたので、早速大町公園へ出かけた。

大町公園では早春の花が開花を始めていた。

余りにも小さな花なので発見しずらいが、
早春に「先頭にたって咲く花」という語が語源といわれている、
「仙洞草(セントウソウ)」が開花を始めていた。


下の写真が自生地だが、葉は芹のようでもあり、蓬のようでも在り・・・。
調査の結果は、セリ科セントウソウ属でした。
下の写真には、幾つか花茎と花が写っている。


「鶯神楽(ウグイスカグラ)」開花。
2月19日の撮影時にはまだ蕾だったが、10輪ほど開花していた。


「蕗の薹」開花。
蕗の薹は以前から芽を出していたが、花芽が成長し開花していた。


「大待雪草(別名・鈴蘭水仙、スノーフレーク)」開花(巻頭の写真)。
待雪草(スノードロップ)と並んで早春を代表する清楚な花。
鈴蘭の様に下を向いて咲いているので、
コンデジのAF1cmマクロで真下から撮って見ると、
意外な世界が垣間見えてきた。


大イヌノフグリは草丈が2倍以上に伸びてきた。
真冬でも北風が通らない日向では咲いていることがあるが、
草丈は僅かで、これからが繁茂の季節のようである。


姫踊子草もオオイヌノフグリと同様、日当たりのよう場所では開花が早い。


三角池ではすでにヒキガエルが産卵しており、
常連さんの話では、昨日は数多くのヒキガエルの姿があったようである。
ヒキガエルの産卵時は「蝦蟇合戦」と言われるほどで、
雄の蛙は動くものなら何でもしがみ付く習性があり、
一匹の雌に2~3匹しがみ付いている姿もみられ、見て居ると飽きることが無い。
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