MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

繊細で華美なポピー(雛罌粟)、咲き揃う

2015年05月31日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

「21世紀の森と広場」の「みどりの里」にある、
ポピー畑のポピーがほぼ咲き揃った。

余りにも種類が多いので、全てを撮る事は出来なかったが、
とりあえず目に付くものを撮って来た。


上の写真でもわかるように、ポピーの集合写真では、
ポピーの繊細さや色のつき方は判らない。

ということで、一輪ずつの写真を紹介します。
ただ種類も名前も表示されておらず、説明は省略しています。













写真の羅列と言うことになってしまったが・・・・
本来は薔薇のように固有名詞が有ると思われる。

調べたところ、シャーレーポピー(=園芸種・ヒナゲシ・虞美人草)のようで、
基本色は「真っ赤」でピンクや白、薄紫などのものや2色のもの、八重咲きなどが有るようです。

研究されて、ほぼ全ての個体に名前のついている昆虫なども、
いざ調べるとなると大変なので、雛罌粟の検索は更に時間が掛ると思われる。
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吸水行動する蝶たち(緑豹紋蝶、瑠璃小灰蝶など)と巨大地震

2015年05月30日 | あらかると

夜来の雨が上がり、やや涼しい朝を迎えたが、
雨で空気中の塵が無くなった為か日差しが強い。

今日も昆虫達との出会いを期待して、大町自然公園へ。

キタテハよりも一回り大きいミドリヒョウモンが目の前に現れ、
私に纏わりついていたが、近くに舞い降り吸水行動を始めた。


翅の裏側がやや緑を帯びておりこれが名前の由来になっている。
タテハチョウの仲間では最大の蝶で、8cm近くある(巻頭の写真)が、
暑さに弱く冬眠ならぬ夏眠をするため、見られる期間は短い。

ルリシジミも吸水行動をしていて、触れ合っている状態で数頭並んでいた。
最初は警戒していてなかなか近付かなかったが、
やがて足元近くに舞い降り給水を始めた。


さらに、ウラギンシジミもやってきた。
更に直ぐ隣にはルリシジミが舞い降り、仲良く吸水行動を始めた。
蝶の世界は意外と平和なのである。


蝶が何故吸水行動をするのかいろいろな説があったが、
吸水している蝶がすべでオスであることから、
オスにとって必要なミネラル(アンモニア)を吸収しているといわれている。

園内の遊歩道のあちこちでは大塩辛蜻蛉が飛び始めていた。


ナナフシの幼虫がコンクリートの杭の上で、右往左往していた。


下の写真は、4月下旬に撮った「キケマンソウ」に偶然写っていた、
孵化して間もないと思われるナナフシの幼虫(写真中央)


閑話休題・・・・「巨大地震」発生。

午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖を震源とするM8.5と言う巨大地震が起きた。
ただ、震央が地下590kmであったことが幸いしたようで、
被害は余り発生しなかったが、日本列島が揺れた。

当地でも、小さな揺れが比較的長く続いたので、ラジオのスイッチをON、
まだNHKては番組が流れていたが、揺れている間にニュースが入り、
そのニュース中にもゆれ、その後震度4の横揺れとなった。

揺れた時間の長さから、やや恐怖を覚えたがまもなく揺れは止まった。
で・・・・
発生から1時間後、NHKはまだ地震情報を放送中である。

P/S  2015年05月31日 21時27分、震源は「最深」の682km、M8・1に修正されました。
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諺の「蜘蛛の子を散らす」は・・・・

2015年05月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

早いもので5月も残りあと2日となった。
光陰矢の如しとは言うが、加齢による矢の速さは加速するばかりであり、
5月に成ったのはつい先日のことと思っていた・・・・。

しかし、自然の変化は確実に時の流れを知らせてくれる。

5月2日に開花を確認した薔薇の「ルゴサ スカブローサ(ハマナシの改良品種)」は、
いつの間にか大きな果実を実らせていた。


紫陽花もいつの間にか色付き始め、
梅雨時の清涼剤としての役目を徐々に担ってきている。


閑話休題。

公園内の遊歩道を歩いていると、
孵化して間もない団子状態の蜘蛛の子の集団を見つけた。


蜘蛛の種類を特定するために接写しようと近付いたとき、
不意に蜘蛛の糸に触ってしまった。
すると、団子状態だった蜘蛛の子が一斉に逃げ始めた。
巣では諺の「蜘蛛の子を散らす」状態が再現されていて、
もしかすると、この蜘蛛が諺の語源となったのかも知れ無いと観察していたが・・・・・
下の写真以上には広がらなかった。


巻頭の写真は木漏れ日で七色に輝く蜘蛛の巣。

今日の天気予報では「夕方から雨」と言うことで出かけたのだが、
10時過ぎからは怪しげな風が吹き始め、正午過ぎには小雨が降り、
小雨に濡れながらの帰宅となった。
低空の黒雲や突然の風は「雨の前兆である」と言うことは判っていて、
早めの帰宅をしたのだが、帰途半ばで降られてしまった。
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21世紀の森と広場で「黒木間蝶(クロコノマチョウ)」に出会った

2015年05月28日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

銀行やスーパーへの所用を兼ねて21世紀の森と広場へ。

主目的が「ポピーの開花状況確認と撮影」で2時間程度の散歩の予定だったが、
蜻蛉や蝶が意外と数多く発生していて、結局、4時間近く園内を歩き回った。

今日は私にとっては初見の蝶「黒木間蝶(クロコノマチョウ・巻頭の写真)」に出会ったので、
蝶を中心に紹介します。

公園内に入って最初に出会ったのが、
私の周りを一周してから近くの葉の上に止まり、
「撮って呉れ」と言わんばかりに、こちらを向いて翅を広げた「ミドリシジミ」で、
その姿は、十数年前に台湾の埔里(ホリ)で見た、モルフォチョウのように美しかった。
ミドリシジミには昨日も大町公園で出会っているが、翅を開くことはなかった。


次は縄張り争いをしていて中々止まらなかったが、
やっと10mほど先の木の上に止まったところを、望遠で何とか捉えたのが、
「ウラギンシジミの♂」


コフキトンボやオビトンボなどを追って「千駄堀池」を半周したが、
そのときに出会ったのは、水に浮いているように見えた「キタテハ」
口吻を水面に伸ばしているところから、吸水していたようである。


次は、昨年も蝶が集まっていた樹液場で、
2頭の里黄斑日陰が、ヨツボシケシキスイなどと共に仲良く樹液を採餌していた。
茶色の甲虫はコメツキムシの仲間と思われるが特定できなかった。


上の写真と同じ樹液場で、里黄斑日陰が去ったあとに現れたのが、
これまでに見たことのない蝶だった。
Net検索により、
足の爪が2つに分かれていると言う珍蝶の「クロコノマチョウ」と判明した。
2枚ほど撮った後に飛び立ってしまったが、
近くの草叢に舞い降りたところを探して撮ったのが巻頭の写真。


そのほか、
赤詰草で吸蜜する「キチョウ」や、


白詰草で吸蜜する「ベニシジミ」、


水溜りで吸水する「ナミアゲハ(通常はアゲハチョウと呼ばれている)」、


木陰の下草の上で休んでいる「ミズイロオナガシジミ」を撮る事が出来た。
このミズイロオナガシジミは小さな個体だったため、
普通に歩いていたら見落としてしまったことだろう。


他に、コジャノメ、ヤマトシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アカボシゴマダラなどを確認しているが、
撮影できなかったり、ブレたりボケたりで使い物にならなかった。
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尾長揚羽、瑠璃小灰蝶、緑小灰蝶、長崎揚羽と「薔薇園の姑娘」

2015年05月27日 | あらかると

大町公園の開園時刻は午前9時となっているが、
時として、それよりも早く開いていることがあり、
先日は8時10分過ぎには開いていた。

と言うことで、今日は現場に8時丁度に到着。
が・・・・世の中はそれほど甘くなく、大町駅口は閉まっていた。
ならばと、バラ園近くの入り口に行くと開門してあり、
先客は居たものの閑散としたバラ園で撮影を楽しむことが出来た。

9時15分前ごろには自販機の設置して有る小屋のシャッターが開いたので、
早速コーヒータイム。
朝から日差しが強く暑かったので日陰のベンチに移動した。

その途中で元気な3人娘に出会った。
お互いにタブレットPCで撮り合いしていたが、
私とすれ違いざまに「コンニチハ」と声をかけられた。
3人の言葉は中国語とわかったが、日本語も良くわかるようだったので、
「どこから来たの」と問うと「コトバ、ヨクワカンナイ」と・・・
尋ね方が悪かったようで、「とこの国から」と聞くべきだった。


結果は中国人で、いわば「姑娘(クーニャン)」だった。
何度か訪問したことの有る台湾では若い娘は「小姐(シャオチェ)」と呼ぶが、
中国で「小姐」は水商売の女性を指すようである。

コーヒーを飲み終えた頃、最初に声をかけてきた姑娘から、
「3人で撮りたい」とタブレットのシャッターを押して欲しい旨、
身振り手振りでの依頼があった。
タブレットは初めて触るので要領がつかめなかったが、
スイッチの場所を触るだけと言うので、「ここですか」と指を触れると、
シャッターが切られ、今まで座っていたベンチが写り込んだ・・・・。

コーヒータイムを終えいつもの園内一周。
最初に出会ったのは、水分補給中の黒い揚羽蝶で、
オレンジ模様の配置から「尾長揚羽」と確認出来た。


次は吸密する「瑠璃小灰蝶(ルリシジミ)」の雌雄。一回り小さい右側が雄。


「産卵中の大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」


翅の模様がルリシジミと酷似しており、上の写真だけでは判定出来ないが、
直前に開いていた翅の特徴からヤマトシジミの雌と判定できた。


「緑小灰蝶 (ミドリシジミ)」
大町公園では個体数の少ない種である。


別の公園の花壇では、温暖化を示す象徴(温暖化で北上している)と言われる、
「長崎揚羽(ナガサキアゲハ)」が吸蜜していた。


巻頭の写真は、今日のバラ園。
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