MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

黄金蒲公英

2011年11月30日 | あらかると

関東を直撃した9月の台風によって被害を受けた農作物は、
10月上旬に高騰し、白菜は一個900円もしたことがあった。

その白菜が今では暴落していて非常に安い。
原因は、台風通過以降の好天に有るという。
好天によって白菜は豊作となるばかりでなく、
成長しすぎて規格外のものまで発生していると言う。

田舎で家業を継いだ同級生も白菜農家だが、
豊作だと価格が暴落して白菜を入れる為のダンボール代にもならないという。
出荷調整などをして様子を見るのだが、それでも価格が上がらなければ、
トラクターで白菜ごと耕して畑の肥やしとするのだそうだ。

異常とも思える好天が続いているためか、
田園地帯では例年にないほどのタンポポの花が咲いている。

花から綿毛になった蒲公英が午後の日差しを受け、七色に輝いていた。




秋冬に蒲公英の花が見られるのは珍しいことではないが、
写真のように茎がこれほどまで太く立派に伸びているのは珍しい。


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晩秋に釣る

2011年11月29日 | あらかると

近くの川に釣りに出かけた。
晩秋の川魚は厳冬期を前に食欲が旺盛で、
場所さえ外さなければそれなりの釣果が有るものである。

私が良く行くのは下記の写真の場所で、必ず何かが釣れる場所でも有る。
これまで釣ったものは、
銀鮒、ヘラブナ、ウグイ、追川、モツゴ、ウキゴリ、バラタナゴ、ヌマチチブ、
ヨシノボリ、タモロコ、ホンモロコなど・・・
鯉もいるが、針を掛ける駆け引きの面白さがないので今は釣りの対象にはしない。


下の写真、小さな波紋が幾つかあるが、
これは小魚が流れてくる虫などを捕食したときに出来るもので、
それだけ魚影が濃い(沢山いる)と言うことである。


上の写真を拡大してみると、数匹の小魚が確認できる。
レンズに偏光フィルターをつけるともう少しはっきり写るのだが、
魚の形状からすると、ウグイかモロコであろうと思われる。


釣りを楽しんでいると遠くで何かが跳ねた。
鯉かブラックバスなどの中型の魚であろうと思われる。
で、
土手のほうから「何か釣れましたか?」の声が・・・
こんな時は「モツゴやモロコが釣れました」とは言い難いので、
「駄目です」の一言で答えることにしている。

なぜなら、
この釣り場を知っている人なら何がどの程度釣れるかを知っている筈で、
上記のような質問はしない。つまり上記は釣りをしない人の質問である。
こんなとき「ウグイが釣れました」などと言うと、
「ウグイってどんな魚ですか?」と再び質問が飛んでくることが多い。

魚を知らない人に魚の特徴を語るのは難しいので有る。
国鱒の発見に一役かった「さかなクン」だって絵を書いて説明しているのです。


釣っている最中でもシーンが良ければ写真を撮っている。
土手の枯れたブタクサや枯れかかっているセイタカアワダチソウが、
午後の逆光の中でシルエットになった。
晩秋らしい光景である。
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近隣公園の放射能汚染データ

2011年11月28日 | あらかると

やや厚い雲に覆われた一日だったため、
写真的には良くないが、それでも何かを撮りたいので、
買い物ついでにカメラを担いで「常盤平団地群に囲まれた」金作公園へ。

通常なら、AモードのISO100で絞りF11の設定で撮ることが多いのだが、
その設定では暗めの曇天下ではシヤッター速度が極端に落ち、
確実にカメラぶれが想定されるので、ISO400のPモード撮影とした。

何枚か撮って公園の端に来た時、一枚の立て看板を発見。
看板には、公園の放射能汚染の検出結果が表示されていた。

この数字については個人レベルでは如何ともしがたく、したがって興味もないが、
除染予定についても表示されていたので、
乳幼児には影響が有るのかもしれない。






巻頭写真の撮った場所は公園地図の記した赤文字の1の場所から、
公孫樹が黄葉の真っ盛りだった。

下の写真は2の場所から、
左下方に見えるもう一つの遊歩道付近が、放射能レベルが最も高かったところ。


3の場所、滑り台着地地点は意外に低く、雨などで流れてしまったのだろう。
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秋薔薇「花霞」

2011年11月27日 | あらかると

「花霞」は、白に近いクリーム色に花弁の淵のピンクが美しい薔薇で、
以前から良く撮っていた薔薇でした。

京成バラ園芸が1985年に作出されました。(種苗登録第689号)
花弁のふちのピンクのぼかしが美しいセミダブルの花が株いっぱいに咲き続け、
半八重平咲きで,花弁数が10~14枚,花の径が7~8cm,
樹高は0.8m,樹形は半横張り性で微香があります。

先週と今週の土曜日にNHKで放映された、
土曜ドラマスペシャル「蝶々さん~最後の武士の娘~」を鑑賞して、
「篤姫」以来3年ぶりに主演した宮崎あおいの舞妓姿(蝶々さん)から、
この薔薇が連想され、投稿してみました。

2011年11月撮影(於・大町公園バラ園)


2011年11月撮影(於・大町公園バラ園)


2011年5月撮影(於・大町公園バラ園)


2003年5月撮影(於・京成バラ園)
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曙光煌く

2011年11月26日 | あらかると

早朝の東の空が明るくなった状態を曙光(しょこう)と言うが、
東の空が赤みを帯びた頃からの変化を追ってみた。

「白々と夜が明ける」状態で、日の出までにはまだ時間が必要であった。
雲が出ていたので「朝焼け」を期待しながら観察をした。

写真は6時04分撮影。


日の出である。
しかし手前に広がる黒雲のため朝焼けは地味であった。

6時24分撮影。


太陽が昇るにつれて曙光は団地上空の雲まで茜色に染め始めた。
明らかには写ってないが、薄明光線が扇状に出現している。

6時30分撮影。


下の写真を撮った直後に太陽が雲間を抜けると、ベランダに太陽光が注ぎ、
今朝の曙光のページェントは終了した。

6時38分撮影。


巻頭の写真は6時34分撮影で、このときが今朝の曙光が最も煌いた時間帯だった。
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