MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

桜と菊桃と梨の花

2024年04月17日 | はならんまん


早咲きの桜や染井吉野などはすでに散ってしまったが、散り際が桜ほど美しいものはない。
巻頭の写真はしだれ桜の「八重紅枝垂桜」で、蒼穹の青色が影響したのか、ピンク色気味でこれまでにない美しさを見せていた。

下の写真も八重紅枝垂桜です。


下は、白色の花に青葉があることから、「大島桜」のようです。ちなみに、大島桜の若木の葉は香りがよく「桜餅」を包む葉に利用されます。


枝先にまとまって咲きそれがボール状に見えることから、八重桜の「手毬」や「八重紅虎の尾」のようなのだが、名前の特定はできませんでした。


咲き初めの八重桜で、今の時期が満開の「関山(せきやま、かんざん)」で、八重桜の代表種です。花は塩漬けにして目出度い席などで振舞われる「桜茶」になります。


八重桜「関山」です。


下は「菊桃」の花で、花弁が細く菊に似ていることから名づけられたようです。小さな実が成るのですが食べられません。民家の庭先に咲いていました。


私が遊びに行くことの多い自然公園の周辺は梨畑が多く、今が満開です。梨農家によると品種により花の色が異なるとのことでした。


下の梨の花はこの周辺で作られることが多い「豊水」か「幸水」のようです。


梨畑も最近は人手不足で外国人の作業風景を見る事があり、会話の言語はタガログ語(フィリピン)でした。また、梨の木を伐採し更地にしている光景も目にします。駅が近いことから将来的には宅地に生まれ変わるのかもしれません。

コメント

早春の花など

2024年04月10日 | あらかると


巻頭の写真は寒桜の蜜を採食中の目白です。寒桜が終わると大島桜や染井吉野などにやってきます。

下の写真も同じく寒桜と目白です。


次は、街路樹として植えられていた「オカメ桜」で、背丈は2メートルほどしかありませんでしたが、花は隙間のないほどに付いていました。


下の写真は珍しい八重咲の梅の花で「八重揚羽」と同定しました。


満開近いムラサキハナナ(紫花菜)で、諸葛孔明が戦で遠征したときに食用のために栽培したといわれ「諸葛菜(ショカツサイ)」の別名もあります。


野の花の少ない早春に咲くので紫花菜には、日本蜜蜂や西洋蜜蜂が沢山吸蜜にやってきていました。


辛夷の花も早春に咲きます。4月10日現在ほとんど散っていますが、市川市にある大町公園には数が多く、見学者も多いようです。

辛夷の花


大町公園内で数羽見られる瑠璃色の映しい小鳥で、その名も「瑠璃鶲(ルリビタキ)」です。


バーダー(野鳥愛好家)の仲間内では、ルリビタキは「幸せの青い鳥」として珍重されています。


近日中にピーカンの一日だった4月10日撮影の「桜」を中心とした盛春の花々を紹介したいと思います。
コメント