MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

エアコンの嫌な匂いは消えなかった

2011年06月30日 | あらかると

今日も朝から30度を超えるような暑さだった。

昨日の暑さと湿度には我慢しきれず、ついにエアコンを使った。
エアコンを使う前に巻頭の写真のように、エアコンのコンセントを抜いてから、
ドライバー一本で取り外せるものをすべて取り外し清掃を行なった。

とくに昨年頃からは湿度の高い日に使うと、
最初に嫌な匂いが出てきて閉口していた。
市販の「エアコン洗滌スプレー」(下の写真右)を二本使っても、
2日後には再び嫌な黴の匂いが出てきた。
左は市販のスプレー用容器。


色々ネットで調べたが、最良の方法は「業者に頼む」ことだった。
が、
その中に塩素系漂白剤の「ハイター」を使うといいというのがあった。
金属部分の多いエアコンなのでまさかとは思ったが、
雑巾に雑菌がついていても、洗濯前に漂白すると雑菌臭は消えるので、
「匂いを取る方法」としては間違ってはいないのかも知れない。
風呂場のコンクリートの壁の黒いしみもハイターで取れるなど、
黴には強い「ハイター」であることには間違いない。

ということで、
エアコンが壊れたとしてもすでに10年以上使っているし、
業者に清掃を頼んでも何回か頼むと新品が買えてしまうほどの金額になるので、
「駄目元」でその方法をためしてみた。
市販の「エアコン洗滌スプレー」を使うよりずっと危険が伴うのでお奨めできません。
基本的には業者依頼が安心です

以下作業手順(感電の危険があるのでエアコンのコンセントは必ず抜くこと)

ハイターを10倍程度に希釈して、汚れている部分に万遍なくスプレーした。
(エアコンから汚れた水が垂れるので、エアコンの下にはビニールなどを敷いておくこと、
また、希釈したものであっても漂白液に触れないように必ずビニールの手袋をし、
スプレー時の漂白剤の霧を吸い込まない様にマスクを2重にするなどの防護をしてから作業する)

すると、金属部分から黒い雫が流れ落ち金属の地肌が見えてきた。
洗剤が入ってないのに汚れが落ちたということは・・・
それは油汚れなどではなく、黴の汚れだったのである。

吹き出し口も、希釈液を含ませた布で綺麗に拭き取った。
5分程度そのままにした後、次は水だけのスプレーを万遍なくかけた。
この時点で金属本来の光沢が戻ってきたのである。
水滴などを綺麗に拭き取って半日程放置した後、試運転したが嫌な匂いは全くでなくなっていた。


上記の清掃方法が正しいかどうかは不明だが、
強力な噴射のエアコン洗滌スプレーでもとれなかった汚れやにおいが完全に取れたのだから、
一応「成功した」と思いたい。

どうしても自分で行なってみたいという人は「ハイター」では無く「酸素系洗剤」が安心です。


7月6日付
残念ながら上記の方法では、再度匂いが出てきてしまった。
稼動停止中に、梅雨時特有の高温多湿で黴が再発生したのだろう。
とりあえず1週間は何とかなったのだが、運転を停止しなければ更に長い間有効だったかもしれない。
再度試してみるが期待は出来ない・・・・・・。
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守宮(ヤモリ)の子

2011年06月29日 | あらかると

巻頭の写真は、昨年上野の地下道で撮った、
ショーウィンドウの中の芸術的な「やもりの大群」(表題は不明でした)。
左上では、金で作られたハエを囲んでいる。

上野の地下道ということから作者は芸大生かその彫金一派であろうと思われる。
様々なヤモリの形態を見ると、ヤモリをよく研究している人か、
ヤモリを飼っている人であろう。

今年はベランダのプランターで大葉を育てている。
昨年は、葉が大きくなると食べていたから大きく育たなかったので再挑戦中なのである。
で・・・、
その大葉が所々虫に食われている。
それも葉の根元付近の柔らかな部分だけを少しだけで、
葉一枚すべてを食べるほどには大きくない虫のようである。

放って置いても良かったのだが、
とりあえずベランダの周辺を綺麗に掃除しようと・・・
ところが掃除を始めたとたん「珍客」が慌てふためいて逃げた。

逃げたといっても、小さいので到底人の動く早さには勝てない。
最初は逃げていたがそのうち観念したかのように、
逃げることを止めたので捕まえてみるとヤモリの子だった。


ヤモリといえば「ヤモリの住む家は悪いことはおきない」という、
俗諺が古式日本家屋の多い田舎では伝わっているらしい。
名前の通り家を守っているから「家守」である。


古くから親しまれて、人に対しては臆病で攻撃性が低く、
食害や咬害を与えることもなく、有益な動物であるため、
縁起物として大切にする風習もあるようである(ウィキペデア・部分省略)。
ということで、
掃除することを中止し、気の済むまで住んで貰うこととした。

それにしてもなぜ8階までわざわざやってきたのだろうか?
数年前、親の家守を確認しているが、その頃は明かりの漏れるカーテンだったため、
虫が寄ってきていたため、地表から登ってくる可能性はあったが、
今は、光の漏れないカーテンを使用しているので虫も余り来ないはずなのだが・・・
もしかすると
あの時の親のDNAを持った子なのかもしれない。
そんなことを思うと、可愛く見えてくるから不思議である。
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猛暑を散歩

2011年06月28日 | あらかると

昼からはギンギラギンの快晴となり外出も憚られるほどだったが、
国民健康保険料の納付と住民税の納付のためでかけた。

ついでに近くの21世紀の森と広場を散歩。
午後の1時半・・・・暑さもピークになった。
公園内を散歩する人もまばらで、ほとんどは日陰の下で休んでいる。
で、
一瞬迷った「引き返して涼しい大手スーパーに行こうか」と・・・

外出はいつもカメラ持参なので、
ゆっくり散歩すれば暑さも凌げるだろうと園内の散歩を開始。

日陰を中心に歩いていたので(それでも無風の場所が多く熱かった)、
撮った写真もほとんどが「木漏れ日写真」となりました。

ドクダミの花も木漏れ日が当たると輝く。
巻頭の写真は計算されたように丸く食われた葉っぱの面白さにシャッターを切った。
どんな虫がこのような食べ方をするのだろうか?

木陰を歩いていても暑いので、日向に出ると全身が熱くなる。
まだ暑さになれないせいもあろうが、
ピーカン状態の快晴で高温高湿なら不快指数が上昇するばかりで、
「暑さの慣れ」は役には立たない。
ちなみに
環境省の「日常生活における熱中症予防指針熱中症予防ガイド」には
「31度以上になったら、高齢者においては安静状態でも熱中症が発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。」ことだと・・・
ということは、
今日の散歩は危険性が大きかったことになるのだが、
散歩に来ているのは高齢者が多かったことを記しておく。

下の写真は園内にある井戸から汲み上げられている地下水なので冷たいので、
顔を洗ったり、腕を冷やしたりすると多少は熱中症の予防にもなる。


「木漏れ日紫陽花」何時行っても同じ光景を写すことは出来ない。


リョウブの花。新芽の時期の柔らかい葉は飢饉などの救荒食となっていたようだ。


示し合わせたかのように幹から出た新芽が、木漏れ日を受けて輝いていた。
というか・・・なぜここに新しい枝を5本も出したのかが謎・・・


23時を過ぎたというのに部屋の中はPCの放出熱で暑い・・・
節電の禁を破って「涼風天国」にすべきか、
節電をして体調には良いとされる昔ながらの生活を味わってみるか、迷い中。
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紫陽花

2011年06月27日 | 写真俳句
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ホームレスの猫たち

2011年06月26日 | あらかると

ホームレスの猫たちというのは、野良猫という意味ではなく、
ホームレスの人が可愛がっていた猫。

恐らく一年以上前から飼っていたものと思われ、
私も時々は目撃していた。
あるときその猫の写真を撮ろうとして呼んだら、
ホームレスの人に睨まれた。

そんなことがあって以来、そこの猫には気にも留めなくなっていたが、
先日近くを通ったので様子を見たらなんとなく変である。
いつもいるはずのホームレスの姿がないのである。
通りがかった年配の人にその事について聞いたところ
「ここ暫く見てないわねー」だった。

最初は3匹しか確認できなかったが、
私が自転車を止めて様子を見ていると8匹も集まってきた。
人を恐れずまるで過程で飼われている猫のようであった。

子猫の一匹は全く人見知りもせずに、私の足元に寄ってきた。
擦り寄ってこられると撫でたくなるのも人としての情であり、
私も撫でてみた。まるで飼い猫のようにおとなしい。
だが、
普通の状態ではなかった。背骨と肋骨が浮き出るほどに痩せていたのである。

この周辺は朝の散歩をする人も多く、この猫の存在を知っている人も多いと思われるが、
飼い主のホームレスを暫く見ていないということは・・・・
餌も暫く食べられていないわけで、それが原因でやせ細ってしまったのであろう。
そんな猫を可哀想とは思っていても
「睨みつけてくるようなホームレス」には関わりたくないから、
猫好きの多いお母さんやおばあちゃんたちも餌をあげられないでいたのしれない。

雨が続いた後の晴れた日に(私が気付いた3日後)、
前と同じ状況だったら餌を買ってあげようと様子を見に行ったところ、
ベンチの下にはペットフードが置かれていて(食べ残し)、
十分に餌を貰えている事が判った。

何があったかは不明だがホームレスはその日もいなかった。

様々な毛並みの猫が、飼い主よりも「餌」を待っていた。


数匹が一箇所に集まって何かを覗きつつ猫パンチを出していた。
何をしているのか確認すると、その相手は真っ黒な毛虫だったが食べる様子はなかった。
必死になって餌を探しているようで切なかった。


25日も通りかかったので様子を見たが、餌はもらえているようだった。
何匹かは引き取られているようで、子猫と何匹かの成人猫が消えていた。

ベンチの上で人を待っているかのように寝そべる猫。
向日葵模様の右目が可愛い猫だった。
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