MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

美しすぎる今年の冬薔薇(ふゆそうび)

2015年12月17日 | あらかると

今日も朝から出かけたが、
昨日の天気予報では、今日の予想気温は15℃前後だったが、
公園に着いたころから陽射しがなくなり、北風が吹き、一気に気温が下がってきた。

余りにも寒すぎるので、やや早足で園内を散歩し、
自販機のコーヒー缶で暖をとった。
やや落ち着いた所で薔薇園の薔薇を撮影。

今年の大町公園の薔薇は暖冬の影響か、霜の冷害も無く美しく咲いている。
花の数は極端に少ないが、花の色つきはいい。


種類によっては真冬には珍しい花弁の散っている薔薇もあった。
花弁が散らず花や蕾のまま枯れてしまう真冬の姿では無いために、
冬薔薇に特有の侘びも寂びも過疎けさも無いが、
花に痛みが無いため美しく咲いており、写真にはなる。


華やかに咲くチャールストンの様は最盛期のものと比べても遜色がない。


昨日は温かかったため、花虻などが吸蜜していた。
下の写真はリオサンバで吸蜜していた「ホソヒラタアブ」


原種に近い「花霞」にも多くの花虻が集まっていたが、
最盛期の花霞よりはやや白さが目立っていた。
茎が赤く変色しているのも冬薔薇の特徴である。


下の写真は昨年12月20日に撮影した侘しさのある花霞だが、
花弁などは霜の影響でやや荒れていて、このままの形で枯れていった。


巻頭の茎も棘も真っ赤な薔薇には数匹の花虻が集まっていたが、
花虻が集まる薔薇は原種に近い薔薇といわれ、花蜜も豊富のようである。
ハイブリット種の薔薇では見ることの出来ない光景である。

薔薇の撮影地は全て、市川動植物園「薔薇園」にて、
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