MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

たまには野鳥(赤啄木鳥、翡翠、鶫、白腹、青鵐)

2015年12月18日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

大町公園に行くたびに観測していた、
20頭ほどで集団越冬中のムラサキツバメが、
ついに今朝から一頭も居なくなってしまった。
急な寒気の襲来で移動したものと思われるが、
周辺を探しても見つからず、もしかするとタテハチョウのように、
枯れ草の奥深くで越冬しているのかもしれない。

ということで、
今日はなぜか野鳥との出会いが多かったので「たまには野鳥」を・・・。

まず私にとって初見かつ初激写の「赤啄木鳥(アカゲラ)」
場所は動物園近くのもみじ山入り口付近。
コゲラよりも木を突く音が低音であり、体長はコゲラの2倍以上もある。

逆光のため肉眼では黒くしか見えず、通常設定で撮影しても無駄なので、
ISO800、F6.3、露出補正+1.3、露出時間1/600秒、デジタルズーム1.5倍として撮影。
さらに、画像ソフトで補正してやっと下の写真を得た。


途中常連さんに出会ったため、鳥の名前を聞くと、
「アカゲラのメスではないか」と・・・・
アカゲラといえば頭の赤い啄木鳥と言う印象しかなかったが、
帰宅後調べてみると「メスのアカゲラ」で間違いがなかった。

採餌のあとの幹のえぐれ具合から、何度か採餌にやってきているのかもしれない。


三角池付近を歩いて居ると、目の前に現れたのが翡翠(カワセミ)。
朝の光の中で眩いほどに輝いていたが、
撮影中に通りかかったご婦人数名にも発見され(カメラを向けているので発見しやすい)、
その美しさに感動していたが、そのにぎやかさに翡翠が気づいたのか、
一度目の採餌に失敗するとやや遠くに移動してしまった。

光を受けて飛び去っていった鮮やかな美しさに、ご婦人たちは興奮気味であった。


また、自然観察路の枯荻の生い茂っていた付近では、
嘴の赤いメスのカワセミにも遭遇した。
嘴の赤いのを「口紅」にたとえ、
口紅といえば女性に関係することから「メス」と覚えるのだそうである。


木の高枝でじっとしていたのは鶫(ツグミ)。
河川近くの野原では良く見られるが、樹上のツグミを撮ったのは初でした。


白腹(シロハラ)
もう少し季節が進むと地上で採餌している姿が見られる筈である。
しかも、雉鳩程ではないが人馴れしているのがいい。
ベンチで休憩中、たまたま頭上を見たら止まっていて、
数枚写真を撮ったが全く気にしている様子はなかった。


青鵐(アオジ)
遊歩道近くの地上で採餌している姿はまだ少ないが、
これも季節が進めば人に慣れてくる野鳥で、
昨年は、幼鳥が1.5m程まで近付いて採餌しているのに出会っている。


野鳥を専門に撮っている常連さんの話に寄れば、
「止まっているだけの野鳥なら誰にでも撮れるよ」・・・・と。
が・・・・
その前に、野鳥との出会いも大切では無いかと思う私です。
なので、
昆虫の少なくなってしまった今は、近くに現れれば「撮り」ます。

巻頭の写真はオスのカワセミで、何気にカメラ目線になっている。
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