![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/61/4bba7007833d8b594660e2cf202872b0.jpg)
キマダラカメムシ(巻頭の写真)の幼虫が生まれたので紹介。
ベランダの朝顔の葉に付いていた1mmほどの12個の、
真っ白な小さな卵(下の写真)を7月13日に発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/375492f513e9b511929207d1e0bb810c.jpg)
ネットで卵の主を探してみると「シロヒトリ」の卵に似ていた。
シロヒトリといえば毒蛾の仲間で、特に幼虫時の毛虫に毒があり、
触れるとかぶれる恐れがあるという。
ということで・・・・拡散しないようにと、
朝顔の葉をちぎってプラスチックのケースに入れ様子を見ることにした。
下の写真が卵の拡大写真。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e0/2be7d3b02ecc0b70e4eb838a866a0a99.jpg)
保管してから4日後の17日に卵の変化が見られた(下の写真)。
しかしこの時点ではまだ正体は不明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/8a/927fde77756060fc0d1345b29cdb4a1f.jpg)
翌日の18日、劇的な変化があり何かが生まれていた(下の写真)。
生まれたのは毛虫ではなく、カメムシのような形をしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/ec/26b92968363dcb5d41919f25b9d2ab85.jpg)
19日には歩いているものも居て、マクロで撮るとなかなか美しい模様で、
この模様から、検索を続けて昨年からベランダの柿の木などに現れていた、
「キマダラカメムシ」の幼虫と判明した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/32/cc6fc04f735b78800b5bd20b016aeb3c.jpg)
彼らの餌として、柿の葉をちぎって入れてやると、
早速柿の葉の上に移動してきた(上と下の写真)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/2a/0e42e49c27f35763734b69adc2e956a4.jpg)
さらに、林檎も食べるという情報があったので、
自家製の林檎のコンポート(瓶詰めにして保管していた)を入れると・・・
下の写真のように、口吻を刺して食べたのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/fd/174c10f4e3c3daa583f403a46857ad2c.jpg)
「キマダラカメムシ」は昨年の春ごろから、時々ベランダの柿の葉に来るようになり、
秋口近くまで見ることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/fc/e8bef8f973de1830d461d3e5322f5e92.jpg)
そして今年の3月の寒い日、柿の葉はないのにベランダの壁に現れた。
もともとは日本には居なかった南国のカメムシだったため、
春まで生き延びられるのかと心配になり、容器に確保しメロンの切れ端を与え、
コタツの中で保管し、暖かだった日に自然界に戻した。
メロンに口吻を刺して吸液しているキマダラカメムシ(下の写真・2018年3月9日撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/38/def4a8298340671a225abdf77da43dea.jpg)
カメムシの子は意外と元気でに歩き回っていたので、
やはり自然界で生きていくべく、
今日20にベランダのプランターの柿の根元に戻した。
ベランダで飛べるまで成長してほしいものである。