MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

キマダラカメムシの幼虫が生まれる

2018年07月20日 | あらかると


キマダラカメムシ(巻頭の写真)の幼虫が生まれたので紹介。

ベランダの朝顔の葉に付いていた1mmほどの12個の、
真っ白な小さな卵(下の写真)を7月13日に発見。


ネットで卵の主を探してみると「シロヒトリ」の卵に似ていた。
シロヒトリといえば毒蛾の仲間で、特に幼虫時の毛虫に毒があり、
触れるとかぶれる恐れがあるという。
ということで・・・・拡散しないようにと、
朝顔の葉をちぎってプラスチックのケースに入れ様子を見ることにした。
下の写真が卵の拡大写真。


保管してから4日後の17日に卵の変化が見られた(下の写真)。
しかしこの時点ではまだ正体は不明。


翌日の18日、劇的な変化があり何かが生まれていた(下の写真)。
生まれたのは毛虫ではなく、カメムシのような形をしていた。


19日には歩いているものも居て、マクロで撮るとなかなか美しい模様で、
この模様から、検索を続けて昨年からベランダの柿の木などに現れていた、
「キマダラカメムシ」の幼虫と判明した。


彼らの餌として、柿の葉をちぎって入れてやると、
早速柿の葉の上に移動してきた(上と下の写真)。


さらに、林檎も食べるという情報があったので、
自家製の林檎のコンポート(瓶詰めにして保管していた)を入れると・・・
下の写真のように、口吻を刺して食べたのである。


「キマダラカメムシ」は昨年の春ごろから、時々ベランダの柿の葉に来るようになり、
秋口近くまで見ることができた。


そして今年の3月の寒い日、柿の葉はないのにベランダの壁に現れた。
もともとは日本には居なかった南国のカメムシだったため、
春まで生き延びられるのかと心配になり、容器に確保しメロンの切れ端を与え、
コタツの中で保管し、暖かだった日に自然界に戻した。
メロンに口吻を刺して吸液しているキマダラカメムシ(下の写真・2018年3月9日撮影)


カメムシの子は意外と元気でに歩き回っていたので、
やはり自然界で生きていくべく、
今日20にベランダのプランターの柿の根元に戻した。

ベランダで飛べるまで成長してほしいものである。
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玉虫が翔び、黒面形天蛾が現れ、山百合が咲き初む

2018年07月04日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


台風から変化した低気圧で、今日は一日中風の強い日となった。
風、といえば当地では6月26日から本日まで、
自転車を乗るにはやや危険の伴うような、
強い風の日々(最大風速10~15m・船橋)が9日も続いている。

梅雨明けが早かったり、強い風の日々だったり異常気象なのだろうか?

昨日の朝は風がやや弱かったので、久しぶりに大町公園へ出かけた。
が、やはり昼過ぎには風が強くなり南風に背中を押されながら帰ってきた。

巻頭の写真は、鑑賞植物園前の斜面で咲き始めた「山百合」で、
園内では「玉虫」の飛翔も目にすることができた。
昨年は異常発生かと思うほどの「玉虫」が見られたので、
台風の一過の穏やかな晴れの日に期待したいと思う。

下は、園内北口に近い「東屋」付近に舞い降りてきた「玉虫」。


また北口近くの湿地では「オオシオカラトンボ」の産卵シーンが見られた。
メスの産卵中、交尾相手だったオスが、ほかのオスからの攻撃を守っていた。
交尾が終わったとたんに産卵を始めたことが、やや驚きであった。


「クロメンガタスズメ」
やや大型の雀蛾の一種で、背にドクロのような模様があり、
年毎に数が減っていたが・・・・今年は期待したいと思う。

下の写真は、今年の初見で、東屋の天井で休んでいた個体。


鑑賞植物園前の小さな池では「日本赤蛙の子」が小さな葉の上で日光浴をしていた。
大きさは1.5cmほどだが、人が近づくと跳んで逃げてゆく。
小さいながらもその生命力の強さには驚かされた。


「市川動植物園(大町公園内)」の天気予報は明日から土曜まで傘マークで、
日曜日以降に晴れ間となるようだ。
暑さ対策を十分にし、こまめな水分補給をしながら園内散歩を楽しみたいものである。
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