MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

UFOのように航空機灯が並んだ

2015年12月05日 | あらかると

昨夜の22時過ぎ、ベランダに出て夜景を見ると、
空気が澄んでいて、都心のスカイツリーやビル群が良く見えていた。
22時過ぎにも拘らず、ほとんどのビルに明かりがついて居るということは、
まだ働いている人も多いと言うことであろう(巻頭の写真)。

南方向には、羽田空港へ着陸する航空機灯の移動も確認できた。
さらに、
東南方向には殆ど動かない明かりが数個宙に浮いていた。
見慣れているので直ぐに航空機灯とわかったが、
下の写真のような夜景を初めてみた人なら、UFO(未確認飛行物体)と思ってしまうかもしれない。
が・・・この時間には明かりの数だけ(7機)の旅客機などが飛んでいたのである。


観察や長秒露出で判ったことは、航空機灯は右側奥から現れ、
徐々に左へと進み、写真左端付近でUターンし、羽田空港へと向かっていたのである。
羽田近くになるにつれ、航跡も長くなっている(下の写真右側)
22時を過ぎて居ると言うのに、着陸機はラッシュ状態だったのである。


下の写真は22時24分に30秒露光して撮影したもので、
航跡は9本写っており、9機が羽田に向かっていたことになる。


22時30分過ぎには航空機灯の数は減ったが、
夜中に次々と羽田空港に向かう航空機灯を見ながら、
社員教育を担当していた現役時代に、
羽田から福岡や青森、福井や愛媛、札幌などの支店に出張していたことなどを思い出した。

下の写真右端のビルの明かりは方向的に「幕張メッセ」のビル群と思われる。


航空機の離着陸時の進入は、風の吹く方向に寄って変わり、
最も理想的なのは、揚力の安定する迎え風なのだが、
滑走路が1本しかない空港では、横風を受けることもあり着陸は難しくなる。
場合によっては天候不良で引き返すか、到着空港を変更することもある。

「着陸時は初心に戻れ」は、海自時代にパイロットから何度も聞かされた言葉でもある。
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