MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

手賀沼秋色

2007年10月27日 | あらかると
釣りにもスポーツにもいい季節になってきた。そんな秋の一日をつり道具といつものカメラを持って手賀沼に遊んだ。我が家から自転車で往復2時間、運動不足の私にはいい運動になるのだ。
まずは釣り場の様子を見に行った。釣れるものはモツゴ(通称クチボソ)、タモロコ、タイリクバラタナゴ、フナ、ヘラブナ、鯉などで、それぞれ仕掛けや釣りかたが違う。
下の写真01はその釣り場近くに居た白鳥6羽である。まだ雛だった春先には手賀沼大橋付近に居たが、成長してここにやってきたのだろう。
写真01



次は写真02。満面と水を蓄えているように見えた手賀沼の真実。沖に居る白鷺(ダイサギかも)が立っていた。ということは想像以上に浅いところが多いということがわかった。と同時に、あの浅さでは白鳥は泳げない。なので手賀沼に流れ込む河口近くに居を移したのであろう。
写真02



写真03は尾花。尾花越しに見る手賀沼は美しく、まさに手賀沼の秋である。空が碧いから水面もまた碧い。
写真03



写真04は蓮の群生地(6月12日にこのブログでも紹介)。春先とは異なりすっかり様相が変わった。が、秋は空気が澄んでいるから、奥にある手賀沼大橋もくっきりと見えた。
写真04



写真05は、枯れた蓮の葉に姿を隠したと思っているであろう「あまがえる」(正式名称は判らない)。前足を胸の下に隠しているさまはユーモラスで思わずシャッターを切った。
写真05



写真06は、帰途、橋の上から撮った川に映えるうろこ雲。
写真06



写真07は、なぜか堤防の草むらに居た白鷺。不思議に思って観察していると魚を捕るときのようにじっとして動かない。そのうちこちらに気づいたが逃げる様子はなかった。やがて白鷺は突然体ごと前のめりの格好で嘴を持っていった。と同時にそこから蜻蛉が飛び立った。どうやら獲物は蜻蛉かバッタだったようである。
写真07



写真08は川岸に隙間なく咲いていたセイタカアワダチソウ。この草はその繁殖力の強さから、国内の純血種の草の敵だそうである。しかも生えたところの土地の養分を根こそぎ使ってしまうため、やがては自分たちも繁殖できなくなるという。しかし、川岸は常に養分は運ばれてくるから、この近辺のセイタカアワダチソウは自滅しないのではないかと思われた。魚といい植物といい外来種は生命力の強いものが多い。
写真08



写真09は、特徴ある甲高い鳴き声で気づいた川向こうの百舌。440mmの望遠端で写した。おそらく小魚やかえるなどを狙っていたのだろう。
写真09



写真10は、もしかすると居るかもしれない小魚を探すため橋の上に戻って撮った一枚。撮ったときは判らなかったが、画像をパソコンに表示してその魚種がわかった。大きな鯉の左側の小魚は、タナゴと同じように婚姻色が美しい「オイカワ」だった。関東では「ヤマベ」とも呼ばれる。写真からは後方の腹鰭が大きいことからオスのオイカワであることがわかる。これで又釣りの楽しみが一つ増えた。
写真10



10枚の写真を使ったのはこのブログを始めて初である。写真の加工なども含めると数時間もかかった。今日のように台風が迫っていて何も出来ないときの作業には向いているのかもしれないが・・・。

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こすもす

2007年10月25日 | あらかると
「藤心ふるさと会館」近くを流れる川の片側に植えられたコスモスが今満開を迎えている。手入れの行き届いた大輪のコスモスは、花の少ないこの時期になんとも殺風景な田園のまさに「花」になっていて人の目をひきつけている。
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東南アジアへのお土産

2007年10月19日 | あらかると
葡萄一房5000円、フジりんご一個1000円、次郎柿一個1000円の値段がついている。日本の高級果物店ならさもありなんなのだが、これがタイのバンコクの値段なのである。タイでは庶民には手が届かないほどの値段で売れている高級品なのである。しかし、香港では柿は安くて日本の半値以下だそうである。
日本の農業もいよいよ海外の消費地を目指し始めたようである。高い米を輸出して安い米を輸入する(関税撤廃)そんな時代も近いのかもしれない。

フジりんごなどはすでに20年も前から台湾では高級品だった。だから台湾へのお土産は「フジりんご」か、台湾近海では採れない「新巻鮭」などが喜ばれる。又当時は「正露丸」が胃腸薬全般に効く薬として人気があったのでこれも喜ばれるお土産品の一つだった。正露丸は判らないが林檎と鮭は今でも人気商品となっているようだ。

高級品であるということは、当然上記の三品他メロンなどはタイへのお土産には最適だということの証明でもある。税関検査がどうなっているかを調べなければならないが、知人友人には持っていくと歓待されるに違いないのである。

私も台湾には何回か行ったが、そのつどお世話になったのが戦前に日本の京都大学を出た「陳氏」である。すでに資産家であるがやはり林檎は喜ばれたし、ガイド料なども必要なかった。訪問するたびに歓待していただいた、それどころか行くたびに阿里山の麓で採れたという「高級頂凍烏龍茶」(日本国内価格50gで2300円程度)の500g缶入りを2本ずつお土産に戴いた。当時はそんな高級品とは知るよしもなく無駄飲みをしていた。中国茶器も買ってきたが、なかなか現地のように美味しく淹れることが出来なかった。
今でも陳氏からは毎年台湾式の年賀状が届く。

写真はその賀状、住所の書いてある表が2001年、絵図の入ったものが2003年の賀状。

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秋は夕暮れとはいうけど

2007年10月17日 | あらかると
秋は夕暮れとはいうけれど・・・本日の17時10分過ぎの夕焼けは凄かった。
思うことがあって、早速投稿してみた。

観天望気によると、夕焼けは晴れなのだそうだ。地下エネルギーがそうさせるのだという人もあるのですが詳しいことは何もわかっていません・・・

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食の危うさ

2007年10月15日 | たべもの・料理
伊勢の名物「赤福」で製造日偽装問題が発生した。一度製造したものを再冷凍して包装しなおしその日を製造日として再刻印するという手法だった。誰も気づくことがなかったので内部告発であろう。メーカーは製造日ではなく「謹製日」なのだと苦しい弁明をしていたが、大手菓子メーカー「不二家」による期限切れ原料の使用が問題化した1月下旬、偽装の一部を中止していたようだ。
しかし、このようなことは注意しているとよく発見することがある。以下私のこれまでの経験から・・

池袋の大手デパートの地下食品売り場のドラ焼き、餡と皮の境目が生だったことがある。売り場に電話したが拉致があかない。仕方なく保健所に電話したら「指導の電話はいたします」とのことで、すぐにフロアー責任者と店長がみかん一袋を持って謝罪に来た。曰く「この程度なら問題ありません」と・・・・冗談じゃない。

ある大手スーパーで買ったプラ容器入れキムチ、あけてみるとぽつぽつとカビが生えていた。これも店長に電話。すぐに謝罪に来て、曰く「これは乳酸菌発酵のカビで問題ありません」と。「じゃあ君がココで食べてみろ」といったら黙った。

個人スーパーで買った発泡スチロールに乗せられたうずら豆の煮物、賞味期限が切れていた。電話をすると「交換するからもってこい」失うものの少ない個人商店は強い。電車賃が無駄になるので結局捨てた。

最近疑問に思っているのがスーパーなどで見られる、正規の値段の数割は安い特売の納豆。なぜか日持ちがしない。正規の値段のものは賞味期限を越しても劣化が少ないが、安売りのものは賞味期限を待たず劣化し、粘りがなくなったり、アミノ酸の結晶化で砂のような違和感が発生する。単なる保管ミスではなく、売れ残り品を再バックした再販のような気がするのだが・・・特売品の劣化の速さの原因がそれぐらいしか考えられないのだが・・・。

昨日買った本当に安売りのスーパーのものが正規品と同じものであることに「すばらしい」と思うようになってしまった自分が居ることに気づいた(爆)。

生野菜嫌いの私の胸を刺すようなこんなニュースもあった。

「1本で1日分の野菜を使用」などと表示された野菜ジュース類の多くは、「厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350グラム」を下回る量の栄養素しか含んでいないことが、名古屋市消費生活センターの実施した成分分析でわかった。asahi.com より。
(http://www.asahi.com/life/update/1011/TKY200710110446.html)

大手食品メーカーよ・・・クーッッッお前たちまで(涙)

写真はオークションで買った3kg8000円(内送料1000円)の「特特たらこ」。解凍すると水っぽくぶよぶよで、中身がぽろぽろ出てくる。さらに調べると「人造たらこ」の疑いが。参考のために近日中に分析結果を報告いたします。
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