MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ベニシジミ蝶を様々な角度から撮る

2013年06月30日 | 写真

公園のベンチに座って清涼飲料水を飲みながら休んでいると、
蒲公英の花にベニシジミがやって来て吸蜜をはじめた。

さして珍しい光景でもないが、
ベンチに座りながらカメラを片手に手を伸ばすと、
撮れる近さに居たので撮ってみた。

カメラの焦点が合うぎりぎりまで寄ったが、
それでも中々逃げず、
目の前に迫っているカメラのレンズを覗き込むような仕草や、
吸密を止めてポーズを取ったり・・・・・・、
翅を閉じたり開いたりしつつ蒲公英の花の上を回っていた。

使用カメラはCANON PS-A650ISで、
1cmマクロをONにして最短1cm暗いまで近寄って撮っている。

吸密中。
翅に傷や欠損が見られて痛々しいが、
蝶はいたって元気である。


蒲公英の花がまだ半開きのため、
翅を閉じて花の中にもぐりこんでゆくベニシジミ蝶。
翅の裏の色はややパステル調で目にも優しい色である。


蒲公英の花弁がシジミチョウを包んでいるようにも見えた。


真後ろからのベニシジミ蝶。


翅をさらに閉じて吸蜜のために潜り込む。


カメラに気付いたのか、ストローのような構造の口吻を畳んでこちらの様子を伺っていた?


翅を広げて休憩状態に入った。


真上から撮ると結構な毛深さであることが判る。


紋白蝶もやって来て仲良く吸蜜を始めた。
蝶の世界には争いや諍いがないのかもしれない。


蝶が逃げなかったので撮り続けたが、
25枚程撮って、私が撮ることに飽きてしまった。
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梅雨の晴れ間に青葉輝く

2013年06月29日 | 写真

梅雨の晴れ間の森は、
塵やゴミ等がすっかり洗われ、
日光を浴びて美しく輝く。

そんな光景を暫く堪能することもあるが、
時には写真を撮ることもある。

巻頭の写真は、斜面で横に伸びていた楓の大木が、
自らの枝の影を幹に落としていた光景で、
影にも拘らず薄緑色を帯びていた。

楓にスポット的に差し込む木漏れ日は、
まだ成長期にある薄い葉を透かして輝き、


楓の葉をすり抜けた木漏れ日の木漏れ日は、
地表の雑草を生き生きと映し出す。


広葉樹も、


遊歩道の雑草も、
6月の梅雨晴れ時にしか見られない美しさがある。
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大町公園の夏の蝶(緑豹紋、赤蜆、長崎揚羽ほか)

2013年06月28日 | 写真

昨日、大町公園近くにある自販機で、
1020円入れて120円の飲料を買ったのに、
400円のつり銭しか出てこなかった。

自販機の設置をしている地主が不在だったので、
「つり銭不足」の件を、私の電話番号などを書置きをして帰ってきたが、
今朝連絡があって、再び今日「大町公園」へ・・・・・

同じ公園に2日間続けて行ったわけだが、
自然をそのままに生かした公園のため、撮るものはいくらでもあった。

ということで今日は、
昨日、今日の二日間で撮った大町公園の夏の蝶を。
特に今日は「アカシジミ」の発見が大きい。

「ミドリヒョウモン」
撮ったときはよく見られるツマグロヒョウモンかなと思っていたが、
端(つま)が黒くないので調べると、ミドリヒョウモンと判明した。




ねむの花には数種類の蝶が集まっていたが、
下の写真は「ナガサキアゲハ」で、
元々は名前の通り長崎固有の揚羽蝶で、
私が初めて見たのは2006年で21世紀の森と広場だった。
地球の温暖化で関東地方まで北上してきたといわれている。


下の写真が2006年に「21世紀の森と広場」で撮ったナガサキアゲハ。


ねむの花には他に、
キアゲハ(巻頭の写真)、ベニシジミ、モンシロチョウ、アオスジアゲハなどが居たが、
アオスジアゲハはカメラの前には現れなかった。

バラ園の芝生の中に咲いている、カタバミの蜜を吸密する「スジグロシロチョウ」
大町公園ではモンシロチョウに次いで多い個体である。


蝶を撮り始めて初めて発見した「アカシジミ」
暫く待っていたが翅を水平に広げることは無かった。
大町公園は探れば探るほどいろいろな蝶に出会えるのが楽しい。


「ヤマトシジミ」
黒い斑点模様には綺麗なハートの形があったり、
チューリップをデザインしたような模様をつけていたり・・・・と、
自然界の不可思議部分です。


「ベニシジミとモンシロチョウ」
一つの蒲公英の花で仲良く吸密する姿も珍しい。
そういえば、蝶の異種間の格闘は見たことがない。
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木漏れ日紫陽花と漣

2013年06月27日 | 写真

久し振りのピーカンな青空と、
まばゆいような夕焼と、澄み切った夜景と、
梅雨の季節を忘れさすような適温と低い湿度の一日となった。

これまでの雨続きの鬱憤を晴らすかのごとく、
大量の写真を撮ってきた。

そんな中から、今日は紫陽花の花を・・・・、
いつもとは違った角度から花を撮っています。

巻頭の写真と下の写真は、紫陽花と揺らぎをとめない「漣(さざなみ)」とのコラボ。


「木漏れ日紫陽花1」


「木漏れ日紫陽花2」


「木漏れ日紫陽花3」


「木漏れ日紫陽花と漣3」


カメラを構えたら「紫陽花越しの合鴨がこちらを見ていた」ので、
紫陽花の焦点を合鴨に合わせてみた。


取材地、市川市大町公園、6月27日撮影。
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夏の蝶(黄揚羽、黒揚羽、黄斑セセリ、ベニシジミ)

2013年06月26日 | あらかると

今日も一日中雨。
明日は雨が止むようだが、晴れ間は出ないという予報。

ということで、この二週間ほどで撮った夏型の蝶等を。

公園を散歩していると「トラノオの花」で吸密している「夏型の黄揚羽」を発見。
春型よりは一回りも大きく素晴らしい固体だった。
まずはレンズを望遠に換えて2m先から撮影した。

「挙動不審者」と認識するわけでもないのだろうが、
レンズを換えている最中に飛び去ってしまう蝶も多い。

まず、離れた場所からシャッターを切り、一枚の写真を確保し、
2枚目3枚目からは、徐々に蝶に近付きながら撮る。
複眼の昆虫は「ゆっくり近付く」と以外に近寄れるもので、
巻頭の写真は25cm近くまで寄って撮っている。


さらに近付こうとしてカメラを寄せて行ったが、逃げられた。
しかし、まだトラノオの蜜が欲しいのだろう、
近くの木の上で日光浴をするかのように翅を広げていた。


つぎは生まれて初めて撮った「黒揚羽」で、これも夏型で大きい。
黒揚羽を見ることはあるのだが、いつも高いところを飛んでいて、
これまでは「撮りたくても撮れない」存在だった。


黒揚羽の撮影はオートで撮ると真っ黒にしか写らないので、種の特定が難しい。
露出補正で+2、さらにRAW現像で2段階ほど補正したのが下の写真で、
この時点で模様が現れ「黒揚羽」と判明した。


下の写真はベニシジミ。
花は「コウホネ」で、黄と紅のコラボは珍しい。


黄斑セセリは普通に見られる蝶で、
夏の蝶にふさわしく7~8月頃に良く見られる蝶。
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