MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

寒の入り(写真俳句)

2008年11月30日 | 写真俳句
鞦韆(しゅうせん)とはブランコのこと。雨後のブランコ場は地面が固められしかも窪んでいるので水溜りが出来なかなか消えることは無い。

そんな水溜りに写った澄み切った冬の青空と、一枚の紅葉した落ち葉が浮かんでいて美しかった。人気の無い公園で見るブランコに何気に郷愁を感じるのは、幼いころに無心で遊んだ想い出があるからだろうか

撮影しているときにも一組の母子がやってきたが、水たまりの様子を見て遊ばずに帰っていった
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苺のシフォンケーキ

2008年11月28日 | 写真短歌
先日友人と大町公園に撮影に行った帰りに、くぬぎ山駅近くの街道沿いの郊外型喫茶店に入り珈琲と会話を楽しんだ。

私は珈琲だけのつもりだったが、友人の勧めもありケーキセットを頼んだ。友人は普通のシフォンケーキを所望したが無く、2種類あったケーキセットのうち、苺クリームで周りがコーティングされた「苺のシフォンケーキ」を注文した。
ケーキというと重めの「アップルパイ」かオーソドックスな「ショートケーキ」ぐらいしか思い浮かばない私にとって「シフォンケーキ」は初物だった。

珈琲は炊き立てで香りがあり、ブラックのまま飲んでも甘みを感じるほどで、シフォンケーキといえば、弾力がありスプーンで抑えてもすぐに元に戻るほどなのに口の中に入れると溶けた。両方とも歩き疲れた体には甘露のようで美味しかった。

歌は平易になってしまったが、あの時の感動を思い出しながら作った一首である。



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故郷(写真短歌)

2008年11月26日 | 写真短歌
この歌は高校を出て間もない頃に作ったもので、ホームシックというよりは友を思って作ったものであるが、今読んでも新しく感じるので掲載した。

道は河川敷のような道であっては趣が出ない。この歌を作ったときに絵も描いているが、枯れ木の並木の向こうにシルエットとして筑波山を配置した。想像の道なのでこのような道を見つけること今もって出来ていない。

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冬に入る(写真俳句)

2008年11月26日 | 写真俳句
11月7日が「立冬」、22日が「小雪」と暦の上では冬に入っている。
空気も湿気を含んだものから乾燥した空気に入れ替わっている。空気が入れ替わったことにより富士山などの遠くの山々が見えるようになってきた。

三郷駅近くの江戸川の河川敷からは筑波山が見えた。高校時代、クラブ活動やデートで利用した思い出の山である。今は殆ど登ることはなくなってしまったが、遠くに筑波山を見つけたときはなんとなくうれしく、そして友を思う。
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枯葉(写真俳句)

2008年11月25日 | 写真俳句
蜘蛛の巣に枯葉がかかっている。落ち葉と成ってもまだ彩りを残した楓は、間と間を計ったかのように配置され、灯火のような明るさで蜘蛛の糸に絡まっている。

蜘蛛の巣の主は女郎蜘蛛の雌である。毎年9月ごろには巣の周りに小さな数匹の雄の女郎蜘蛛がやってきて恋の季節を迎える。オスは雌に気づかれないように寄って行って交尾をするのだが失敗すれば雌の餌食となる。

下の写真が交尾直前の姿。小さいのが雄(2005.9.18撮影)
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