道邊之 草深由利乃 花咲尓 咲之柄二 妻常可云也
道の辺の草深百合の花咲(はなゑみ)に咲(ゑ)まししからに妻というべしや(万葉集巻七、雑歌-国歌大観番号一二五七)
都久波祢乃 佐由流能波奈能 由等許尓母 可奈之家伊母曽 比留毛可奈之家(最後の文字はワードでは変換できず同じ音の漢字を使いました)
筑波嶺のさ百合(ゆる)の花の 夜床にも愛(かな)しけ妹ぞ 昼も愛(かな)しけ(万葉集巻二十 防人歌 国歌大観番号四三六九)
万葉集には百合を詠ったものが十数点みられるようだ。
1257番の歌は「古歌集出」とあるので更に古い時代に詠まれていたことが判る。4369番は防人の妻への想いがこめられていて面白い。昼も夜も百合のようにかわいいと言うのだ。時代背景を思うと一編の小説が出来るのではないかと思うほどである。
写真は市川市の大町公園で撮ったもの。山百合の咲いている林間は私有地で、一般公開は7月22日までだった。
道の辺の草深百合の花咲(はなゑみ)に咲(ゑ)まししからに妻というべしや(万葉集巻七、雑歌-国歌大観番号一二五七)
都久波祢乃 佐由流能波奈能 由等許尓母 可奈之家伊母曽 比留毛可奈之家(最後の文字はワードでは変換できず同じ音の漢字を使いました)
筑波嶺のさ百合(ゆる)の花の 夜床にも愛(かな)しけ妹ぞ 昼も愛(かな)しけ(万葉集巻二十 防人歌 国歌大観番号四三六九)
万葉集には百合を詠ったものが十数点みられるようだ。
1257番の歌は「古歌集出」とあるので更に古い時代に詠まれていたことが判る。4369番は防人の妻への想いがこめられていて面白い。昼も夜も百合のようにかわいいと言うのだ。時代背景を思うと一編の小説が出来るのではないかと思うほどである。
写真は市川市の大町公園で撮ったもの。山百合の咲いている林間は私有地で、一般公開は7月22日までだった。