MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

紫燕と紫小灰蝶が越冬地周辺で「吸蜜」や「翅全開で日向ぼこ」

2015年12月16日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

今朝の天気予報では、今日は晴れて最高気温が18度になるとのこと。
ということで・・・・
ある期待を持って大町公園へ。

そして、期待していた光景が見られた。
ムラサキシジミが越冬地を出て太陽光に背を向けて翅を全開していたのである。
しかもあちらこちらに・・・・


紫燕の集団越冬地は個体が大分少なくなっていた。
暖かさと陽の光に誘われてあちこちへと飛び出していったようである。


この越冬地の近くでは、
ムラサキツバメ(尾状突起がある)の雌雄やムラサキシジミの雌雄が多く見られた。

ムラサキツバメ♀


ムラサキツバメ♂


ムラサキシジミ♀


ムラサキシジミ♂


そして、ムラサキシジミとムラサキツバメの中間種のような、
目立たないほど小さな尾状突起を持った個体なども・・・・


近くに咲いていた藪椿の花では吸蜜しているムラサキシジミの姿も見られた。


雨の日や寒い日は越冬地で折り重なっているが、
気温が上がれば越冬力を上げるための吸蜜が必要なようである。
藪椿の自生地近くでの集団越冬は、
「冬場に少ない花蜜の補給が容易」という理由もあるに違いないと、
今日の吸蜜行動を見て思われた。


冬にしては珍しい場面に出会ったため、70枚近くの蝶の写真を撮った。
撮影してきた写真を検証すると、体の大小や模様の相違など様々で、
分析してみると面白いと思われたが、深入りするほどの時間的な余裕はない。
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