MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

台風一過の日曜日

2010年10月31日 | あらかると

前からあったのかも知れないが、
気圧の関係で体調が崩れる人もいると言うことを知ったころから
台風の接近とともに徐々に気分が優れなくなる私です。
急な気圧の低下が血圧を下げ、自律神経をも刺激しているようなのです。
しかし、
台風が通過すると体調も劇的に回復するので、
気象情報を見なくても通過したことが判るようになりました。


今日は台風一過の日曜日なのに朝から雨が降っていて寒い。
ついに今年は「台風一過の青空」は見ることが出来ずに終わりそうである。
本格的な雨を伴った雷も今年の夏は一回しか来なかった。

冷え込みに我慢しきれずに悪の温床である「炬燵」を組み立てた。
炬燵に入ってしまうと「ヌクヌク」として気持ちがいいので
出るのが嫌になるから、今、出来るものが後回しになり、
今日中にしなくてはならないものが明日に伸びる。
いわゆる「一日伸ばし」と言う悪のサイクルが生まれてくるのである。

エアコンや電気ストーブや石油ストーブやガスストーブもあるが、
地球温暖化のためには「炬燵が一番CO2を出さない」し
通電しなくても体温で暖かくなっているので「燃費」も少なくてすむ。

暗い曇天の時は外出はしないので撮影もしません。
と言うことで先日撮影した「結の花公園」の花を掲載しました。

シュウメイギクが散り始めていて、残った2枚の花弁がウサギの耳のようでした。


下の花の名前は「ペンタス」。
小さくて綺麗な花にも拘らず、もう一つインパクトにかけるので
多分おぼえられない花の名前です・・・・。と言うことでネット検索。
ペンタスのペンタは「5」と言う意味があり、5つの花弁から名づけられたそうです。
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釣りと老人と子供たち

2010年10月30日 | あらかると

上の写真は、最近3回ほど釣りに行った場所でよく釣れた。
釣れるのはモツゴやモロコなどの小魚(仕掛けが小物用)だが、
冬を前に魚たちの食欲が旺盛で「入れ食い状態」だった。

さすがに一昨日の冷え込みで魚は少なくなっているが、
遊び程度の釣は可能である。

しかもこの小川の上流には浄化施設(手賀沼浄化作戦のひとつ)があって、
生活排水に含まれるリンなどの除去をしているためが
水質はよくなっているようである。

巻頭の写真のように釣り場としては良好とは言えないが、
周辺には田圃や畑、川の土手があって
もう一つの目的である写真の「被写体」が多く、
釣りに飽きても、自然探訪が出来るのがいい。

下の写真は、この釣り場から5メートルほどの畦道に咲いていた薊。
前回も撮ったが、花の最盛期が終わったためか「蝶」は居なかった。


釣をしていると、散歩をしている人たちが立ち止まって
バケツ(ビニール製で折り畳みが出来る)を覗き込む。
そして魚種を聞いてくる。
丁寧に答えてあげるが、それ以上聞いてこない人は恐らく新村人である。

半世紀以上も前から住んでいるという老人は(土地の人)、
魚種の話から雑魚(小魚の総称)を食べた話になり、
農薬もなかった生物との共生時代を懐かしみつつ、
魚の消えた高度成長時代を恨み、
再び戻ってきた魚に安堵の表情をするのだった。

そんな話を要約すると次のようになる。

昔はこの川では蜆や鮒や雑魚がよく取れた。
ザリガニや泥鰌もいて、おかずにしてよく食べたものだ。
それが
この上流に新築の家が増え始めた「高度成長時代」頃から
水質はみるみると悪化し、ほとんどの生き物が消えていった。
水が落ち込む場所では大量の泡が発生し、風に煽られて飛んでいたという。
(その話を聞いたとき私は学生時代に見た多摩川の堰の泡を思い出した)

なんとも他愛のない話だか、
会話の中で時折質問を入れると、得意げに教えてくれるので
釣りの手を休めて聞き入っている私がそこにはいる。

また、土日は地元の子供たちの縄張りになる。
夏場は普段着のままこの水の中に入って戯れている。
ある日そんな姿を見ていた私に、「おじさんスッポンの子いりませんか?」
などと言ってきた。
勿論タダではない。子供たちの小遣い稼ぎなのだ。

下の写真は昨年の春に撮ったもの。この時期の子供たちの成長は早い。
このときよりも大きくなっていてやや大人びてきていた。


水槽で飼えるものならとスッポンの飼育方法について調べたが、
「臆病なスッポンは余り人に慣れず水槽では長生きはしない」
と言うことで結論は決まった。

そんな子供たちの自転車が新車の「ママチャリ」になっていた。
今年から中学生になったとのこと・・・・
缶ジュースをおごってやった。

下の写真は現在川幅拡張工事をしている。
川幅が広がると流れが緩やかになるので、魚もすみやすくなるのだが、
更に深さがあるといい釣り場になると思われるのだが・・・
もっとも、完成するまで今のところに私が住んでいるかどうかも問題だが・・・


タデの花も、背景が小川などになるとなんとなく穏やかな光景になる。


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たまにはマクロ撮影で・・・

2010年10月29日 | 写真
巻頭の写真は花を撮っている時に飛んできた、
物凄く小さなハナアブの仲間。
花から3~40cm離れると肉眼では見えませんでした。
花の名は恐らくカントウヨメナと思われます。

下の写真が花全体の形状で、筒状の花の集合体のようです。
ハナアブは調査したところ福光村昆虫記のホームページ「アブ・ハナアブ」の部で「キタヒメヒラタアブの雄」と判明。


ススキの花です。
黄色い花びらのように見えるのは「葯」(やく)で、雄蕊の「花粉を作るための器官」
赤いブラシのようなものが雌蕊のようです。


花の咲き始めのため、穂が一束になっていますが
やがて穂を広げて、実が実ると綿毛をつけて飛んで行きます。


トンガリ帽子のような不思議な形状をした物を発見。
葉を見てすぐに「ゲンノショウコ」と判ったが、
このような愉快な形状を見るのは初めて。


左に写っているのが未成熟の莢。
莢の下が割れて種を弾き飛ばしたようにも見える。
偶然に見つけたが、形状の面白さからマクロ撮影してみた。


ゲンノショウコの花と種が入った莢。
白い花が多い関東では赤い花は珍しいと言われている。
と言うか、ある資料によると関西では赤い花が普通のようです。


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秋冷暮色(21世紀の森と広場)Part2

2010年10月28日 | 21世紀の森と広場で(松戸)
昨日に引き続き「21世紀の森と広場」の「秋冷暮色」。

傾いた柔らかな日差しを受けて蜘蛛の巣が輝いていた。
角度がよければ七色の光も見えるのだが・・・・
斜めに張られた蜘蛛の糸はところどころ直線となって光り、
流星のようでもあった。・・・巻頭の写真。

蒲の穂に巻きついたつる性の植物が、
木漏れ日を受けて輝いた時、枝豆のような莢を見つけた。
植物界は引継ぎの実りの時期である。


やや緑がかった穂のアオチカラシバが光っていた。
手前になんとなく写っているのが普通の紫色を帯びたチカラシバ。
赤みを帯びたアカチカラシバというのもあるらしい。


21世紀の森と広場には畑や田圃や蓮田がある。
今年はコスモス畑がなかったので、昨年の種が落ちて発芽したのだろう。
雑草の中で花を咲かせていた。


千駄堀池の真菰などもやや紅葉を始めている。
まだカルガモが多いが、北からの使者のマガモなどもちらほらと羽を休めている。


暮れ行く千駄堀池
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秋冷暮色(21世紀の森と広場)

2010年10月27日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

松戸市の21世紀の森と広場には6箇所の入り口がある。
散歩に行く時はその中の3箇所を交互に使うことが多いが、
今日は現場まで自転車だったこともあり、ぐるりと回り西口から入ってみた。

散歩コースはある程度決まっているので、殆ど見慣れた景色ばかりである。
見慣れてはいるが、いつ行っても何らかの発見がある。

今日の発見は「暮色」だった。
秋の夕暮れは早く、午後3時ともなると日が傾き始めるが、
その傾き始めた光が、公園の垣根の木漏れ日となって、
千駄堀池の周りの枯れ草を輝かせた。

昨夜は10月としては10年ぶりという「木枯らし一号」が吹き荒れた。
その名残の北風が吹いていたせいか寒い一日となった。







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