MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

金猫のルビーとエメラルド

2011年10月31日 | 写真

金色のネコジャラシ(金猫=キンイノコロ)が実りを迎え、
太陽光線の斜光の中で金色に輝いている。

群生している中に斜光を浴びながら佇むと、
小さな黄金郷に迷い込んだようで、なんだか楽しい。

で、そのキンイノコロを接写で写してみると、
金色の毛の中に出来ている種が、赤かったり青かったり(巻頭の写真)、
それはまるで金色の中で輝くルビーのようでありエメラルドのようであった。

逆光の中のキンイノコロは穂ばかりでなく、
茎の色まで金色に輝くので、繊細な金細工のようにも見えてくる。
細い金糸で穂を作り、小さなルビーやエメラルドで種を作り、
金の茎につければ立派な金工芸ができるかもしれない。


下の写真のようなキンイノコロの草原があれば、
そこに一時間でもいいから寝転んでウトウトしてみたい。


「金猫」は私が「キンイノコロ」を個人的にそう呼んでいるだけ(造語)なので、
一般的には通用しないと思われます。
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美しい「朝焼け」

2011年10月30日 | 写真

今朝はなかなか見られない美しい朝焼けとなった。

「朝焼けは雨」は観天望気にもある気象の変化を捉える現象の一つで、
今日はその予測どおりに15時過ぎから雨になった。
雨が予報より早めに降った分明日は曇りのち晴れの予報に変わった。

「5時48分撮影」
なんとなく美しく変化していくようで、日の出までを追ってみた。


「5時50分撮影」=巻頭の写真。

「5時51分撮影」
時間の経過とともに、頭上近くまで雲が染まってきた。


「5時52分撮影」
この頃に朝焼けが最高潮に達した。
大きいサイズはこちらから


「6時03分撮影」
太陽はビルの陰に隠れているが、日の出である。
日の出とともに朝焼けは終焉を迎える。


「6時16分撮影」
朝もやの中で、東京スカイツリーが朝日に照らしだされていた。


※PCの明るさの調整を最高にすると、写真を撮った時に近い状態で見ることが出来ます。
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三日月と富士とスカイツリー

2011年10月29日 | 写真

今日の残照です。
右の煙突の上には金星も見えているのですが・・・・
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江戸川をポタリング

2011年10月29日 | あらかると

一昨日は無風状態の秋日和の中をポタリングした。

江戸川を松戸から市川付近までと思って出かけたが、
考えてみれば、東京側の江戸川堤防を下ったことが一度もなく、
国道6号線(水戸街道)の新葛飾橋(巻頭の写真)を渡ってみた。

新葛飾橋を渡り江戸川堤防を河口に向けて下った行った。
快晴の中、新葛飾橋と江戸川のススキが綺麗だった(下の写真)。


新葛飾橋から江戸川のサイクリングロードに入るとすぐに、
野菊の墓や歌謡曲で有名な「矢切の渡し」が見えてきた。
下の写真で川岸に樹木の生い茂っているところが渡し舟の乗り場で、
その先に見えるのが成田空港へ直結している北総線の鉄橋である。


「矢切の渡し」の乗り場を少し過ぎると、
サイクリングロードに面して休憩所(小さな公園)があり、
下の写真の小屋に清涼飲料水などの自販機も置かれていたのでここで小休止。

自販機のために屋根があるのかなと思っていたが、
自販機の裏にはエレベーターがあって
「寅さん記念館」への入り口に通じていた。


東京側のサイクリングロードは広く走り心地は最高である。
ただ、松戸、市川側のロードに比べ散歩する人も多く、また子供連れも多いので、
事故防止のためにもロードレーサーなどでスピードを出して走るのは控えたいところである。
とくに新葛飾橋から市川橋までは、ママチャリでのポタリングが似合うかもしれない。

で、下の写真、
松戸側は岸辺が雑草で生い茂っているが、
東京側は良く整備された運動場になっていて、
運動場ごとに簡易トイレが設置されている。
この日もトラクターで整備作業をしていたが、
やはり東京都は資金力が違うなあと感心してしまった。


下の鉄橋は総武線か京成線の鉄橋だったが、
線路の名前よりも鉄橋と青空の面白さに惹かれてパチリ。
天気のいい日は写真のクオリティもよく、なんでもないものが写真になる。


対岸は市川市で、右端の高いビルが「I-linkタウンいちかわ ザ・タワーズウエスト」で、
最上階の展望台が無料で開放されている。
富士山が良く見えるそうなので空気の澄み切った冬場には訪問予定である。


江戸川に懸かる京葉道路の橋。
この橋から先はサイクリングロードが整備されておらず、
河口まで行くには市川橋を渡って市川側のサイクリングロードを利用することになる。
11月になると穏やかな日々が続くとの予報があるので、
鯊釣りのメッカと言われる「江戸川放水路」に挑戦予定である。
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秋日和と二人の後期高齢者

2011年10月28日 | あらかると

昨日同様良く晴れ渡った秋日和の一日だった。
こまごまとした雑事を済ませ、11時過ぎから大津川へ釣りに出かけた。

大津川の水流はいつものごとくだったが、
濁っていて「釣れない」予感がしたものの釣り糸を垂れた。
濁っていたのは上流で大津川の拡幅工事のための橋の架け替え工事をしていたためだった。

やはりなかなか魚信(あたり)が無い。
いつもなら第一投目から釣れるのだが・・・
釣りを始めて約30分後、目的のオイカワ(この地方の通称は「やまべ」)が釣れた。
12~13cmと言うまあまあサイズのメス(下の写真)だったが、
以後は釣れそうもないのでこの一匹だけで引き上げた。


喉が渇いてきたので近くの格安自販機へ直行。
標準価格120円のものはすべて100円と言うこともあって、
大津川に釣りやポタリングで来た時は必ず利用している。

自販機で清涼飲料水を買っていると、見知らぬおじさんが声を掛けてきた。
見るからに私より年上の人だったが、言葉遣いが丁寧で、
私の方が恐れ入ってしまうような敬語の入った丁寧な言葉だったのである。

「いいカメラ持っていますね、SONYですか?」
「はい、でも元はミノルタのようなもので古いレンズが使えるのが良くて使ってます」
「ミノルタって言えば、コニカと一緒になった・・・」
「そうです、一時期はコニカミノルタだった」
「私は前は幡ヶ谷に住んでいまして、近くにコニカの工場があり・・・云々」
コニカの初期の頃のカメラを使用していたと言う話であった。

立ち話をしてる間、近くの下総基地のP3Cがしきりなしに飛んでくる。
基地は現在海上自衛隊のパイロットの養成学校があり、
その学生たちの操縦訓練の一つ「タッチアンドゴー」が行なわれているのである。

自衛隊のことや、基地際のことや、春の滑走路ウォークなどとりとめのない話をしていた。
話の中で、おじさんは結構な健脚のようで今度の日曜日は、
埼玉で行なわれる50Kmウオーキングの大会に参加するのだそうだ。
フルマラソンも走ったことがあるとか、高柳から印旛沼まで歩いていったとか・・
凄いのである。そしてなんと年齢が75歳というから更に驚いてしまった。

別れ際も帽子を脱ぎ深々と頭を下げるほどの丁寧さだった。
最近「忘れる」ことが多くなり、人と話をすることが「学び」なのだそうだ。

私もお礼をいい「会った時は何時でも声を掛けてください」と言って別れた。

この周辺には、あちこちにコスモスが咲いている。
花壇と言うよりは下記の写真のように畑の隅っことか、道端とかに咲いているのである。


今日の日没は太陽の中に焼却場の煙突がシルエットとなって写り込んだ。


上記の写真を撮ってから近くのスーパーに買い物に・・・
その帰り道
杖をついたおばあちゃんに花壇のところで声を掛けられ、花の名前を聞かれた。
花の名前は判らなかったので答えられなかったが、
話題が次の花に移った。
その花は「天使のトランペット(キダチチョウセンアサガオ、ダチュラとも)」だった。
で、何とか花の名前を教えることが出来た。

別れ際おばあちゃんはこんなことを言っていた。
最近は物忘れが多くなり、前に教わった花の名前なのに忘れてしまったことがあり、
今は、買い物に行く時に花壇を見て花の名前を思い出すようにしていると・・・
そのおばあちゃんの年は87歳だった。
おばあちゃんのその努力には敬服してしまった。

買い物から帰ってベランダを覗くと、夕焼けの残照が残っていた。
撮っていた時は気づかなかったが、糸のような三日月が写っていた。


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