MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夜の都心遠望、震災前と震災後

2011年05月31日 | あらかると
昨日、東京スカイツリーの遠望を記録に残すため朝昼晩と撮った。
その写真の現像処理(RAW→JPEG)をしている時、
六本木ヒルズビルのシンボルである「M」マークの照明が消されていることに気付いた。

電力の節電で消されていたのだろうが、
どの程度節電が進んでいるのか昨年の夜景と比較してみた。
すると、多くの照明が消されていることが判り、
都心ビル群では節電が進んでいることが確認された。

下は昨日の21時55分の夜景。


下の写真が昨年12月24日の19時19分の夜景。スカイツリーが聖夜のライトアップをしている。


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青嵐(あおあらし)

2011年05月30日 | あらかると

5月から6月の青葉の頃に吹く清爽な強めの風を「青嵐」というが、
今日の午後からは台風一過(関東に最接近したときは「熱帯低気圧」)の吹き戻しがあって、
やや強めの風が吹いた。
ただ風は北風に近く「青嵐」の条件である南風ではなかった。

午後の珈琲タイムにベランダから眺めていると、
団地前の欅の青葉が強風で波立つように揺れていた。
そのうち青空も見えて来た。

ということで、「風を撮りに」近くの公園へ・・・
「青嵐」程の趣はなかったが、強風に揺れる青葉には面白さがあった(巻頭の写真)。

ススキの若葉も思い切り風に煽られていた。


ハルジオンもヒメジョオンも


水が漲った水田の早苗も強風に煽られていた。


台風一過で空気が清み、久しぶりに全体が見られた「東京スカイツリー」。
組み立てが完成したようで、大型クレーンと小型クレーンの一対が消えていた。
残りの大小一対も取り外されるが、大きなものは小さなもので解体され、
小さなものは更に小さいクレーンを組み立てて解体し・・・
新たに作られたクレーンはまた小さなクレーンを組み立て・・・
で・・・
最後のクレーンは人間の手で持ち運びできる程に分解できるものを使うのだそうだ。
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梅雨寒とアマリリス

2011年05月29日 | あらかると

一昨日の27日に、関東地方は「梅雨入り」と発表された。
そして同じ日に我が家のベランダでは深紅のアマリリスが開花した(巻頭の写真)。

昨日のアマリリスはまだ一輪だけだった(下の写真)。
花の下にはもう一本の蕾が見えている。
たいした肥料も上げていないのに毎年花をつけてくれるのがいい。


花芽に気付いたのは5月1日なので、ほぼ1ヶ月で開花したことになる。
ちなみに昨年の開花記録は5月10日だったから、
桜の開花がそうであった様に、冬の寒さが影響したのかもしれない。
下の写真は5月4日撮影。



梅雨といえば、日本には梅雨に関した言葉が沢山ある。
とくに俳句の世界では季語として残っているものが多く、
消えかかりつつある美しい日本語を再発見することが出来る。
これから約1ヶ月間は雨で外に出られない日が多くなると思うが、
そんな時は1句詠んで見たいと思う。

入梅、梅雨に入る、梅雨入り、梅雨はじまる、梅雨の気配、梅雨、黴雨、
梅雨前線、梅雨時、梅雨寒、梅雨寒し、寒き梅雨、梅雨冷、梅霖、ついり、
梅の雨、梅雨空、五月空、梅雨雲、五月雲、梅雨曇、五月曇、荒梅雨、
走り梅雨、前梅雨、迎え梅雨、梅雨の走り、青梅雨、涸梅雨、旱梅雨、
送り梅雨、帰り梅雨、戻り梅雨、梅雨あがる、梅雨明、梅雨の月、梅雨の蝶、
梅雨の星、梅雨の雷、梅雨の茸、梅雨鯰・・・・
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スカンポの花

2011年05月28日 | あらかると

スカンポ(スイバともいう)の花が咲いていた。
普段、野原でよく見かけるが花なので余り写真に撮ることもないが、
たまたま雑木林をウオーキング中に、
足元に咲いていたのを撮ったが意外な美しさがあった。

巻頭の写真で、イソギンチャクの触手のようなものが「花」で、
上部の団扇のように平べったいものが種子のようである。

デジカメの1cmマクロとか0cmマクロで撮ると、動植物の思わぬ世界が見えてくる。


近くでは、桜が実りを迎えていた。
美味しそうに見えるのだが、まだ食べたことはない。

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捕獲されたハシボソガラス

2011年05月27日 | あらかると

水元公園の雑木林を散策したことのある人なら、
恐らく目にすることがあるであろう、カラストラップ。

2001年12月から東京都では、有害鳥獣捕獲を行なっているので、
すでに10年になる。ということは、捕獲目標の5000羽は1年間の数値であろうから、
年度目標が達せされ続けておれば、5万羽も捕獲したということになるが・・・・

都心でゴミをあさったり、子育期に人を襲うのはハシブトガラスで、
本来は、この烏の捕獲が目的であるはずなのだが、
ハシブトガラスは頭が良くて、成鳥はカラストラップを認識していて、
絶対に近付かないという。
ハシブトは人が地上の石を拾う仕草をするだけで逃げていく知恵者なのだ。
なので、
巻頭の写真のように捕獲されているのは全てハシボソガラスである。

団地の近くに毎年営巣するカラスもハシブトガラスで、
時折通学途中の小学生が襲われている。
さらに、
そんなことを知ってか知らずか「餌付け」している団地住民が数名いる。

団地では規則によって犬猫の愛玩動物を飼うことはできない。
団地世帯の5割近くが60歳以上ということもあって、
愛玩動物を飼えない団地暮らしの寂しさをカラスの餌付けで紛らわしているのかもしれない。
老人が子供だった頃に歌にも唄われるほどに慣れ親しまれたのは
ハシボソガラスだが、ハシブトとの区別はできていないのかもしれない。

頭が良くて凶暴性を発揮するハシブトガラスは、
山奥に住んでいて昔は見かけることはなかったのである。
見かけないから当然「カラスに襲われた」なんて話もなかったのだが、
環境の変化で、餌が沢山あって猛禽がいない市街に住み着いた。
餌が豊富なので、数も増えて「有害鳥獣」となった。

ハシブトが増えたため、ハシボソは年々数を減らしているという。
さらに、カラストラップでも捕獲され・・・・?
捕獲されたハシボソガラスは処分されずに放たれているのだろうか?
それとも・・・・

公文書にはその区別が表示されていないので、
もしかすると単に「カラス」として処分されているのかもしれない。
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