MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

近隣の染井吉野、山桜、大島桜、八重紅枝垂の開花状況。

2015年03月31日 | あらかると

3月27日に新宿御苑へ撮影行したときは、園内のソメイヨシノは開き始めが多かったが、
今年の開花は例年より早かったため、3月29日には東京の桜に満開宣言が出た。

3月の平年的な気温なら、開花から満開までに1週間程度かかり、
満開の期間が1週間程度続くと言われるている。
しかし、
今日、埼玉県熊谷市での気温が真夏日の25℃となり、
都心でも24度を記録しているので、桜の散るのも早くなることだろう。

ということで、
当地でも染井吉野が満開になってしまったので、
もう少し残っている新宿御苑の記事は後回しにし、
当地の開花状況を・・・・・。

団地の庭の大島桜は、満開を迎えたばかりなのに、
僅かだが散り始めている。


近隣の山桜は昨日満開になっていた(巻頭の写真)。
山桜は、自然交配が進んでおり早咲きのものや、
遅咲きのものなど何種類かあり、葉の色に特徴がある。
この桜は花がやや大きめで、大島桜の特徴もあるように見えるのだが・・・。


昨日は八重紅枝垂が2分咲程度になっていたが、
もしかすると明日には満開となっていることだろう。


下の写真はベランダからの3月28日の光景だが、
桜の開花はまだのようだった。


が・・・・30日には相当数開花し、


31日の今日はほぼ満開状況となった。


明日からは天気が崩れるようで、
曇りや雨の愚図ついた天気が続くと予報されている。(なたね梅雨?)、
4月7日ごろには寒の戻りもあるようで、
日中の最高気温の予報が11度となっていた。

下の写真は夕日に照らされる満開の桜群だが、
このような夕景が二度見られないまま散る可能性もある。


今年の桜は開花前後から満開に至るまでの間に降雨の記録がなかったためか、
花の色がやや濃いめとなっている。(20日から今日まで都心の降雨は0を記録)

今日は一日中風が強く当地の桜取材が出来なかったが、
明日は朝から近隣を回ってみようと思う。
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桜咲く新宿御苑その4 (大温室の熱帯の花など)

2015年03月30日 | あらかると

3月27日の「新宿御苑の桜撮影行」の第4弾は、
新築となって初めて見学することになった「大温室」の、
熱帯植物などを紹介。

大温室の見学順路に従って入っていくと、まず蘭の花が並んでいた。
中でも目立っていたのが蘭の仲間では最も有名で、
且つ「蘭の女王」とも言われている「カトレア」が見事に咲いていた。


他にも数々の蘭の花があったが、
混んでいたためにゆっくりと撮れない状況だった。
蘭の葉の上に小さな突起物が並んでいて、良く見ると花のようなので撮ったが、
帰宅後に拡大して見ると、花の後から撮っていた。
蘭の学名らしきものがローマ字で表記されていたが、名前は不明だった。


蘭の近くでは「タビビトノキ」が大団扇のごとく広がっていたが、
その反対側には、合歓の花のような花が咲いていた。
表記されていた名前は「スリナムゴウカン」で、
南米スリナム共和国産のゴウカンで、ゴウカンは「合歓」でネムの意。


大温室は前面ガラス張りで開放感があり、
場所によっては外の景色も見られる。
未確認だが下の写真中央上の紅色の桜は「横浜緋桜」か「陽光」であろう。


睡蓮が咲いていたが、この睡蓮は熱帯性の睡蓮であり、
調べたところ「クィーンオブサイアム」と言う種類のようである。


「ベニゲンペイカズラ」
名札があったのでその場で判ったが、
花弁の赤と萼の白から「源平」と名付けられたのであろうが、
花桃にも「源平桃」と言うものがあり、御苑内に植栽されている。


順路の出口近くにあった橋の上から下を覗くと、
真っ赤な花弁に黒や緑の蘂が寄り集まって出来た花があった。
名前が判らなかったために調べて見ると、
「ヒメバショウの花」であることが判った。


巻頭の写真はカンナの仲間の「タンドク」で、火焔のような咲き方が面白い。

大温室は余りにも初見の花が多く、
桜の時期が過ぎ、御苑が緑の芝生に包まれる頃に再訪して、
驚異の花たちをじっくりと撮って見たいと思う。

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桜咲く新宿御苑その3 (八重紅枝垂、江戸彼岸と10年前の御苑風景など)

2015年03月29日 | あらかると

桜園地、つつじ山、モミジ山と経由し、
「下の池」岸の「八重紅枝垂と紅枝垂」へと逍遥。
枝垂桜は満開で、平日にも拘らず多くの人を集めており、
ここでも外国人が多く、数ヶ国語の言葉が聞こえてきた。


この下の池に来ると私にとっての撮影スポットがあり、
機会があれば撮るようにしている。
それが、下の写真のような対岸からの枝垂桜の光景である。


最近は殆ど訪れることのない新宿御苑だが、
「上野恩賜公園桜情報(休眠中)」のHPを主宰していた頃は、
毎年のように訪れていた。
下の写真は2003年3月31日に撮ったほぼ同じ場所で、
私にとっては初めてのデジカメNIKON-E700で撮ったもの。
12年前の下の写真に比べ、上の写真では高層ビルが増えていた。


「イギリス式風景庭園」を経由し、玉藻池へと移動。
イギリス式風景庭園の芝生からは、
満開に近い紅色系の「江戸彼岸」が見えていた。


江戸彼岸を撮ったほぼ同じ位置から、
イギリス式風景庭園のシンボルである「2本のユリノキ」を入れて撮った。
都心にしては珍しい芝生の大広場である。


同じような場所から撮った2004年4月1日のイギリス式風景庭園で、
上の写真と比較すると、この方向にも2棟の高層ビルが増えていることが判る。
右端のビルの広告塔の文字はなくなっていた。


玉藻池の外周、大木戸休憩所、大温室前を経由し、


昼食をとる為の場所探し。
昼食はレストハウスの売店で買い求めた、
「京樽」の松華堂風の2段重ね弁当。
あちこち彷徨い、日本庭園の日陰のある芝生の上で昼休み。

途中の花壇で見つけた「ムルチコーレ・アップライトイエロー」
最近の草花は似たようなものが多く、しかもカタカナ・・・・。
今日訪れた「ゆいの花公園」で同じ花を見つけ、
ムルチコーレと判明したが、覚えられそうにはない。


「ジャノメエリカ」
「エリカの花」についてはヒットした「流行歌」などで知っていたが、
見たのは初めてで(見ては居たのだがエリカとは認識していなかったのかも)、
写真を撮るのも初めてである。
花の中心部の黒が、蛇の目のようである事からこの名前があるというが・・・。


巻頭の写真は、玉藻池に映る「高遠小彼岸」。
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桜咲く新宿御苑その2 (小彼岸、陽光、高遠小彼岸、大島桜、染井吉野など)

2015年03月28日 | あらかると

新宿御苑を訪問したのは昨日で、
凡そ7~8年振りであり、周囲には新たな高層ビルが出来ていた。

松戸に住むようになってからは、
交通の便が良い「千駄ヶ谷門」から入場しているが、
桜を見るにはこの門がお勧めで、
桜の木が多く植栽されている「桜園地」「下の池周辺」が近い。

「千駄ヶ谷休憩所」近くの「小彼岸」が満開との情報を得ていたので、
まずは小彼岸植栽地へ。
満開と言うことも3~40人近くの人を集めていたが、
半数以上が台湾か中国人で、欧米人が2割ぐらいで、
日本人は僅かに1~2割程度だった。


上の写真からも判るように、
御苑の桜の殆どは伸び放題なので、
地に着くほどに枝を伸ばし花を咲かせている。


小彼岸植栽地から「桜園地」へ移動。
この地では、陽光、高遠小彼岸、大島桜が満開で、
染井吉野が咲き始め、大寒桜が花の終期を迎えていた(巻頭の写真)。
巻頭の写真左の白い花に緑の葉をつけたのが大島桜、
中央のややピンク色を帯びているのが高遠小彼岸、
右側奥のやや赤みを帯びたのが陽光で、
上部に写っているのが、花を終えつつある大寒桜である。

「陽光」


「高遠小彼岸」
御苑内には高遠小彼岸が数本あるが、
これは新宿御苑のルーツが徳川家康から与えられた「内藤家の江戸屋敷」であり、
内藤家7代目の清枚が元禄4年(1691)に信州高遠城主となった事等、
に由来して植栽されているのではないかと思われます。
また、御苑の東側に隣接する地域は「内藤町」として現在でも残っている。


「陽光と高遠小彼岸」


「大島桜」


「染井吉野」
5分咲き近いものもあった(管理事務所前)が、
殆どの染井吉野は咲き初めだった。


「玄海躑躅」
桜園地に隣接するつつじ山で咲いていた躑躅で、
福岡県の玄界灘に自生することが名前の由来という。
現在では絶滅危惧種として指定されている。


「紅葉山の萌え若葉」


昨日はピーカンの雲ひとつない青空の下で撮ることが出来たが、
やはり、桜の花は青空の下が一番輝いている。
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桜咲く新宿御苑へ撮影行

2015年03月27日 | あらかると

3月23日、都心の桜に開花宣言が出されたということで、
写友と約して「新宿御苑」へ撮影行を挙行。

早咲きの、陽光や高遠小彼岸、小彼岸、江戸彼岸、紅枝垂、八重紅枝垂などが満開であった。


200枚ほど撮った為写真の整理がつかず、明日から順次紹介の予定です。

大温室も近代的建築様式で改築されており、多くの見物客を集めていた。
珍しい植物や花が多かったのだが、人の流れには逆らえず、
桜の時季をはずしてもう一度再訪してじっくりと見学したいと思った。


巻頭の写真は、開花を始めた染井吉野。
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